2012年4月29日日曜日

脂肪腫の切除手術を受けました

3月は、卒業生を送り出すこともあって大忙しでしたが、体の変化に気づいてちょっと困っていたのもブログを書けなかった原因でした。

昨年の8月頃、右肋骨の一番下の骨の付近に小さなコブのようなものを見つけました。その時は、「こんな所に骨の奇形があったかなぁ」といったような印象で、左右を見比べてもあまり差はなく、触ってみて右の方が少し出ているかなぁという程度でした。そのまま年明けを迎えて、年始に激しい腹痛のために何度か病院に通って点滴をしてもらっていたのですが、ふと脱衣所の鏡に写った自分の体を見たとき、小さかったコブが一口まんじゅうくらいの大きさにふくれあがっているのに気が付きました。赤く腫れているとか、黒ずんでいるとか、痛みがあるとかということは全くなく、ただボコっと盛り上がっている感じです。

触ってみると、柔らかくもなくガチガチでもなく、動かせそうで動かせないような感じでした。なんだろうなぁと思いながらいろいろ調べてみると、「脂肪腫」ではないかということが分かってきました。しかし、微妙に書かれていることと私の腫瘍の状況が違ったので、不安に思いながら子どもたちに迷惑はかけられないと思って、卒業式が終わるのを待って病院に行くことにしました。

3月末に病院へ行き、かなり時間をかけて検査をしてもらった結果、筋肉の中に腫瘍があって、傷は深くなるが現状なら比較的簡単に取り出せるということで、切除することになりました。(そもそも、この手の腫瘍の良性悪性の判断は、取り出してみないとわからないとか)というわけで、4月のはじめ(始業式の2日前)に病院で手術を受けました。私にとっては初手術でした。

当日、手術前に承諾書や問診票を提出し、血圧や体温を測って手術着に着替えました。執刀医や看護婦さんたちが普通に接してくれるので、あまり緊張もしないでいられました。点滴を一本打たれたあと、手術室まで歩いて行きました。手術着を脱いで手術台に寝たところで、手術担当の助手の方から「好きなアーティスト」について聞かれました。何のことやらわからなかったので「あまりこだわりはありません」と答えたら、私の年齢から推測して好きそうな曲を用意したとのことで、手術室で音楽が聞けることを知りました。

その後、局部麻酔の注射を何本か打たれて、意識のある中で手術が始まりました。はじめは普通のメスで切開していたようですが、途中から電気メスになったので、肉の焦げた匂いがしました。(ちょっとビリビリきたので麻酔を追加してもらいました)麻酔のために痛みはなかったのですが、脇の下に近いところなのでくすぐったいのが困りました。30分くらいで手術は無事に終了しました。

帰宅して麻酔が切れ始めたので、痛み止めなどを飲みました。縫われた傷口は、予告の通り5cmくらい。筋肉を切ったので、激しい筋肉痛のような痛みと、プールで足がつった時のような痛みが体のあちこちに表れました。抜糸が終わってかさぶたが取れかかった今でも、つった後のようなコリがあって、体のコントロールが上手く出来ない感じが残っています。体の抵抗力が落ちるのか、傷口を治すことに体が集中するのか、今まで絆創膏でかぶれたことがないのに、酷くかぶれてしまって困りました。気温が激しく変化すると、急に痛くなったりすることもあります。体というのは不思議なものです。

出てきたものが脂肪の塊だったので、脂肪腫で間違いありませんでした。良性のものでホっとしました。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

よくわかります。体温変わったり重たいもの持ったりすると痛みあり夜眠れなかったりします。
手術してみてはじめてわかります。無理しないようにお過ごしください。

yossy さんのコメント...

コメントをいただいたのに、長らく放置してしまって申し訳ありませんでした。m(_ _)m
手術からだいぶ経ちましたが、今でも寒さが厳しいときなど「ズキ」と痛むことがあります。手術とは、かくも体に負担を与えるものなのだと実感しております。