2026年9月28日月曜日

古いサブノート(acer)で軽量Linux(Linux LiteとZorin OS)の起動確認をする

過去の研究の中で購入していただいた超古いPCたちをLinuxなどを使って延命する連載(?)の3回目です。acerのASPIRE one D250(PC Watchの記事)という、IntelのAtom N280(32bit) (←TECH POWER UPの記事)を載せたサブノートの延命に取り組んでいます。
#「Atom N280の実力を検証」(日経XTECHの記事)に詳しい情報があります。

軽量で古い32bitのPCをサポートするLinuxディストリビューションを探して起動確認をしている中で、これまで触れることがなかったディストリビューションをいくつか試してみることにしました。今回試用したのは、「Linux Lite」と「Zorin OS」です。いずれも軽量Linuxとして、古いPCの再生や延命のために選ばれているようです。基本的な情報をまとめておきます。

〈Linux Lite〉※公式サイトは広告だらけで見にくいです

  • 現在のバージョン…Linux Lite 8.0(2026.6.1)→8.2(2026.11.1)
  • ベースのLinux…Ubuntu
  • デスクトップ環境…Xfce

※「Linux Lite WiKi」より

〈Zorin OS〉

  • 現在のバージョン…Zorin OS 18.1(2026.4.15)、
  • ベースのLinux…Ubuntu
  • デスクトップ環境…GNOME Shell、Xfce

※「Technical details about Zorin OS.」より

それぞれの最新バージョンは、64bitサポートになっていて、32bitには対応していません。そこで、少し古いバージョンではありますが、32bitに対応しているLinux Lite-3.8-32bit(←SOURCEFORGE)とZorin OS Lite 15.3(←SOURCEFORGE)を使うことにしました。それぞれダウンロードサイトから.isoファイルをダウンロードして、.isoファイルの上で右クリックして出てきたプルダウンメニューから、「起動可能なUSBメモリの作成」という項目を選択して「USBイメージライター」を起動して、ブータブルUSBメモリをつくってみました。それぞれ、別のUSBメモリを使ってブータブルUSBメモリを作りました。

できあがったブータブルUSBメモリをASPIRE oneに挿して、電源を入れて起動確認をしてみました。まず、Linux Liteの方は、起動するとPC本体へのインストールを含めた設定ウィザード「Welcom to Linux Lite」が表示されます。また、デスクトップ上には、PC本体に内蔵しているVolume(ドライブ)とインストールアプリ、「Help Manual」のアイコンが並んでいました。

左下の「Menu」から起動するソフトを選べるところやタスクバーに並んだアイコンを見ると、Linux Mintにも似ていて操作性はよい感じです。LibreOfficeやVLCなどもインストールされているので、ちょっとした作業でも使うことができると思いました。Bluetoothも動作させることができるので、フィジカル・コンピューティングにも活用可能だと思いました。次に、使用感を確認するためにWebブラウザー(Firefox)を使ってみました。日本語サイトは日本語フォントが入っていないため文字化けだらけでしたが、閲覧することは可能だということはわかりました。(このBlogと阿部寛のサイトで確認しました)一方で、残念ながらYouTubeを開こうとすると、セッティングの変更(ブラウザーの更新)を促されてしまいました。

Zorin OSの方は、Linux Liteよりも起動が少し速かったように思います。起動時には、Linux Liteのような設定ウィザードは表示されず、デスクトップ上には、起動USBメモリとPC本体に内蔵しているVolume(ドライブ)、インストールアプリが並んでいました。デスクトップ環境は、Linux Liteとは操作感が異なりますが、使いにくいとは感じませんでした。左下の「Zorin」メニューからは、LibreOfficeや動画再生ソフト、動画作成ソフトなども使うことができて、教育用途向けなのではないかという雰囲気を感じました。現在では非力となったPCで、どれだけのことができるのかは未知数(期待は薄い?)ですが…。Bluetoothにも対応しているというのもポイントが高いです。Webブラウザーは、Firefoxがインストールされていますが、日本語表示にも対応していて問題なく閲覧することができました。予想外で嬉しい誤算でした。YouTubeは、こちらもダメでしたが…。

