2009年11月28日土曜日

LinuxでArduinoを動かしてみました

先日、Make:Tokyo Meetingに参加して、Scratchな皆さんのところへ行ってきました。ついでに、どんなイベントなのか興味があったのでふらふらと会場を回ってきましたが、手作り電子楽器やさまざまな電子工作の展示&デモがあって、血が騒いできてしまいました。会場内で、電子部品の即売をしていたのですが、以前から私の周辺で話題になっていた「Arduino」のはじめようキット(発光ダイオードとかブレッドボードなどのセット)が安売りされていたので、「Arduinoをはじめよう」と一緒に衝動買いしてしまいました。

販売していた方に、「Linuxでも動きますか?」と尋ねたところ、「自分はやったことがないけどArduinoを動かすソフトはJavaベースだし、Linux用のパッケージも用意されている」とのこと。早速自宅へ戻ってArduinoのWebサイトからLinux用のtgzパッケージをダウンロードし、Ubuntu 9.10とKNOPPIX 6.0.1で動作実験をすることにしましました。
#もちろん、Mac用もダウンロードしました。(^_^)Mac用のものは、すぐに使うことができました。

ArduinoのWebサイトの情報によると、「sun-java6」が必要とのこと。幸い既にインストールしてあるので、それ以外に必要なものを追加でインストールしました。(Synapticパッケージマネージャを使いました)

  • gcc-avr
  • avr-libc

これで、Arduinoのソフトが動くはずなのですが、ソフトは起動するもののプログラムしたものがうまく動きません。(「wiring_analog.c」の77行めの「pin」の辺りがおかしいと言われる)何がいけないのだろうと思ってあっちこっち検索してみましたが、それらしい情報に巡り会えません。これは、よほどマイナーなことか、あるいは、よほど簡単なことなのだろうと考えて、取り合えずパーミッションの設定を確認しました。すると、「lib」フォルダや「libraries」フォルダ内の「*.jar」ファイルのパーミッションが、ことごとくリードオンリーに設定されていて、これを実行可能に変更しました。すると、難なくプログラムまでうまく動いたので、Arduinoへ転送してみました。これも難なくクリアし、LinuxからArduinoを動かすことに成功しました。
#はじめにUbuntu 9.10で確認した後、同様の手順でKNOPPIX 6.0.1でも動作確認できました。

そもそも、前回紹介した「KNOPPIX4Robo」で動かせるものがミュウロボだけだったので、他のものも動かせるようにしたいと考えて、Arduinoを動かせるようにと考えたのでした。Scratch&ミュウロボなどに比べて、Arduinoは格段にレベルが高いのですが、Scratchから動かせるような話やEtoysでも動かせる話も聞いたので、次はKNOPPIX4RoboでもArduinoが動くようにしてみたいと思います。

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