次期Scratch 1.4のリリース候補版が公開されました。
http://info.scratch.mit.edu/Scratch_1.4_Release_Candidate
現在のところMac版とWin版のみです。そもそもMacユーザな私は、まずMac版を試してみました。一番大きく変化したところは、「演算」のコマンドが増えたことでしょうか。インターフェイスも若干変わって使いやすくなったように思います。
#「変数」の日本語2バイト文字の扱いについて、バグがあることがわかっています。
追加された機能も申し分ありませんし、WeDoとの親和性を高めるための拡張も行われており、これからの進展が楽しみです。
と書いて終わりでは何なので、Ubuntu 9.04上の(1)WineでWin版のScratch 1.4rcを試し、ついでに(2)Linux版の1.3.1のScratch.imageにMac版の1.4rcのScratch.imageを入れ替えてみました。
(1)については、メニューなどの日本語2バイト文字が正常に表示されない問題に遭遇しましたが、locale/ja.poのWinで使うフォントを設定するところに、明示的に「IPAゴシック」と書き込むことで正常に日本語が表示されました。ただ、私の環境ではWineで日本語入力ができない(多分どこかの設定をいじらないといけない)ので、日本語入力について試すことができていません。
【追記】Wineで日本語入力ができるようにしました。(ちょっと長い文になると変換できないのですが)Scratchでも日本語入力ができるか試してみましたが、残念ながら文字化けが発生して日本語は入力できませんでした。(2009.6.14)
(2)については、Mac版の「Scratch」の中身に侵入し、今までになかったプラグインをコピーしてUbuntu 9.04のScratch/squeak/3.9-8(同3.7-7も)へ持ち込みました。合わせて、Mac版に付属の「locale」の中身をすべてコピーし、Ubuntu 9.04のScratch/localeへ持ち込みました。これだけで、とりあえず使える環境が整いました。相変わらず日本語入力は不可能(Squeak 3.7-7を使っても文字化けする)なのですが、これも今後の対応に期待したいと思っています。
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