いずれにしても、デスクトップの見た目は大きく違いますが、両方とも特に問題なく動くことがわかりました。共通の大きな課題としては、32bit版のサポートが終了していること。これから長く使えるものではないので、PC本体へのインストールは現実的ではないと思います。両方ともUbuntuベースなので、本家が32bitをサポートしないとなれば、致し方がないと思います。その上で、どちらを使い続けたいかと問われたら、どちらかというとZorin OSを選びたいと思いました。

2026年9月21日月曜日

古いサブノート(acer)で軽量Linux(Puppy)の起動確認をする

過去の研究の中で購入していただいた、超古いPCたちの延命を図る話の続きです。今回もacerのASPIRE one D250(PC Watchの記事)という、IntelのAtom N280(32bit) (←TECH POWER UPの記事)を載せたサブノートの延命に取り組みます。
#「Atom N280の実力を検証」(日経XTECHの記事)に詳しい情報があります。

私が愛用しているLinux Mintも、その本家であるUbuntu(Debianベース)が32bit CPUのサポートを終了してしまったため、32bit CPUで動く新しいものは存在しません。これまで、32bitのLinux Mintで動かしていたサブノートたちも、軒並み「サポート切れ」の警告が出るようになってしまいました。ネットにつないで動かしたいこともあるので、無視して使い続けるわけにも行きません。そこで、32bit CPUに対応したLinuxディストリビューションを探すことにしました。
#これまで、Linux Mint(LMDE 5)を使っていた話は、「32bit CPUの古いサブノートPCにLinux Mint(LMDE 5)をインストールして延命を図る」をご覧ください。既にLMDEにも32bit版がなくなっています。

前回は、Slaxを使って起動確認をしてみました、今回は、これまでにもたびたびお世話になっている、Puppy Linuxを使って起動確認をしてみたいと思います。ちょっと調べてみると、bitWalk’sさんの「Puppy Linux」を紹介する記事でも、Puppy Linuxですら64bitがメインになっている状況。そもそも、Puppy Linuxは他のディストリビューションとの違いが大きくて、独立独歩のイメージだったのだけれど、他のディストリビューションを取り入れることになってから、「Puppyでなければならない」と思えることが少なくなってしまったり、これまでの使用感が大きく変わってしまってやりにくさを感じてしまったりで、ちょっと遠ざかっていました。しばらくぶりにPuppy Linuxの現状を確認しながら、サブノートの延命に取り組んでみたいと思います。

Puppy Linuxのフォーラムでは、現行の「Puppy Linux Distro Collection」のページがありました。この中で候補になるものは、Debianベースの「TrixiePup32_Retro(32-bit)」、Ubuntuベースの「NoblePup32(32 bit) +Debian」、Slackwareベースの「S15Pup32(32 bit)」の3つに絞ってみました。
#寿命という意味では、DebianとUbuntuは両方とも32bitのサポートを終了しているので、最終的にはSlackwareベース一択になるのかなと思われます。

「Puppy Linux Distro Collection」から、それぞれのディストリビューションの.isoファイルをダウンロード(各ファイルは、SOURCEFORGEにあります)したら、ブータブルUSBメモリを準備していきます。今回は、自宅に在庫があった1GBと2GBのUSBメモリを使うことにしました。作業は、いつものLinux Mintで動かしている自作PCで行います。Linux Mintのメニューから「アクセサリ」→「USBメモリフォーマッター」を起動して、USBメモリを「exFAT」でフォーマットしておきました。

手始めに、「S15Pup32」の.isoファイルを使ってブータブルUSBメモリを作ります。.isoファイルの上で右クリックして出てきたプルダウンメニューから、「起動可能なUSBメモリの作成」という項目を選択して「USBイメージライター」を起動ブータブルUSBメモリをつくってみましたが、サブノートに挿して起動すると、起動プロセスが表示された後、「grub >」と表示されて操作を促される状態になりました。grubのコマンドはあまり使ったことがなかったので、「help」コマンドで確認をしてみたのですが、あまりにも手がかりがなさすぎて手詰まりな状態になってしまいました。ブータブルUSBメモリを自作PCに挿して中身を確認してみると、ドライブ直下に「README.txt」がありました。Google翻訳にもお世話になりながら読んでみましたが、システムの構成について記述されているだけで解決のヒントになるような情報がありませんでした。残り2つのディストリビューションでも試してみましたが、結果は同じでした。

