2024年5月4日土曜日

スピーカーユニットと自作エンクロージャーを組み合わせてスピーカーシステムを作ってみた

以前、100均の材料でスピーカーユニットのエンクロージャーを作ってみましたが、その後もいろいろと材料や道具を買い込んで、試行錯誤しながら自作エンクロージャーを作ってみています。今回は、途中経過的な話にはなりますが、これまで試しに作ってみたものを紹介してみます。

今回は、過去に使っていた格安なアンプICモジュールではなく、Amazonで購入したVbestlife(←Amazonのショップページ)というところで取り扱われていたZK-MT21(←YouTube動画=Bluetooth対応2.1chパワーアンプ)を使いました。このパワーアンプには、TPA3116D2というアンプICが載っていて、似たような製品がたくさんあります。(全てにTPA3116D2が使われているかどうかまでは確認できませんでした)Amazonで2,670円で購入しました。

自作エンクロージャーは、主にDAISOで取り扱われている木製の箱や切れ端で作ったような木材・板材、MDF材などを組み合わせて作っています。吸音材としては、キルト用の芯(キルト芯)やカラーフェルトを使っています。これらの材料は、他の100均でも見ることがあるので、入手性は高いものと思います。

スピーカーをはめ込む穴は、ホールソーや自在錐を使って空けましたが、MDF板の切断は普通の両刃ノコギリを使いました。大きなものを作る場合は、ジグソーや丸鋸があった方が良いかもしれません。(ジグソーはあるけど、丸鋸は買おうか迷っている)

スピーカーユニットは、以前に紹介した「DAISOで購入したいろいろなもの」から取り出したスピーカーユニットを使いました。はじめて作ったものには、3.3Ωの磁石が見えないスピーカーユニット(以前の紹介で1番上の写真のもの)を使っています。あえて背面を密閉しないで、空き方を調整できるようにして音の違いを調べることができるようにしました。

スピーカーユニット自体が小さいので迫力には欠けるのですが、クリアで良い音に聴こえました。音源が距離的に近い感じに聴こえます。

2番目に作ったものは、以前の紹介で2番目の写真のスピーカーユニット(4Ω3W)を使いました。磁石が大きく低音が期待できたので、密閉式のエンクロージャーにしました。

高音から低音までしっかり聴こえてバランスが良い気がしました。演奏の中にいる感じが1番目のものに比べて増していて、好みとしては一番良いと思いました。

3番目に作ったものは、uxcellで取り扱われている5cmのスピーカーユニット(8Ω0.5W)をAmazon経由で購入して、これに合わせて作ってみました。1番目と同じように磁石が見えなくなっているタイプのスピーカーユニットで、低音は期待できなかったのですが、そんなスピーカーでバスレフ型のような形にしたらどうなるだろうと思って設計してみました。

予想以上に低音が鳴りませんでした。明らかに「スピーカーから出ている音」としか感じられず、すっかすかな音でした。単純に設計が悪かったということも考えられますが、用途が限られているように思いました。

今回、聴き比べのためにTASCAMDR-44WLという録音機材を使って空気録音をしました。ノイズが少なく雑音をあまり拾わないため、音の良さにも驚きました。ついでに、DAISOの300円スピーカーでも試してみましたが、自作エンクロージャーでは感じられなかった「空間(奥行き?)」が感じられてスピーカーユニットの特性の違いかなと思いました。

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