2025年10月26日日曜日

volca sample2(サンプラー)を使ってみる

このBlogでも紹介してきたKORGのvolcaシリーズですが、volca fm2にはじまって、volca modularを買って2台になり、さらにもう1台volca sample2を購入して3台目となりました。今回もAmazonで少し安くなっていたものを、ためていたポイントも使ってお得にGetしました。

昔から、サンプラーには憧れがありましたが、さまざまな「音」に音階を付けて演奏できることや、「音」を加工して新たな音を創り上げることに興味をもっていて、いつかは手に入れて、使い倒してみたいと思っていました。待望のサンプラーを手に入れたので、直感的に操作しながら使い方を確認してみました。
#イマドキは、ソフトウェアでやってしまった方が効率的なのかもしれませんが…。(フリーのサンプラーソフトも結構あるみたい)

電源を入れた直後に出せる音を確かめると、1〜9のステップボタン(タッチスイッチ)にドラム音やSE音が割り当てられていて、ドラムマシーンのような使い方ができるようになっていました。試しに「▶(PLAY)」ボタンを押してみると、もともと設定されているSampleの音楽らしきものが流れました。内蔵されているドラム音やSE音が使われていて、ドラムマシーンのような感じでした。音を変更したいときには、1〜9のステップボタンの内、変更したい音のステップボタンを押してから、「SAMPLE(Sampleセレクター)」ノブを回して音を選びます。ステップボタンを押して音を確かめて、「SAMPLE」ノブを回して音を選ぶことを繰り返しながら、演奏に使いたい音を選んで気に入った組合せを作ることができます。
#そのまま電源を落とせば、初期設定の音に戻ります。

ステップボタンでの演奏では、お世辞にも演奏性が良いとは言えないので、長年愛用しているRolandのMIDIキーボード(PC−300)を接続してコントロールできるかやってみました。MIDIキーボードにつないだ状態で鍵盤を押すと、どの鍵盤を押しても同じ1つの音が出ます。MIDIキーボード側のMIDIチャンネルを変更しながら確かめてみると、volca sample2の1〜10のステップボタンには、そのまま1〜10のMIDIチャンネルが割り当てられていて、MIDIキーボードのMIDIチャンネルを「1」にすれば、ステップボタンの「1」に割り当てられた音が、MIDIチャンネルを「2」にすれば、ステップボタンの「2」に割り当てられた音が出るという仕組みになっているようです。ステップボタンに割り当てる音を変更することで、MIDIキーボードから様々な音のON/OFFをコントロールすることができるようになります。
#MIDIチャンネル10は、音を割り当てても発音しませんでした。「10」のステップボタンを押すとLEDが光るので、何か動いている感じです。

デフォルトでマルチチャンネルになっているMIDIチャンネルを1つのMIDIチャンネルに固定したい場合は、一度電源を切って「FUNC(FUNCTION)」ボタンを押しながら電源ボタンを押して電源を入れます。すると、グローバル・パラメータの設定ができるようになるので「10(Step10)」ステップボタンを押してから「SAMPLE」ノブを回すと1つのMIDIチャンネルを選ぶことができます。(「10」ステップボタンをもう一度押すと、マルチチャンネルモードに戻すこともできます)設定が終わったら「●(REC)」ボタンを押すと設定が記録されます。MIDIキーボードのMIDIチャンネルを合わせて設定すると、1〜9のステップボタンに割り当てられた音が、C3〜G#3までの鍵盤に割り当てられて格段に演奏がしやすくなりました。
#この設定は、電源を落としても保存されているので、次回以降は、同じ作業をする必要がありません。

試しに、volca sample2とMIDIキーボードのMIDIチャンネルを10にそろえてみましたが、問題なく演奏することができました。これならば、MIDIデータのドラムパートをvolca sample2に任せるという使い方も可能になります。別のドラムマシーンとチャンネルを共有して、音に厚みを出したり足りない音を補ったりするという使い方も可能になると思います。
#MIDIキーボードのモジュレーションとベンダーを触らなければ、ボリュームのコントロールもできました。何故かモジュレーションとベンダーを触った後は、ボリュームのコントロールができなくなりました。(相性問題の可能性もあり)

今回は、「音を出す」ことをメインに動作確認をしてみましたが、サンプラーの使い方としては、さまざまな音を使って、それを加工したり音程をつけたりして楽曲に活かすような使い方を目標としています。volca sample2のダウンロードサイトには、取扱説明書やMIDIインプリメンテーションチャート、各種アプリが用意されていて、追加のボーナスパックやサウンドパックなどもダウンロードできます。Macなどで録音したものを加工して使うこともできるらしいので、どんなことができるのか試行錯誤してみたいと思います。

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