様々な作業で常用している自作PC(Linux Mintで動かしている)には、256GBのM.2 SSD(SATA)を載せていたのですが、安く手に入れたものを実験的に載せたまま使っていました。楽器の試用やアンプ&スピーカーの実験、ロボットカー作りなどなど、いろいろなことをやっている中で、要所でPCが必要になる状況があって、ソフトをインストールするにも作業環境を整えるにもファイルを作るにも、SSDの容量不足が作業効率に影響するようになってきてしまいました。この容量不足を解消するために、起動SSDを容量の大きなものに換装(引っ越し)することにしました。
今回の作業は、技術評論社のgihyo.jpで公開されている「より大きな容量のSSDにデータ移行する」を参考にしました。コピー先として、512GBの普通のSATA SSDをPC内部に接続して、USBメモリにLinux Mintのブートイメージを焼いておいたものをPCに挿して起動しました。ここからの作業は、以下の通りです。
#PC内部に接続したコピー先として用意したSSDは、フォーマットされていなかったので先にFAT32でフォーマットしておきました。この作業が必要かどうかは検証していないので不明です。
- Linux Mint(Lm)メニューから「GParted」を検索して起動する。
- 起動したGPartedで、「GParted」メニューから「Devices ▶」とたどって、コピー元とコピー先のSSDが認識されているか確認する。(「View」メニューから「Device Infomation」にチェックを入れておくとこの後の作業が楽になります)
- コピー元のM.2 SSDのパーティションテーブルを確認し、コピー先のSATA SSDも同じ設定にする。(「Device」メニューから「Create Partition Table」を選択して、「partition table type」のプルダウンメニューから同じパーティションテーブルを選んで「Apply」ボタンをクリックします)
- コピー元の1つ目のパーティションの上にマウスカーソルをもっていって右クリックし、「Copy」を選択する。
- コピー先の未設定のパーティションの上にマウスカーソルをもっていって右クリックし、「Paste」を選択する。パーティションのサイズ変更などができるウィンドウが開くので、設定を変更せずのそのまま「Paste」ボタンをクリックする。
- コピー元の2つ目のパーティションの上にマウスカーソルをもっていって右クリックし、「Copy」を選択する。
- コピー先の未設定のパーティションの上にマウスカーソルを持っていって右クリックし、「Paste」を選択する。パーティションのサイズ変更などができるウィンドウが開くので、パーティションサイズを最大にしてから「Paste」ボタンをクリックする。
- GParted画面中央あたりにある緑色のチェックマークをクリックするとコピー作業が始まる。(気長に待つ)
- コピーが完了したら、起動に使ったUSBメモリを抜いて、コピー元のSSDをPCから外す。(Flagsの設定が引き継がれなかったので、「Partition」メニューから「Manage Flags」を選択して、「boot」と「esp」にチェックを入れました)
これで起動SSDのクローンは終わったはずです。この状態から、PCの電源を入れて起動させました。電源は入るものの、UEFIの設定をして起動ドライブの確認をしてから保存&再起動してもLinux Mintは起動してくれませんでした。電源ONの後、起動プロセスが動き出さない感じで、SSDのクローンは失敗したと判断しました。
#GPartedでM.2 SSDを見たときに、UEFIを使う場合の本来の設定とは違う設定になっていて違和感を覚えたのですが、それが原因かどうかは検証していないのでわかりません。
仕方がないので、OSの再インストール作業をすることにしました。幸い、もともと使ってたM.2 SSDはそのまま手元にありますので、USBに変換する基盤に乗せてPCに挿せば、中のデータを使うことができます。インストール先となるSATA SSDは、いろいろといじってしまったのでフォーマットからやり直してクリーンインストールすることにしました。無事にインストール作業が完了し、はじめに行う様々な設定を終わらせましたが、以前の状態に戻すにはまだ時間がかかるので、ぼちぼちやっていきたいと思います。
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