LinuxでもブータブルUSBメモリは当たり前のように使われているので、これでうまく行かないということが頭の中で受け入れられず、起動には成功したのでしばらくいろいろと調べて試行錯誤してみましたが、「grub >」より先に進むことができませんでした。ならばと、Slaxのときと同じようにブータブルCDを作ればうまくいくのではないかと考えて、やってみることにしました。Linux MintにインストールしているK3bを使って「S15Pup32」のブータブルCDを作りました。ASPIRE one D250には光学ドライブが付いてないので、USB接続の外付CD/DVD/Blu-rayドライブを使って起動確認をしてみます。すると、問題なく起動してくれました。ブータブルUSBメモリでのGrubのつまずきは、menu.lstなどが見つからずに起動が止まってしまっていたようで、ブータブルCDからならすんなり起動したので、ここにも乗り越えられない壁があったのかもしれないと思いました。(時間があれば、もう少し追究してみたい気もしますが)

起動したS15Pupは、RAMに保存された状態で動いてくれるので快適そのものでした。起動時に、設定を日本語にすると再起動を促されるので指示に従いました。諸々足りないためか、表示される日本語に文字化けがあったり、日本語化できていないところが多かったりしましたが、取りあえず使えることがわかりました。USBメモリから起動することができれば、改造が容易なPuppyをより便利なものに変更することができて、そのままPC本体にもインストールできてしまう気がしますが…。Puppy Linuxの日本語フォーラムには、日本語化に関する記事(「日本語で使えるパピーの一覧」など)があったので、これらを参考にしながら日本語が使えるように挑戦していきたいと思います。

2026年9月13日日曜日

古いサブノート(acer)で軽量Linux(Slax)の起動確認をする

過去の研究の中で購入していただいた超古いPCたちをLinuxなどを使って延命しています。今回は、acerのASPIRE one D250(←PC Watchの記事)という、IntelのAtom N280(←TECH POWER UPの記事)(32bit)を載せたサブノートの延命に取り組んでみます。
#より詳しくは「Atom N280の実力を検証」(日経XTECHの記事)に紹介記事がありました。

軽量で古い32bitのPCをサポートするLinuxディストリビューションを調べていくと、「Slax」がヒットしました。遠い過去に少し触れたことがあるかなくらいの認知でしかありませんでしたが、これを機会にちょっと使ってみようと考えて、早速.isoファイルをダウンロードしてみました。1つ目は、Slackwareベースのもので、現在でも32bit CPUのサポートを継続中とのことでした。2つ目は、Debianをベースにしたもので、既に本家では32bit CPUのサポートを終了しているため、これからも継続して32bit CPUがサポートされるかどうかわからない感じです。使用感の確認もしたかったので、一応2つともダウンロードして動作確認をすることにしました。

はじめに、ブータブルUSBメモリを作成することにしました。作業は、いつものLinux Mintで動かしている自作PCで行います。ダウンロードした.isoファイルを右クリックすると「起動可能なUSBメモリの作成」という項目が表示されるので、これを選択すると「USBイメージライター」が起動します。「USBメモリ:」を選択するところで、ブータブルUSBメモリにするために用意したUSBメモリを選択します。今回は、2GBのUSBメモリを用意しました。「書き込み」ボタンをクリックしてしばらく待つと、書き込みが完了した旨のメッセージが出ます。これをASPIRE oneに挿して起動すればよいはずです。

BIOSの設定を確認して、USBメモリからの起動を優先にして起動を試みました。しかし、どちらの.isoファイルで作ったブータブルUSBメモリでも、USBメモリから起動しませんでした。Linux Mintで「ディスク(GNOME Disk Utility)」アプリを起動してUSBメモリの状態を確認しましたが、ブータブルになっていないし変更することもできません。つまり、ブータブルUSBメモリになっておらず、単に.isoファイルの中身がコピーされたUSBメモリになっていただけだったということです。理由がわからないまま試行錯誤して、「Raspberry Pi Imager」などの他の道具を使ってみたり、Macでもやってみたりしてみましたが結果は同じでした。

