2013年7月21日日曜日

夏の飼育・栽培(2013)

本職が忙しくて時間がないところではありますが、隙間な時間を見つけて今夏の飼育・栽培活動についてまとめておきます。

まず、毎年取り組んでいるベランダ栽培は、種からの栽培を断念(梅雨どきに苗が腐ってしまった)し、近所のDIYショップで苗を安く購入してリトライしました。昨年度、葉物野菜を育てたときに使った、根っこだらけの土をカブトムシのフンとともにミキサーにかけ、しばらく日光消毒した後に肥料を足して栽培に使いました。栽培しているのは、キュウリとトマト。キュウリは、夏休み前に15〜20cmの少々こぶりなものが3本採れたので、塩で揉んで冷やして、クラスの子どもたちと一緒に食べました。トマトは、やっと実がついてきたところなので夏休み前に間に合いませんでしたが、どのくらい成長するか楽しみです。

飼育の方は、主に自宅で行なっていますが、繰り返し育ててきたカブトムシの世話で痛恨のミスをしてしまい、今年はまだ1頭しか羽化したものを見ていません。6月に「蛹化前の最後の世話を」と思ってマットの手入れをしたのですが、タイミングが悪く前蛹状態のものがおりました。蛹室を崩してしまったので、まだ動きのあるうちにとあわてて戻したのですが、やはり無理があったようでした。(怖くてまだ掘り出していません。orz)
#多分、蛹化不全、羽化不全を起こしているものと思われます。あまりにも痛い…。

一方で、活発に動くようになってきたオカヤドカリたちは、これで3回目の夏をむかえることになりました。先月までで越冬のための設備から開放され、昼間から元気に動き回る姿が見られるようになりました。餌も盛んに食べるようになり、サンゴ砂を散らかして困るくらい元気いっぱいです。そこで、久しぶりに水槽のレイアウトを変えてみようと思い立ちました。そもそも、長期で世話ができないことがあるため、自動的に給水するシステムにしてみようと思ったのがきっかけでした。

とはいえ、オカヤドカリ飼育がそれほど浸透していない(むしろ、越冬しない生き物だと思われているくらいな)地域でもあるため、専用の物を買い求めるのは難しい状況です。そこで、小動物用の自動給水器(池の部分とボトルの部分があるやつ)を購入し、ツルツルしたプラスチックにヤスリで傷をつけて入れてみました。オカヤドカリたちにとってはちょっと大きめですが、深さ調整のために入れた「ろかジャリ」と素焼きの人工石をうまく使って出たり入ったりしていました。
#水の中に入ったままの1匹がいるので、この後がちょっと心配。

人工海水や餌(ちょっと深い入れ物にした)も用意して、流木などでデコレーションしながら導線を確保して、とりあえず新しい飼育環境が整ったところです。この状態で1週間くらい放置できるものか、毎日様子を見ながら実験してみようと思っています。
#ついでに、小動物用の乾燥フルーツや乾燥野菜も購入してきて、オカヤドカリ専用餌と合わせて給餌しています。(ミルク系の添加物入りは避けています) 桜えびや揚げ玉も食べさせています。(ミルクや柑橘類以外は、本当によく食べます)

栽培も飼育も、細々とではありますがこれからも続ける予定です。とは言え、夏休み中にサンゴ砂の交換をしたいと思っているのですが、いつできることやら…。

2013年7月5日金曜日

自宅にある電子楽器じゃない楽器たち

以前に何処かで自宅にある電子楽器を紹介した気がする(忘れてしまったのでまたそのうち…)のですが、今日はそうじゃない楽器たちの中から、いくつかを紹介してみます。いずれもやってみたいと思って買ったものなので、総数は大したことはないのですが、自分がやりたいと思うかを基準にして買い集めています。

一番長く使っているのは、エレキベースです。高校生の頃に買ったAria Pro IIのオフホワイト(ある理由から日に焼けすぎている)のベースと、結婚してから買ったFERNANDESの黒いベースがあります。先日、音楽朝会で子どもたちの前で弾きましたが、正直なところ音を出せる程度にしか弾けません。我が子たちも小さい頃からベースの音が好きで、私の部屋でひとしきり遊んでいることがあります。

