仕事の効率化のために、キーボードのスイッチを使って思い通りの文字列を入力したり、それぞれのキーにいろいろな機能を持たせたりすることが長年の夢でした。Arduino LEONARDO系(ATmega32u4)の技術を使えばできそうだということはわかったのですが、本格的に取組むことができず時間だけが過ぎていました。
そんな折、Amazonでプログラム可能なマクロキーボードを見つけました。キーの数はそれほどいらないので、3*3の9キーのものを選んで購入しました。1つ目に買ったものは、付属していたユーザーガイドを頼りに、その中に示されていたURLから専用の設定変更ソフトをダウンロードしてやってみましたが、うまく設定変更ソフトと接続できず返品しました。ちょっと高かった2つ目(これがKoolertronというメーカーのもので、OUTEMUというメーカーのCherry MX互換赤軸キースイッチが使われていた)は、Amazonのレビューが豊富だったので行けるかなと思ったのですが、ユーザーガイドに書かれたURLから設定変更ソフト(これがAMAGというものだった)をダウンロードして使ってみてもうまく接続できませんでした。(AMAGの方が他のものでも使えるようで、汎用性が高い印象でした)
Amazonの商品ページのレビューを眺めていると「AMAGキーボードクライアント」なる文字列を発見。これをキーワードとして検索すると、ユーザーガイドらしきPDFファイルを見つけました。これは、マクロキーボードに付属していたユーザーガイドとそっくりで、設定変更ソフト(AMAG)のURLや説明動画のURLがリンクになっていたので、これを利用しました。再びダウンロードしたAMAGは、「amag.app.zip」という名前の全く同じものでした。このzipファイルを解凍したときに、「amag」と英文のPDFファイルが現れます。これをよく読む必要がありそうだということに気づき、苦手な英語にチャレンジすることにしました。(初見は拒否反応があるので読む気にもならない)
解凍されたPDFファイルには以下のようなことをする必要があると書かれていました。
- ターミナル(Terminal)を起動する
- 「gcc --version」と打って「return」キーを押す
- 「ruby -e "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/master/install)”」と打って「return」キーを押す(ここでパスワードの入力と、再び「return」キーを押すことを求められるので指示に従う)←インストール作業が行われるのでしばらく待つ
- 「brew install libusb」と打って「return」キーを押す←少し待つ
- 「brew install libusb-compat」と打って「return」キーを押す←少し待つ
ここまでで、基本的な設定は終了のようです。もしうまく接続ができなかった場合は、さらに英語の説明に従って作業をする必要があるようですが、今回はうまくいったようです。念の為、再起動もしました。1つ目に購入したものには、付属していた紙のユーザーガイドとは違うGUIの専用ソフトらしきユーザーガイドのPDFファイルが入っていたのですが、使い方が書かれていただけで、このような作業が必要なことが書かれていませんでした。残念。
おもむろに、マクロキーボードをUSBで接続し、AMAGを起動して「Connect」を押すと、マクロキーボードのデフォルトの設定が吸い出されて表示されました。これで設定変更ソフトからプログラムすることができるようになりました。AMAGを起動すると、アプリケーションの名前は「Bootmapper」となるのはどうしてなんだろうと素朴な疑問はあるのですが、使い込んでいくうちにさらに便利な使い方を見つけられるかもしれません。ちょっと楽しくなってきました。
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