手軽に使える学習用コンピュータとして、Raspberry Pi(RPi)とIchigoJamに注目しています。コンセプトの違いはあるものの両方ともかなり気に入っていて、いろいろなところでオススメしています。
RPiとIchigoJamは、それぞれのコンセプトが違うだけでなく、使えるキーボードの条件も違います。現状で一番手に入りやすいのは、USBキーボード。RPiは、USBキーボードが使えるので問題はありませんが、IchigoJamは、PS/2キーボードにしか対応していません。PS/2キーボードは、以前は多くの種類が出回っていましたが、最近はかなり少なくなっています。ややこしいのは、現在販売されているIchigoJamは、キーボードの接続コネクタがUSBの形状になっていること。つまり、内部ではPS/2として動いていて、信号的にUSBにして出力するキーボードを使う必要があるのです。
先日、近所のHard Offへ行ったところ、SolidYearのACK-595というPS/2仕様のUSキーボード(SolidYear提供の情報がありませんでした)を2台見つけて衝動買いしてしまいました。
#そもそも、私はUSキーボードしか使いません。日本では、当然のようにJISキーボード(日本語キーボード)の方が品揃えが多く、USキーボードは選択肢が限られることになります。
普段RPiで使っているのは、PFUのHHKB Lite 2です。これは、普通のUSBキーボードなので、PS/2キーボードではありません。つまり、IchigoJamでは使えません。今回購入したACK-595は、HHKB Lite 2に比べると打鍵感はダメダメですが、PS/2キーボードです。何とかACK-595を、RPiにもIchigoJamにも使うことができないかやってみました。
先ずは、IchigoJamに接続してみます。PS/2接続の古いタイプのものには、そのまま挿して使えました。USB形状になった新しいものには、PS/2をUSBの形状に変換するコネクタを使いました。
これに挿すと、問題なく使うことができました。Amazonで安く購入できたので、2つ入りのものを購入しました。
#たくさん出品されているようなので、レビューを見ながら評判の良いものを選べば良いと思います。
このキーボードは、IchigoLatteでも使えました。なお、USキーボードを使う場合は、予めUSキーボードに対応したファームウェアに更新しておく必要があります。詳しくは、「ファームウェアの更新」を参考にしてください。
次に、RPiに接続してみます。先程のPS/2をUSBの形状に変換するコネクタを使ってみましたが、やはりダメでした。そこで、SANWA SUPPLYのUSB-CVPS1を使ってみました。
すると、自宅にある、初代RPi、RPi B+、RPi 2B、RPi 3Bで使えました。反応が遅いとか、途切れるとかというような問題もありません。これで問題は解決です。
ついでに、RPi 3の日本語入力を設定しました。
$ sudo apt update && sudo apt install fcitx-mozc
前々回や前回では、ibus-anthyやuim-anthyを使っていましたが、fcitx-mozcの方が評判が良いみたいなので、今回はこちらにしました。
この後、「sudo apt update && sudo apt upgrade」して、「sudo apt clean && sudo apt autoremove」しましたが、かなり時間を使いました。RPiには、安くなったときにまとめ買いした8GBのMicro SDカードを使っているのですが、upgradeが多すぎてできないというエラーが出ることもありました。必要なさそうなものを削除して、すべてのupgradeを終わらせましたが、これからはもう少し容量の大きなものを使った方がいいかもしれないと思っています。
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