次によく使うのは管楽器です。演奏をするというより、音の出し方を見せる程度にしか使っていません。前任校にいた頃に買ったポケットトランペットは、島村楽器で購入したJ.Michaelで、安くておもちゃみたい(店員さんもそのようにおっしゃっていました)な楽器ですが、そこそこの音が出ます。(ところどころメッキが剥がれてしまって、見た目はあんまりですが…)買ったときに付いていたマウスピースがどうも自分に合わず、昔中古のトランペット(もらって数年でバラバラに壊れた)で使っていたYAMAHAのマウスピース(楽器とは別に買った)を挿して使っています。使い慣れていたからかもしれませんが、こっちの方が良い音が出せます。

もう一つの管楽器は、つい最近購入した、安くて有名なケルントナーのトロンボーンです。ポケットトランペットよりも安くて驚きましたが、そこそこの音が出ます。ちょっと強めに吹くとすぐに音が割れてしまったり、音を安定させるのが難しい感じがするところが難点ですが、値段相応といったところだと思います。マウスピースも期待をしていなかったのに素直に音が出ました。付属品の白手袋は、数回使ったらダメになりそうな代物(付けなくてもいいくらい)でしたが、デモンストレーションで音を出す程度なら、問題ないと思いました。

挑戦しようと思って買ったままになっているのが、バイオリンとウクレレです。バイオリンは、昔々石橋楽器で中国製のものが超安売りしていたので衝動買い(もともと憧れがあった)してしまいました。でも、弦がすぐに切れてしまったり、しばらく弾いていなかったら弓がボロボロになってしまったりしたので、余計にお金がかかってしまったという情けない楽器です。 見た目こそバイオリンの形をしていますが、どこかのおみやげ品に毛が生えた程度で全くいい音が出ません。それでも、練習程度には使えるかなという感じ。一番気に入っているのは、如何にもバイオリンケースと言えるような古めかしいケースの方です。(笑)

ウクレレも1台は純粋におみやげ品で、実際に海外旅行先でおみやげとして買って来ました。音は出るのですがチューニングが甘くなりがちで、頻繁に合わせなければなりません。余計な装飾が付いているのも楽器としての痛さを倍増させてくれています。(苦笑)しかし、日本で買ったもう1台はちゃんとした楽器で、チューニングもバッチリ安定しています。練習はこちらでやっていこうと思っていますが、現在はケースにしまったままです。(涙)

この他にも、安物のリコーダーやマラカスなどの楽器がありますが、個人的に思い出深いのがケーナです。これは、とあるフォルクローレバンドの演奏会の会場で購入したもので、当時子どもだった私のわがままを聞いて母親が購入してくれたものでした。民族楽器にも興味があるので、集めてみたい気持ちがあるのですが、電子楽器も含めてかなりの量があるので、どうしたら良いか思案中です。

次の楽器を買うときは、まず部屋の整理・整頓からやらなければいけないかも知れません。orz

今までの教員生活を振り返って「告白」というか「懺悔」というか…

「先生」と呼ばれる立場になって、今年で20年目(本採用18年目)となりますが、自分では日々精一杯子どもたちと向き合ってきただけで、長い年月を過ごしてきた実感が余りありません。毎年子どもたちも違うし集団の質も違うわけで、同じ方法を使っているように見えて、細部でカスタマイズしなければならず、「これをやれば完璧」という一般解があるようには感じていません。

ただ、どんな状況であっても、子どもたちに必要と思ったことは積極的に取り入れたいと思っているので、さなざまな教育活動の潮流に乗せて頂き、あれやこれやと手を出して来ました。それを支えてくれた、多くの方々には感謝のしようもないくらいありがたく思っておりますが、元々はいずれも門外漢ですから「専門」と言われるとかなりお恥ずかしい状況にあります。

例えば、「フラッグフットボール」は、大学受験生の頃から観ていたNFL好きがもとで取り組み始めたもので、初任の学校で「アメフトを教育活動に取り入れることは出来ないか」という提案があって研究を始めたことがきっかけになっています。当時は、フラッグフットボールの存在を知らず、タッチフットボールのようなイメージで考えていましたが、アメフト自体の日本での認知度が低く、子どもたちに教えることが難しいと感じて、教育的な価値を損なわない程度にシンプルでわかりやすくルールを作り変えて取り組んできました。今では、フラッグフットボール協会が配布している教材なども活用させていただいて、毎年少しずつ取り組んでいます。しかし、そもそもアメフトをやっていたわけでもなく、観ることが専門で特別な訓練を受けたわけでもない私がやっているわけですので、その質は推して知るべしなのではないかと思っています。

