以前の続きです。Wi-FiやBluetoothに対応したマイコンとして有名なESPRESSIF Systems社の「ESP32」シリーズを使ってみるという話です。前回は、私が持っている「ESP32」シリーズが載っているのマイコンボードを整理してみましたが、今回は、実際に使えるように環境を整えていきたいと思います。プログラミング環境としては、MacBook ProでArduino IDE 2.3.7を動かして使うことにします。
まず大前提として、ESP32を載せたマイコンボードを使うには、USBからシリアルへ変換するIC(「CP210x」や「CH340」が使われていることが多いようです)のドライバが必要です。普通に使っていれば(自動的に?)インストールされているようですが、もしうまく接続できない場合には、USBシリアル変換ICのドライバが上手くインストールされていないのかもしれません。「CP210x」は、Silicon Laboratories社の製品で、「CP210x USB to UART Bridge VCP Drivers」→「Download and Install VCP Drivers」から必要なドライバをダウンロードして使うことができます。また、「CH340」は、Nanjing Qinheng Microelectronics社の製品で、「CH341SER.ZIP」から必要なドライバをダウンロードして使ってください。
#マイコンボードに載っているUSBシリアル変換ICは、ボードごとに違うことがあるので、ご自身でのご確認をお願いします。
手始めに、前回紹介したESP32搭載のマイコンボードの中から、「ESP32 DevKitV1(以下「DevKitV1」と略記)」を使えるようにしていきます。いわゆる「Lチカ」まで動作確認して、うまく行ったらWi-FiやBluetoothを使った動作確認までやっていきたいと思います。Arduino IDEには、「esp32」ボードマネージャがインストール済みです。
#ボードマネージャのインストール方法は、拙Blogの過去記事を参照してください。
DevKitV1をmicroUSBケーブルでMacBook ProにつないでからArduino IDEを起動します。「ツール」メニューから「ボード:」→「esp32」→「ESP32 Dev Module」をクリックして選択します。USBシリアルポートの方は、同じく「ツール」メニューから「ポート:」を選択したいところなのですが、DevKitV1を接続すると「/dev/cu.usbserial-xxxx」と「/dev/cu.SLAB_USBtoUART」の2つのポートが出現するので、どちらを選択したらよいかわかりません。そこで、USBシリアル変換チップの刻印を確認しました。すると「CP210」と刻印されていたので、「/dev/cu.SLAB_USBtoUART」の方を選ぶことにしました。
#Google先生に尋ねたところ、古い記事ですが、「ArduinoIDE インストールして ESP32 使って LED 光らせるまで」と「macOSでESP32-dev-moduleを実験する。」の2つのページを見つけたので、部分的に使えそうなところを参考にしながら動作確認をしていきました。
接続が終わったら、「Blink」ができるかやってみます。「ファイル」メニューから「スケッチ例」→「01.Basics」→「Blink」とたどってLチカプログラムを開きます。そのまま「→(コンパイル&書き込み)」ボタンをクリックしても、コンパイルに失敗をしてしまってうまく動きません。そこで、先程紹介したWebサイトの情報から、プログラム内の「LED_BUILTIN」と記述されているところを、すべて「2」に変更してコンパイル&書き込みをやってみました。すると無事にコンパイルが通って書き込みが完了しました。プログラムの通りオンボードのLEDが点滅を繰り返して、Lチカ動作の確認をすることができました。
この勢い(?)で、ワイヤレスでコントロールするにはどうしたらよいか調べてみます。ESP32は、Wi-FiとBluetoothが使えます。どちらを使うかは、目的に応じて決めればよいだろうと思いますが、動作確認をするにあたって、それぞれの使い方を確認しておいた方がよいだろうと思って、できるだけわかりやすく簡単にできる方法がないか調べてみました。Wi-Fiの場合は、ESP32で簡易なWebサーバを作って、LANなどを介して別の端末からアクセスするという方法が簡単そうです。Bluetoothの場合は、ESP32にBluetoothの設定をプログラムして、Bluetoothに対応した別の端末からBLEアプリを使ってアクセスする方法がよさそうです。やり方を調べながら動作確認の参考になりそうなサイトもいくつか見つけたので、参考にしながら試してみようと思います。…続く。
「macOSで「ESP32」を使ってみる」
- まずは情報の整理から
- ESP32 DevKitV1にWi-Fiからアクセスしてみる



