2024年7月2日火曜日

中古で買ったアンプ内蔵の大きなウーファースピーカーシステムを試す

先日ふらっと立ち寄ったHARD OFFで大きなウーファースピーカーを見つけてその場で詳しく調べてみたところ、ビズライフという会社が取り扱っているX-BEAT(←ブランド名?)のDSP-2810BK(ブラック)というアンプ内蔵のウーファースピーカーシステムだということがわかりました。付属の左右スピーカーが別のものとセットになっているような感じで置いてあったので、とりあえず一緒に並べてしばらく眺めてみました。

中央の大きなウーファースピーカーは、インパクト大で使ってみたいと思えました。ただ、スピーカーユニット自体は、口径が10cmしかなく、周りの白色のプラスチックの縁(内側に青いLEDが仕込まれていた)を含めて16cmくらいになるので、一見すると口径16cmのスピーカーユニットのように見えて、迫力のある低音が期待できるような印象を与えようとしているようにも見えます。それから、左右スピーカーの1つに分解しようとして失敗したような傷があり、音が出るという点では問題ないものの、難アリの中古品(ジャンク手前)だったのです。買おうかやめようかと迷ったのですが、ウーファーの音も確かめてみたいし、エンクロージャーなら自分で作ってしまえばよいと考えて購入することにしました。

自宅に戻って、いつものようにLinux Mintで動かしている自作PCにつないで音を確認したところ、うるさいくらいに低音が響くスピーカーシステムだということがわかりました。曲によってはこのくらい低音が響いた方が良いこともあると思いますが、好みは分かれるところではないかと思いました。このスピーカーシステムは、アンプ内蔵で低音と高音のバランス調節ができるので、曲によって調節しながら使うのもありではないかと思いました。否、音楽を聴くというより映画を観るような用途で使う方が良いかなと思いました。

それ以上に問題だと思ったのは、とにかく明るいこと。青色のLEDが内蔵されていて常時点灯しているのですが、これが気になるくらいに明るいのです。中央のウーファースピーカーについているLEDには、白色半透明のカバーがかかっているのでそれなりに光が抑えられているのですが、左右のスピーカーは、透明なプラスチック筐体に黒いプラスチックでカバーがしてあって、透明部分から青い光が漏れてくるような作りになっています。PCのモニタ裏にウーファースピーカーを置いて、モニタの両脇に左右スピーカーを置くような使い方をすると考えると、画面を見ながら音楽を聴いたり映像を観たりする際に、光が気になって音楽や映画の世界に没頭できない気がしたのです。
#前のオーナーさんは、うるさすぎる低音かまぶしいLEDのどちらか(あるいはその両方)を改善しようと試みるも、うまく分解できずに断念したのではないかと推察しました。

まず、壊れかけた筐体からスピーカーを取り外して回路をたどって音声信号だけをスピーカーにつなげるようにしてから、エンクロージャー作りに取りかかりました。DAISO300円スピーカーによく似ていて、それよりも少し小ぶりなスピーカーが左右に2つずつついています。エンクロージャーは、いつものようにDAISOで扱われている木製の箱(容積にして大体1.3Lくらいのもの)を活用することにしました。また、このスピーカーにはもともとパッシブラジエータのようなものがついていて、低音重視なのがわかっています。それに習って、バスレフポート付きのエンクロージャーを作ってみました。

左右は同じように作ってありますが、2つのスピーカーの位置関係を90度に配置して、音の広がりを意図するような作りにしました。(2つのスピーカーユニットの内、片方のスピーカーユニットの+/-を逆に接続すると位相が逆になって音が小さくなるかもしれないとか、いろいろな実験の素材として面白いかも)実験的な意味合いもあって、底面をふさがずにオーディオボードの上に置くだけで閉じているので、持ち上げると音が響きにくくなります。現状では、十分に満足できる音を得ることができていますが、新しいアイデアを思いついたらまたいじり始めるかもしれません。

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