別のことで時間を使っていたために少し前のことになりますが、以前から取り組んでいたアンプICモジュールを使ったいろいろな実験の続きです。これまでは、安価なアンプICモジュールとしては定番とも言えるPAM8403(←Datasheet)が使われているものを主に使用していました。
#私が使っているものは、Amazonで見つけたかなり安価なアンプICモジュールで、6個入り999円(1個約167円)でした。
Amazonでは、PAM8403の他にも似たようなアンプICを使ったモジュールが販売されていて、使用感や音の違いを調べてみたいと思いました。今回購入したものは、PAM8610(←Datasheet)とTDA2822Mのそれぞれを載せたアンプICモジュールです。
PAM8403のときは、USB電源から5Vを供給していましたが、今回の2つを使うにあたって、電圧の違いによって動作が変化するのかも確認しようと思いました。そこで、かなり以前に購入していたYAZAWA(YZW)のACM1000という出力電圧を変えられるACアダプタがあったので、これを使って確認することにしました。ということで、比べてみた感想をまとめておきます。音源は、Linux Mintで動かしている自作PCからYouTubeの検証系動画で使われている音源を使いました。
〈PAM8403〉
- 増幅された音量は、今回比べた3つの中で真ん中くらい。
- 出力側の音量を上げすぎると、音がとぎれとぎれになって実用に耐えない。
- 総評としては、使えなくはないけど、好んで聴くレベルのアンプではない感じ。
※音質的には残念なところはあるが、音の出方を確かめるという点ではそこまで悪くない。 - チープなスピーカーと組み合わせて使うなら十分に役に立つ。
※そもそも安い(1個約167円)のだから多くを期待するべきではない。
〈PAM8610〉
- 増幅された音量は、今回比べた3つの中で一番大きい感じ。
- 1,000円を超えるアンプユニット(詳細は後日)と音量的には遜色がない。
- 7.5V〜12V(7.5V〜15V対応)で安定して使うことができた。
※5V程度では、全く音が出ない。今回使ったACアダプタの上限が12V。 - アンプICにはヒートシンク付いていて、動作時はほんのり温かいくらい。
- ボーカルやトークの声ははっきりしているものの、低音域はあまり強く聞こえず、低音がしっかり聞こえるまで音量を上げると、今度は高音成分がきつく感じるようになる。
- 総評としては、ぎりぎり常用可能なレベルだが、音楽を聴くのには向いていない。
- 基板には、シルク印刷で「HW-210」とあり、様々なところで類似品が作られている。Amazonで2個998円(1個499円)だった。
【参考】「EasyWordMall PAM8610」など
〈TDA2822M〉
- 増幅された音量は、今回比べた3つの中で一番小さい感じ。
- シルク印刷で1.8V〜12V対応となっているが、電圧の差で動作変化はあまりない。
※電圧が高いと、アンプICが非常に熱くなるので4.5V前後のあたりが一番良い感じ。 - 初めて使用した際、+−を逆につないでしまってアンプICを焼きかけて、かなり焦った。(余談だね)
- 実装されている部品点数がPAM8610のアンプICモジュールよりかなり少なく、表面実装部品が使われていない。
※改造ベースとして使っても面白いかもしれない。 - 出力側の音量を上げると、音の輪郭がはっきりする(ボーカルやトークが聴きやすくなる)。低音域もしっかり聴こえるようになってバランスが良いと感じる。
- 総評としては、音量の小ささに目をつぶれば、普段使いで問題なく使える。
- 参考になるようなよい活用事例を見つけることができなかった。Amazonで1個732円だった。
ということで、実際に比べてみた感想でした。徐々に沼にハマっていく予感しかしないのですが、実際にもう少し実用的なアンプを購入してしまっています。オーディオ関係の価格は青天井なので、価格が高いものは無理だとしても、身の丈にあった価格帯でより良いものを探したり試したり作ったりしながら、もう少し楽しんでみたいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