次に、これも長年続けている「金管バンド」の指導も、実は専門とはいえません。小学生の頃に、自分自身が金管バンドに所属していたことをきっかけに、その後も金管楽器と付かず離れずの関係にあったことが今につながっています。とはいえ、知識や技能の上では、指導者としての専門の訓練を受けたわけではありませんから、書籍に頼ってあれこれと勉強はしているものの、自己流のそしりを免れず、常に申し訳ない気持ちを半分くらい抱えながら指導をしているところです。これについても、楽器のメンテナンスや購入について相談に乗ってくれた学校関係者および楽器店の担当者の皆さんに支えられ、一緒に取り組んでくれた(くれている)先生方にも支えられて何とかやってこれたなぁと思っているところです。

最後に、フィジカル・コンピューティング(プログラミングやオープンソース活用を含む)については、最近の6年間で取り組んできたもので、本来中学校以上で取り組むべき内容を小学校でも出来ないかという実験的な取り組みに参加させていただいたことがきっかけになっています。趣味で細々とやっていた電子工作やオープンソースの活用が知識のベースにはなっていますが、どこかで習ったものでもなく、ただ断片的な知識があるだけでやっていますので、内心はビクビクしながらやっているというのが正直なところです。そんな状況にもかかわらず、多くの方に支えられて取り組めていることをありがたく思っています。今年も秋にまた取り組みたいと思っています。

というわけで、少々胸につかえていたことを「告白」してみました。よりよいものを日々探究しながら、常識にとらわれず(クリティカルな視点を忘れず)、日々子どもたちの前に立ち教え導くものとして努力を続けて行きたいと思っています。

2013年6月2日日曜日

運動会での金管バンド演奏

先日、無事に運動会が終わりましたが、久しぶりに金管バンド(音楽クラブ)の演奏での行進に取り組みました。これまでの学校では、9月に運動会を行なっていたため、十分に練習期間があったのですが、現任校では5月に行われるため、今までの4年間は断念しておりました。

昨年度、音楽クラブに入ってくれたのは、20人足らずの子どもたちだったのですが、4,5年生を中心に、まじめに練習する子どもたちが多く、欲張って2曲(内1曲はメドレーのような形なので実質短い3曲)をみっちり練習しました。この内、行進曲アレンジの「ヘビーローテーション」を運動会の行進曲として演奏したのでした。

熱心な学校からすると、「えっ?たったそれだけ?」と思われることでしょう。私自身もこれまでの学校では、短いものを合わせて5〜6曲はやっていましたから。夏休み中までに校歌、運動会の歌、得賞歌の3曲と、行進用の曲(「となりのトトロ」か「鉄腕アトム」+α)をやって、後半に発表会用の曲を1〜2曲やる感じでした。すると、1年間で人前で演奏できる曲が3〜4曲になるため、ちょっとした演奏会ができるわけです。そのため、赴任校の教職員の協力や理解、保護者の皆さんのご協力や子どもたちの熱心さもあって、年に数回発表する機会を頂いておりました。

ところが、現任校では発表の機会が限られているだけでなく、朝練習はできないし、放課後練習も簡単にはできません。月3回のクラブ活動と業間休みや昼休みを使った練習だけですので、無駄にできる時間は一切ありません。また、私自身が担任を持っているために、音楽クラブに没頭しているわけにもいきません。条件的にはかなり厳しい。この悪条件を子どもたちがカバーしてくれたのでした。

昨年度とほぼ同じメンバー+新しいメンバーを含めて30名弱に増えたため、運動会までは今までと同じ楽器&こちらが任意で指定した楽器という約束で練習開始。今までのメンバーが新しいメンバーに教える姿も微笑ましく、日に日に音が厚くなり、当日を迎える頃にはかなり安定した演奏ができるようになってくれました。