わかったこととしては、「ディスク」アプリを使ってUSBメモリのフォーマットを「FAT 32」や「exFAT」でフォーマットしたあと、「設定」マークから「パーティションを編集」を選択して「ブータブル」にチェックを入れても、.isoファイルでブータブルUSBメモリを作ろうとすると、ブータブルに変更できないフォーマットになってしまうということです。
#USBメモリのフォーマットを確認すると、「ISO 9660」になっていて、本来はCDやDVDなどに用いられるフォーマットになっていました。

USBメモリの中身を確認すると、ドライブの直下にreadme.txtファイルがあったので、Google翻訳にもお世話になりながら読んでみました。すると、USBメモリから起動させたい場合は、「boot」フォルダ内の「bootinst.bat」をWindowsで実行するようにというようなことが書かれていました。「boot」フォルダ内には、確かに「bootinst.bat」がありました。(Windowsがなければダメというのも如何なものかと…)これをテキストエディタで開いて読んでみましたが、「BOOTFLAG」を追加するためのbatプログラムが書かれていて、うまく動けばブータブルUSBメモリに変更ができるのだろうということくらいしかわかりませんでした。
#後に、そもそもブータブルUSBメモリの作り方が違うのだということがわかりましたが、詳述すると長くなるので、また後日。

仕方がないので、.isoファイルをCD-Rに焼くことにして、Linux MintにインストールしているK3bを使ってブータブルCDを作りました。ASPIRE one D250には光学ドライブが付いてないので、USB接続の外付CD/DVD/Blu-rayドライブを使って起動確認をしてみます。すると、Slackwareベースの方もDebianベースの方も問題なく起動することがわかりました。久しぶりにブータブルCDを作る作業をしたので、K3bの使い方も忘れかけていてうまくできているか心配でしたが、SlaxのGUI画面が起動してホッとしました。しかし、メニューの中にPC本体へのインストールを行うツールが見当たらないので、ここからさらに試行錯誤が続く模様。Slaxは、簡便なインストーラーがないことでも有名だったような…と古い記憶が蘇ってきました。このところしばらくは、親切設計なディストリビューションばかりを使ってしまっていたため、面倒な作業が必要なSlaxを使うとなると甘いことは言っていられません。orz

2026年9月6日日曜日

今と昔の吹奏楽器を試奏してみた〜「昔」編

前回の続きです。前回は、NUVOのRecorder+とDooD 2.0について紹介しました。今回は、歴史的に古くから今日に至るまで長く親しまれてきた楽器や民族楽器に分類されるような楽器を紹介していきたいと思います。

(1) ソプラノリコーダー(YAMAHA)

ソプラノリコーダーは、多くの人が「学校で学んだ」思い出の楽器ではないかと思います。「縦笛」を代表する楽器とも言えます。もともとは、中世ヨーロッパが起源のようですが、安価で音が出しやすい吹奏楽器として、日本では音楽教育に用いられる楽器として定着していると思います。「リコーダー誕生ストーリー」には、その歴史や構造などについての解説があります。海外でも使われている事例(取組)があるようですが、日本ほど普及をしている事例を見つけることができませんでした。「小鳥のさえずり(to record)」をイメージさせる音から「リコーダー」と名付けられたという説があり、楽曲の中でもそのイメージで使われる曲もあります。現在、普及しているリコーダーはABS樹脂で作られているものが多いですが、昔ながらの木製のものも作られているようです。指で抑える穴は、表側に7箇所(その内下から2箇所は穴が2つずつ)と裏に1箇所あります。

(2) ケーナ(A.Pintosアルノルド・ピントス=アルゼンチン)

