Linux版Scratchのdebian.12(scratch_1.4.0.debian.12_i386.deb)が出たので早速ダウンロードしてインストール作業をはじめました。
これまでにインストールしてあった「debian.*」は、「/usr/lib/scratch/」に「Scratch.image」などをインストールし、「/usr/share/scratch/」に「Plugins/」などをインストールする仕様になっていて、連携がうまくできていない(Scratchを起動しても「/usr/share/scratch/」の方は参照していない感じ)状態にありました。そのため、デフォルトで英語だけしか使えず、日本語などを使う場合は、「/usr/lib/scratch/」の方に必要なフォルダやファイルをコピーする必要がありました。
その点、今回の「debian.12」は、インストールされる場所そのものは変わっていませんが、「/usr/share/scratch/」を参照するようになり、日本語表示も簡単にできるようになりました。まだ、日本語のインライン入力はできないものの、テキストエディタなどで日本語文字列を作り、コピー&ペーストで日本語入力もできるようになりました。
#SqueakVM 3.7-7JPatchedを使わなくても良い。
普段使っているUbuntu 9.04(最近HDDを80GBにして、環境を再構築した)では、難なくインストール作業(dpkg -i)を終了し、動作も確認できました。録音にも対応して、ますます使いやすくなりました。
勢いに乗ってKNOPPIX 6.0.1でもインストール作業をしてみましたが、ことごとく失敗してしまいます。どうやら、「/etc/gnome/」というフォルダがないので作業が完了できなかったというようなことを言っているようです。(英語のエラーメッセージ)そこで、mkdirで「/etc/gnome/」フォルダを作りインストール作業を続行しました。すると、無事にdebian.12のScratchがインストールされました。
#合わせて阿部さんに作って頂いた「ja.po」などを「/usr/share/scratch/locale」に上書き保存しました。
これで、だいぶ実用レベルになってきました。すでにこれを使った活動を進めている最中です。子どもたちがどんなものを作ってくれるのか、とても楽しみにしています。
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