入場行進の「ヘビーローテーション」も閉会式の「得賞歌」も、出だしの音で会場の「お〜っ」というざわめきが聞こえて来ました。1音1音丁寧に音を作り、細かくタイミングを合わせる練習をして来ました。それが実を結んだ瞬間でした。何より、子どもたちの誇らしげな顔つきは、練習ではじめて校庭で吹いたときとは雲泥の差でした。短期間でしたが、子どもたちはこんなにも成長するものなのだということを改めて思い知らされました。

運動会終了後、正式に楽器を決めて新たに練習をはじめました。今年できたからといって、来年も同様にできるとは限りませんが、このサイクルを定着させていきたいと思っています。昨年度ともに指導してくれた音楽の先生や、今年度本校に赴任して一緒に指導してくれている音楽の先生、貴重な時間を音楽クラブに使わせてもらうことを承諾してくれた本校教職員の皆さんや温かい目で影で支えてくださった保護者の皆さん、そして、厳しい練習に耐えてがんばってくれた子どもたちに深く感謝しております。

2013年5月4日土曜日

Raspberry Piを使ってわかったこと(VGAとBluetooth)

このところ、使用頻度が高くなっているRaspberry Piですが、ここで新たにわかったことを2つ紹介しておきます。既知の現象のようなので、私自身の備忘のためなのですが…。

以前に購入した、HDMIとVGAを変換するケーブルを使って、自宅にあったSHARPの古い液晶モニタにRaspberry Piをつないでみようと考えました。はじめは、そのまま挿せば使えるだろうと思っていたのですが、どうもうまく表示しません(チラッとは映るのですが、すぐに消えてしまってその後は反応なし)でした。しばらく放置の後、先ほど@robo8080さんのつぶやきを拝見し、「これなら行けるか!」と実験再開。ちょっと情報を追加するために、ググって探したら「Raspberry Pi にモニタをVGA接続」というそのものズバリのブログ記事を見つけました。これらを参考にして、RaspbianをインストールしてあるSDカードの中に入っている「config.txt」をテキストエディタ(別のPC(Ubuntu)でやりました)で開いて以下の2つについてコメントアウトを外しました。

  • hdmi_force_hotplug=1
  • hdmi_drive=2

日本語ではありませんが、「HDMI to VGA Converter for Raspberry Pi & New Pi Enclosure Design Idea」という動画も参考になりました。これを観ると他にも設定しているようですが、私の環境では上で紹介した2つを変更しただけで無事に表示してくれるようになりました。

この実験の過程でわかったことがもう一つ。Bluetooth USBドングルを挿しっぱなしで使う場合、しばらくRaspberry Piに電源を入れていないとBluetoothドングルが反応しなくなるという現象が発生することがわかりました。以前にやったように電源をいれる前にBluetoothドングルを抜いておいて、起動してから挿す方法も試してみましたが、うまく認識してくれません。「壊れたのか?」と思ったりもしたのですが、電源を切ってしばらく放置し、再び電源を入れ直してみました。すると、BluetoothドングルのLEDが点滅し、無事にキーボードとマウスを接続することができるようになりました。なんだか天邪鬼な感じが否めませんが、気長に付き合っていこうと思っています。

2013年4月14日日曜日

Raspberry Piで改造したScratchを動かす

前回の作業で、ようやくRaspberry Piで動く改造したScratchイメージ(ScratchMyu4RPi.imageとScratchMotors4RPi.image)ができあがりましたが、今回は、これらをRaspberry Piで簡単に動かせるようにする方法をまとめてみます。

まず、改造したScratchイメージを「/usr/share/scratch/」の中に保存します。次に、以前にやったように、起動コマンドスクリプトを作ります。「/usr/bin/」内のscratchコマンドスクリプトのコピーを2つ用意して、scratchmyuとscratchmotorsという名前に変更しました。この2つのファイルを「/home/pi/」内にコピー(sudo cp …)して、Leafpadで開いて「IMAGE="/usr/share/scratch/…"」のところだけをそれぞれScratchMyu4RPi.imageとScratchMotors4RPi.imageに書き換えました。これを、再び「/usr/bin/」以下にコピー(sudo cp …)すれば、スクリプトファイル名がそのままコマンドとして使えるようになります。
#パーミッションの設定も確認しましたが、変更されていませんでした。

