以前、BehringerのPro VS MINI(Hybrid Synthesizer)をiMacにつないで、Behringerの「Download Center(ダウンロードサイト)」から入手した「SYNTHTRIBE」を使ってコントロールができるのかやってみて、うまく動かないことがわかったところまでを記事にしました。今回は、RD-6(Analog Drum Machine)を使って、iMacからコントロールできるかやってみたいと思います。
RD-6とiMacをUSB-Bケーブルでつないでから、SYNTHTRIBEを起動すると、自動的にRD-6が検出されて「Get Started」ボタンが表示されます。これをクリックすると、RD-6の本体の情報が表示されます。「General」タグでは、基本的な設定の確認・変更をすることができるようになっています。MIDIチャンネルの変更なども、このタグ内でできるようになっています。ファームウェアのアップデートが自動的に検出されるらしく、アップデートがある場合には「Firmware update is available.」というアラートが表示されます。アラート内の「OK」ボタンをクリックすればアラートの画面を閉じることができますが、アップデート作業が行われるまでは、毎回このアラートが表示されます。アップデートする場合は、SYNTHTRIBEのウィンドウ左側にある「Update」タグをクリックして、ファームウェアを更新する画面にしてから「Click to update」ボタンをクリックします。しばらく待つと、アップデートが完了したことが表示されました。(今回は、1.0.3から1.0.6へのアップデートでした)指示の通り10秒程度待ったあと、電源を入れ直して再起動します。
#「General」タグでは、工場出荷時の状態に戻すこともできるようになっています。
アップデートが終わったところで、SYNTHTRIBEからリズムパターンをプログラムしてみることにします。「Sequencer」タグをクリックしてシーケンス画面に移動すると、ドラムマシーンのリズムパターンをプログラムしたり、PC等に保存したり、RD-6本体に書き込んだりすることができるようになります。すべてが英語表記なので分かりにくいところもありますが、使ってみてわかったことをまとめておきます。(正しいかどうかは無保証ですので、参考にする場合はご自身の責任でお願いします)
| Pattern Group | 「Ⅰ」or「Ⅱ」 …パターングループを選択します。 |
| Pattern | 「1」〜「16」 …パターンの番号を選択します。 ※2グループ16パターンで32パターンのリズムパターンを本体に保存できることになります。 |
| 「Store」ボタン | 本体にリズムパターンを書き込む …本体から読み込んだもの、PC等に保存された「.seq」ファイルを開いたもの、自分でプログラムしたものなどをグループとパターンの番号を指定して書き込みます。 |
| 「Recall」ボタン | 本体のリズムパターンを読み込む …本体に保存されているリズムパターンをグループとパターンの番号を指定して読み込みます。 |
| 「Import」ボタン | PC等に保存されているリズムパターンを読み込む …「.seq」ファイルとして保存されているデータを「Sequencer」に読み込みます。 |
| 「Export」ボタン | 「Sequencer」で表示(プログラム)されているリズムパターンをPC等に保存する …「Sequencer」上に表示(プログラム)されているリズムパターンを「.seq」ファイルとしてPC等に保存します。 |
| 「Dump」ボタン | 本体内のすべてのリズムパターンをPC等に保存する …本体に保存されているすべてのリズムパターンを「.sqs」ファイルとしてPC等に保存します。 |
| 「Merge」ボタン | PC等に保存されている「.sqs」ファイルのデータで本体のリズムパターンを上書きする …「Dump」で保存した「.sqs」ファイルのデータを本体に上書きします。 |
長くなってきてしまったので、実際のリスムパターンのプログラムは、次回ということにします。
「Beringerの電子楽器をiMacからコントロールしてみる(RD-6)」
- リズムパターンのプログラム


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