授業で使うために、約1年ぶりにKNOPPIX4Robo 1.1を更新することにしました。これまでの経緯は、リンク先からたどって頂ければありがたいのですが、いかんせん、本職が忙しくてなかなか本格的な更新作業に取り組めません。そこで、純粋に授業に使うものだけを収録した1.x系列の更新のみを行うことにしたのでした。
とは言え、既に1年前の話となっているので、sourceファイルを探すところからスタート。自宅にあるHDDのどこかにあったような気がしていたのですが、諸々の作業の合間に削除してしまったらしく、どこを探しても見当たりません。しかたがないので、昨年作ったKNOPPIX4Robo 1.1のCDから起動して、取り出すことにしました。
#この方法は、ある意味で効率的です。
更新作業は、(1)Scratchを更新してWeDoが使えるようにする、(2)Dolittle 2.1をインストールしてミュウロボが使えるようにする、の2つの作業を行いました。
(1)については、最新版のScratch 1.4のdebパッケージをインストール(sudo dpkg -i 〜)し、これまでと同様に、日本語poファイルを上書きしました。続いてWeDoに対応させるために、OLPC用のScratch-16.xoをダウンロードし、「.xo」を「.zip」にリネームして展開し、以下の作業を行いました。
#例によってabee2さんに教えて頂きました。
$ cd Scratch.activity
$ sudo cp WeDoPlugin-disabled /usr/lib/scratch/Plugins/WeDoPlugin
$ sudo ./installWeDoRules.sh
#「WeDoPlugin」ファイルのパーミッションを一般ユーザまでリード可能にしておかないと、思い通りの動作をしてくれません。
これで、Linux版のScratchでもWeDoが使えるようになります。
(2)については、わたやんさんのdebパッケージを利用して、インストール作業(Scratch 1.4と同様)を行いました。debパッケージを作って頂いたおかげで、本当に作業が楽になりました。今までLinux用にカスタマイズした状態で$HOMEに保存していたフォルダも、きれいさっぱり削除しました。これで、ちょっと軽くなりました。
ついでに、Etoys 4.0を同4.1(今見たら、4.1.1になっている…)に置き換えました。こちらは、debパッケージがないので手動でLinux用にカスタマイズし、LXDEのメニューに登録する作業を行いました。
という訳で、またいつもの長いコマンドと格闘しながらどうにかKNOPPIX4Robo 1.2のISOファイルを作ることができました。CDに焼いて動作確認をしましたが、2度の失敗の後、ようやく満足できるものができ上がりました。次は時間を見つけて、2.x系列の方に入っている、Arduino-IDEやProcessingの更新作業をして行きたいと思います。
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