2008年12月31日水曜日

エニグマ暗合機とZuse Zシリーズ

以前、あるコンピュータ雑誌に、「Zuse(ツーゼ) Z1」という機械式のコンピュータが紹介されているのを見て、「これはおもしろい」と興味を持ちました。現在のコンピュータは、電子的な回路によってできあがっていますが、それを機械的に作るというわけです。ちょうどシンセサイザーに対するパイプオルガンのように。

しかし、その仕組みを解説した資料になかなか巡り会えず、そのままになっていたのですが、ナチスドイツ軍が第二次世界大戦中に使っていた「Enigma(エニグマ)暗合機」について数学的な興味を持ったのをきっかけに、Zuseについてももう一度調べてみました。

Konrad Zuseは、Wikipediaにも紹介されていました。Z3と呼ばれるプログラム制御式コンピュータを開発したことで有名な方で、ドイツの技術者と紹介されています。英語のWebサイトも見つけました。Z1Z2Z3…なども紹介されています

Enigma暗合機は、第二次世界大戦中は解読不可能といわれた暗号機です。結果的には、イギリスのアラン・チューリングらによって解読されてしまいます。その仕組みは非常に複雑だったようですが、運用面でのミスから解読されてしまったというのは、現代に続く「人間が最大のセキュリティーホール」であるということを物語っていると思います。

Enigma暗合機をFlashで再現しているWebサイトがありました。手っ取り早くどんなものか知りたい方は、試してみてください。

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