以前、スピーカーのエンクロージャーを自作したことについてまとめましたが、その後もスピーカー作りにハマって作り続けています。
#徐々に試してみたいことが増えてきて(複雑になってきて)、1つのスピーカーを完成させるのに時間がかかるようになってきています。
普段メインで使っている自作PCには、YouTubeなどでも大人気なDAISOの300円スピーカー(税込330円)をつないでいました。特に不満もなく快適に使えていたのですが、他のスピーカーを試すために抜き差ししたり移動したりしているうちに調子が悪くなり、音が出にくくなってしまいました。分解して中を見ると、スピーカーの導線が断線していました。この状態から、単純に修理するだけではつまらないと思い、修理のついで(?)にエンクロージャーを自作してみることにしました。
材料は、いつものようにDAISOで扱われている木箱や木の板、キルト芯(圧縮タイプ)などを使いましたが、コネクタやケーブルは、秋月電子やAmazonで購入したオーディオ用のものを使いました。その他に、バスレフポートを付けたり密閉性を高めるために隙間テープを使用したりして、チープなスピーカーユニットを常用するための工夫を盛り込んでみました。出来上がりはこんな感じになりました。
アンプについては、Amazonで見つけて2,670円で購入したVbestlife(←Amazonのショップページ)のZK-MT21(←YouTube動画)というBluetooth対応2.1chパワーアンプ(←これまで使っていたもの=TPA3116D2搭載)ではなく、同じくAmazonで見つけて1,699円で購入したSinilinkのXINYI Sini Audio(←YouTube動画=XY-C50L)というBluetooth、USBメモリ、AUX-INに対応したステレオD級アンプ(AP3050D搭載←データが見つかりません…)を使って音の確認をしました。
#同じアンプがいろいろなところで販売されています。私が買ったものよりもさらに安く扱っているところもあるようです。
同じスピーカーユニットでも、エンクロージャーとアンプを変えるとこんなにも音が変わるのかと思うほど、好みの音で鳴ってくれるようになりました。エンクロージャーの容積が約2Lくらいに大きくなったことで、音の響きが良くなったのかもしれません。300円スピーカーに付いているアンプは、低音を抑えてあるのであまり低音が響かなかったのですが、今回使ったアンプとバスレフポートの組み合わせで低音もよく鳴るようになったと思います。
反面、ボーカルの入った楽曲では楽器の音に厚みを感じるものの若干歌声が埋もれてしまうような印象でした。ナレーション入りの動画などでは特に問題は感じませんでしたが、ボーカルが入った曲をしっかり聴きたい場合はイコライザーなどで調節する必要があるように感じました。
#その後、ボンドで取り付けた側面の板に隙間があることがわかったので、密閉するために木工パテで埋めたところ、音の輪郭がはっきりするようになってボーカルもだいぶ聴きやすくなりました。
DAISO 300円スピーカーは、もともと値段の割に良い音で鳴ることで有名なスピーカーなので、低音が響かない代わりにボーカルがしっかりと聴こえます。そもそもこのスピーカーは、そういうバランスで作っているとも言えるので、バランスの調整はなかなか奥が深いと思いました。
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