ソプラノリコーダーよりも原始的な楽器で、フォルクローレでよく使われる楽器です。音を出す仕組みは、日本の尺八と同じなので日本人には馴染みのある音に感じるかもしれません。もともとは、南米ペルーのあたりで使われていた楽器だったようですが、民音音楽博物館の「ケーナ」のページには、「葦笛」と紹介されています。私が持っているものは竹製のもので、コンサートで音を聴いて欲しくなってしまって、物販コーナーでCDや教則本と一緒に購入したものです。(学生の頃だったか…)ケースを手作りして保管していたためか、年代物の割にきれいな状態で使えています。時々音を聴きたくなって、取り出して吹いては手入れをしてまたしまうというような程度の使い方なので、それほど使い込んではいません。吹き方が尺八と似ていると言われていますが、尺八を吹いたことがないのでどこまで似ているのかはわかりません。ケーナは、物悲しい雰囲気(主観です)の高い音が気に入っていますが、同じくらいの大きさの尺八もあるようなので、吹き比べる機会があったらやってみたいと思っています。(吹き口の形が違いますね)指で抑える穴は、表に6箇所と裏に1箇所あります。

(3) スリン(=バリ)

インドネシアの民族楽器です。民音音楽博物館の「スリン」のページには、ガムランの演奏などで使われている竹製の笛であることが紹介されています。私が持っているものは、バリ島へ旅行に行った際、お土産店で楽器として使えるものがないか探して購入したものです。現地でガムランの演奏も聴きましたが、そこではスリンを使っておらず、実際に吹き方もわからない状態で購入しました。(「簡単に音が出る」ことだけ教えてもらいました)実際に吹こうとすると、リコーダーやケーナとは吹き口の位置が大きく違うことに違和感を覚えると思います。リコーダーと同じようにラビューム(エッジ)があるのですが、下側に付いているので吹いた息は下から出てきます。とは言え、吹きにくいとか音が出しにくいということはなく、むしろ簡単に音を出すことができるというのがまた意外です。指で抑える穴は、表だけに6箇所で裏にはありません。楽器としては、とてもシンプルな楽器と言えると思います。
#余談ですが、購入時にケースが付属していなかったので、30cmものさし用の袋を購入して使ったところ、シンデレラフィットで我ながらGoodアイデアだと思いました。

(4) 篠笛(SUZUKI)

和楽器の一つでフルートと同じ横笛の仲間です。民音音楽博物館の「篠笛」のページでは、「篠竹」で作られたことから「篠笛」と呼ばれるようになったのではないかと書かれています。「篠笛文化研究社」に詳しくまとめられていて、日本の伝統的な楽器の一つで、さまざまな芸能に使われていることがわかります。私が持っているものは、SUZUKIの「篠笛」で「六本調子(SNO-04)」と「八本調子(SNO-02)」の2本です。六本調子は、B♭調なのでトランペットなどと同じです。八本調子は、C調なので学校でもリコーダーなどと一緒に使うことが楽にできると思います。ABS樹脂製なので手入れも楽です。反面、「音を出す」ということについては、なかなか安定させることが難しく、修練が必要です。指で抑える穴は、表に7箇所で裏にはありません。

(5) ティンホイッスル(アイリッシュ・ホイッスル)

リコーダーの歴史について調べていたときに、たまたま見つけてしまったのが「ティンホイッスル」という楽器です。現在は、アイルランドの民族音楽(ケルト音楽)で使われる楽器として、耳に馴染んでいると思いますが、リコーダーに比べて意外と歴史は浅く、19世紀にイングランドのロバート・クラークが、ブリキ(Tin)で安く作って売り出した笛が始まり(ケルトの笛屋さんの「ティン・ホイッスルの歴史」参照)とのこと。それがアイルランドで定着したというのも面白い話です。リコーダーに比べて演奏が簡単なため、踊りの曲など軽快な楽曲に向いている楽器とも言えます。私が持っているものは、SONDERYという中国の楽器メーカーのものです。吹き口はABS樹脂製で本体はアルミ製です。よく使われるC管とD管がセットになっているものを購入しました。作りとしてはしっかりとした感じで、雑味のない澄んだ音が出る楽器だなと思いました。指で抑える穴は、表に6箇所で裏にはありません。オクターブの調整は、吹く息の強さでコントロールします。

「笛」と呼ばれるものはまだまだ多くありますが、音を出すだけでもなかなか難しいものもあって、持っているものだけでも攻略しきれていません。今回のBlogをまとめるにあたって、全部引っ張り出して音を確かめようとしましたが、なかなか良い音が出ないものもあって、久々に練習をしたくなりました。ご近所迷惑にならない程度にやってみたいと思います。