Squeak Etoysの最新バージョンである3.0が公開され、日本語環境を使えるようにするための置き換え用のファイルも公開されたというアナウンスがあり、早速使ってみました。
まずは本家のEtoysのサイトからMac版のEtoys(EtoysInstaller.dmg)をダウンロードしてインストールします。すると、いつもの「アプリケーションフォルダ」の中に「Etoys」というアプリケーションファイルがインストールされます。同時に、デスクトップにもエイリアスがつくられますので、それをクリックすればすぐに起動できるというわけです。
次に、日本語版のEtoysのサイトから以下の3つのファイルをダウンロードします。
- etoys.image (25.8MB)
- etoys.changes(1MB)
- etoys.mo(308KB)
さてここからが問題。アプリケーションフォルダの中には「Etoys」というファイルが1つでき上がるだけなので、これらのダウンロードしたファイルをどのように置き換えるのか迷うところです。ここは落ち着いて、Macのアプリケーションファイルの実体は、「アプリケーションとして起動できる圧縮ファイル」になっていることがあり、フォルダのように中に入ることができる場合があるのです。試しに「control+クリック」でポップアップメニューを出してみると、「パッケージの内容を表示」という項目があり、無事に中に入ることができました。
中には「Contents」というフォルダが1つだけあり、「Contents > Resources」とたどって行くと、etoys.imageと.changesがありました。これをダウンロードしたファイルで上書きしましたが、.moがどこにあるかわかりません。勘を頼りに「Contents > Resources > locale > ja > LC_MESSAGES」とたどって行くと、ありましたありました。この中のetoys.moをダウンロードしたファイルで上書きして、Etoysを起動すると無事に日本語環境が使えるようになりました。
ちょっと面倒ではありますが、やってみる価値はあると思います。
【追記】Mac用のインストーラを作っていただきました。更新すべきファイルを自動的に更新してくれます。
http://d-mts.com/download.html
大変便利になりました。(2009.5.30)
ついでに、Linux版のEtyosでもやってみましたが、こちらはコンソールを開いてコマンドを使ってちまちまとダウンロードしたファイルを上書きして起動しましたが、「subscript is out of bounds: 6」というエラーが出てしまって、日本語入力ができませんでした。
#表示は日本語になるのですが…。
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