このままでも使えることは使えるのですが、いちいちターミナルを開いてコマンドを打ち込むのは面倒です。そこで、LXDEメニューに登録するところまで作業をしてみることにしました。

以前にKNOPPIXでやっていたので、これを参考にしながら作業を進めました。まず、「/usr/share/applications/」内のscratch.desktopファイルから2つのコピーを作って、scratchmyu.desktopとscratchmotors.desktopという名前に変更しました。次に、「/home/pi/」内にこの2つの.desktopファイルをコピーして、Leafpadで開いて「Exec=…」「Name=…」の2ヶ所を変更します。「Exec=」以下をコマンドスクリプトの名前にそれぞれ変えて(今回は、scratchmyuとscratchmotors)、「Name=」以下を任意の名前(メニューに表示される)にしました。これを、再び「/usr/share/applications/」以下にコピー(sudo cp …)すれば、LXDEメニューから起動することができるようになります。

そもそも、需要は少ないのかもしれませんが、これでだいぶ使いやすくなりました。自律型のロボットが完成するまで、もう少しな感じです。(^_^)

2013年4月11日木曜日

Raspberry Pi用にScratch.imageを改造する

前回の作業で、今まで他のLinuxで使っていた、改造されたScratchがRaspberry Piで動かないことがわかり、twitterでつぶやいたところ、Scratch Day 2013 in Tokyoの準備などでお忙しい@abee2さんから情報を頂きました。結論だけ言うと、Raspberry Piに含まれるScratchは特別なものであるため、他のScratchイメージを持ち込んでもうまく動かない可能性があるということでした。そこで、初体験ではありますが、Scratch.imageの改造をやってみることにしました。

改造と言っても、既に作成して頂いている.csファイルをRaspberry Pi付属のScratch.imageに組み込むだけです。参考にしたのは、「チェンジセット(差分集合)の書き出しと読み込みの方法」です。今回改造したScratchイメージファイルは、ScratchMyu4RPi.imageとScratchMotors4RPi.imageという名前にしましたが、改造の内容をまとめると以下のようになります。

まず、SensorBoardWithMotorからWeDoLight.1.csを書き出します。作業はMacBookでやりましたが、「チェンジセット(差分集合)の書き出し…」を参考にして難なくクリア出来ました。Macの場合は、「マウスの右ボタンをクリック」ではなく、項目を選択するとウィンドウの左側にスクロールバーが表示され、その上にスイッチらしきものが表示されるので、それをクリックします。また、特にSqueakVMとの関係を気にする必要がなく、Raspberry Piから持ってきたScratch.imageファイル(/usr/share/scratch/に入っていた)をダブルクリックするだけで勝手にSqueakVMで開いてくれました。予め「Scratch.image」を「ScratchMyu4RPi.image」などのように、別名で保存しておくとわかりやすいと思います。今回は、2つのイメージファイルを作ったため、別の名前で2つのイメージファイルを作ってから作業をしました。

問題は、チェンジセットを読み込ませたいScratchイメージファイルから起動して、シフトキーを押しながら「ファイル」メニューを開いても、「Exit User Mode」という項目が出てこないことです。そこで、よく知られた裏ワザとして、シフトキーを押しながら「SCRATCH」のロゴの「R」をクリックするという方法を使いました。シフトキーを押しながら「R」をクリックすると小さなメニューが表示されます。その中から「turn fill screen off」を選ぶとScratchの窓が少し小さくなって、右下にSqueakのデスクトップ(ワールド)が表示されます。あとは先述の「チェンジセット(差分集合)の書き出し…」を参考にして作業をすれば問題ありません。作業が終わったら、再びシフトキーを押しながら「R」をクリックし、「turn fill screen on」を選択してユーザモードに戻します。最後に、同じくシフトキーを押しながら「R」をクリックして、出てきたメニューの中から「save image for end-user」を選んで変更した内容を保存すれば、改造したScratchイメージファイルの出来上がりです。

こうして作ったイメージファイルをRaspberry Piに持ち込んだところ、無事に動いてくれました。\(^o^)/
#起動からLXDEメニューへの登録まで出来ましたが、詳細は後日書くことにします。