自宅には、歴代のRaspberry Pi(RPi)たちがあるのですが、仕事の忙しさにかまけて放置状態になっていました。しばらくぶりに初代のRPi起動してみて、aptコマンドでアップデート作業を試みたのですが、うまくできずすぐに終了してしまいました。エラーの内容を見てみると、aptのリスト自体がなくなっているようなメッセージになっていました。これは、OSのサポートが切れているのではないかと考えて、自宅にある歴代RPiにインストールされているOSを確認することにしました。
Raspberry Pi OS(Raspbian)の世代を確認するためには、LXTerminalを起動して「lsb_release」コマンドを使います。
#FebShopさんの「ラズベリーパイ用OS Raspbianのバージョンの調べ方と歴代バージョンについて」を参考にしました。
#歴代Raspbianについては、ものものテックさんの「ラズパイに過去リリースされたRaspberry Pi OSをインストール」からたどることができます。
$ lsb_release -a
自宅にある歴代のRPiにインストールされていたOSは、以下の通りでした。
#エンクロージャーなどに収めてしまったRPiのモデルを確認するには、「$ cat /proc/cpuinfo | grep Model」を使えば確認することができます。
- RPi …Raspbian GNU/Linux 9.13(stretch)
- RPi + …Raspbian GNU/Linux 10(buster)
※小型タッチパネルモニタ一体型にしたものと併せて2台 - RPi 2 …Debian GNU/Linux 11(bullseye)
- RPi 3 …Raspbian GNU/Linux 10(buster)
※2台 - RPi 4 …Debian GNU/Linux 11(bullseye:64bit)
→2台のRPi 4の内、1台で使っていたmicroSDカードがダメな感じだったので、別のmicroSDカードを用意して最新のDebian GNU/Linux 12(bookworm:64bit)を入れ直しました。 - RPi 400…Debian GNU/Linux 11(bullseye:64bit)
- RPi Zero W…Raspbian GNU/Linux 10(buster)
ここから、各種RPiのアップデート作業を開始します。LXTerminalでの作業が続くのと待ち時間が長いのが難点ですが、以下のようなコマンドで順番に作業をしていきました。
#ラズバイの実さんの「【ラズパイ初心者おすすめ】RaspberryPiを、最新の状態にアップデートする方法」が参考になりました。
$ sudo apt update && sudo apt -y upgrade
$ reboot
$ sudo apt autoremove -y && sudo apt autoclean
$ sudo apt dist-upgrade -y
$ reboot
$ sudo rpi-update ※このコマンドは、頻繁に使うものではないようです。
$ reboot
$ sudo apt autoremove -y && sudo apt autoclean
初代RPiは、OS(stretch)用のリポジトリのリストがないということで、アップデートには失敗してしまいましたが、その他は、無事にアップデートを完了しました。どうやら、現在のサポート対象世代は「buster」以降で、「stretch」以前のOSでは、アップデートが上手く行かないようです。初代RPiは、古いOSでの動作確認に使うことにして、しばらくこのまま使っていこうと思います。
【追記】さらに、HPの筐体に入れて「PCのように使えるようにしたRaspberry Pi」として作ったものがあったことを思い出して、後からアップデート作業をしました。中身は、RPi 3でした。(2024.6.27)
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