2026年11月3日火曜日

古いサブノート(acer)で軽量OS(HAIKU OS)の起動確認をする

過去の研究で購入していただいた超古いPCたちを、Linuxなどを使って延命している話の続きです。(まだやってる…)今回は、acerのASPIRE one D250(PC Watchの記事)という、Atom N280(32bit)(←TECH POWER UPの記事)を載せたサブノートの延命に取り組んでみます。
#Atom N280の実力を検証(日経XTECHの記事)

これまで、Linuxを中心に軽量で古い32bitのPCもサポートするものを探していましたが、過去に使ったことのある「HAIKU」のことを思い出し、ちょっと調べてみることにしました。そもそも、古くからのMacユーザーは、「BeOS」というOSがあったことを知っていると思います。結果的に、macOSのベースにはならなかったBeOSでしたが、開発元のBe社がPalm社(現在はHP社傘下)に買収され、その後、BeOSが事実上消滅したことを受けて、BeOSを復活させる取組として立ち上がったのが「HAIKUプロジェクト」です。過去に、このBlogでも紹介したことがありますが、現在は、r1b5まで開発が進んでいます。
#ISSOHさんのTECH BLOG「Haiku OSとは|BeOS後継の軽量OSの特徴・インストール手順・使い道を解説」が参考になりました。

少々久しぶりとなってしまいましたが、早速ダウンロードサイト「Get HAIKU」からHAIKU OSの.isoファイルをダウンロードして動作確認をしていくことにします。作業は、いつものLinux Mintで動かしている自作PCで行います。ASPIRE oneでの動作確認をするため、32bit版の方をダンロードしました。ダウンロードフォルダ内に保存された.isoファイルの上で右クリックして、出てきたプルダウンメニューから、「起動可能なUSBメモリの作成」という項目を選択して「USBイメージライター」を起動します。あらかじめPCに挿しておいたUSBメモリを選んで「書き込み」ボタンをクリックすると、ブータブルUSBメモリをつくることができました。

できあがったブータブルUSBメモリをASPIRE oneに挿して電源を入れます。すると、起動プロセスが走りはじめて「HAIKU」と大きく表示されて、その下に(懐かしい)アイコンパレードが表示されました。しかし、起動途中でカーネルパニックが発生してしまい、ブートデバイスをマウントできないという主旨のエラーメッセージが出て「kdebug>」と表示されたところで止まってしまいました。また、CD/DVDからのブートでないと起動しないのではないかと考えて、.isoファイルをDVD-Rに焼いて(「K3b」を使用)ASPIRE oneにUSB接続のDVDドライブをつないで起動を試みましたが、同じ症状で起動が途中で止まってしまいました。

基本に立ち返るつもりで、HAIKUのサイトをGoogle先生に翻訳してもらいながら読み直してみました。すると、「Making a Haiku USB Stick」の中に、「Etcher」を使ってブータブルUSBメモリを作る方法が解説されていました。そこで、Linux版の「balenaEtcher-linux-x64….zip」をダウンロードして、解凍(展開)してみました。出てきたフォルダ内に、「balena-etcher」という実行ファイルがあったので、これをダブルクリックして起動します。後は手順通りに.isoファイルを選択してから、あらかじめPCに挿しておいたUSBメモリを選択し、「Flash!」ボタンをクリックしてしばらく待ちます。「Flash Completed!」と表示されてブータブルUSBメモリが完成したら、PCから抜いてASPIRE oneに挿して電源を入れます。しかし、また同じように起動途中でカーネルパニックが発生して、「kdebug>」で止まってしまいました。残念。

HAIKU OSの64bit版をDVDに焼いて作ったブータブルDVDを使って、自作PCの方で起動するか確認したところ、問題なくHAIKU OSが起動しました。同じように、32bit版のブータブルDVDを使って、自作PCが起動するかどうか確認してみたところ、途中で止まってしまってカーネルパニックで起動しませんでした。.isoファイルに問題があるのか、DVDの焼きミスか、そもそもASPIRE oneではうまく動かないのか、何度かisoファイルのダウンロードをやり直したり、DVDへの焼き直しをしたりして動作確認をしてみましたが、うまく動くことはありませんでした。32bit版のHAIKU OSは、私の手元にある環境ではうまく動かすことができないことはわかりました。

〈参考資料〉
・日本語ユーザーガイド