2022年11月3日木曜日

KORGのSQ-1(ステップシーケンサー)でlittleBits Synth Kitを鳴らせるかやってみた

少し前の続きです。KORGSQ-1(ステップシーケンサー )にはlittleBits Synth Kitをつなぐコネクタ(TSミニジャック)があります。これを試してみない手はありません。SQ-1のFAQを参考にして、鳴らせるか試してみることにしました。期待とは裏腹に、残念ながら簡単につなぐ道具はないようで、ちょっとだけ自分で工夫しないといけないようです。

まず、littleBitsのw9 Protoモジュールを用意します。私はAmazonで購入しましたが、いいお値段だなと思いました。これに、TSミニプラグの配線をする必要があるのですが、別の用事でたまたま寄ったHARD OFFで偶然にもTSミニプラグに導線がついていて被覆まで剥いてあるというおあつらえ向きのものが2本110円で売っていたので、迷わず購入してきました。これを、先程のFAQを参考にしてw9(proto)につなぐことにしました(私が買ったものは、片側に白い線が入っているものでした。白い線の方が+極です)

TSミニプラグの方はそのままにして、反対側の被覆が剥いてある方は銅線をていねいによじってハンダメッキを施してから、接点として長過ぎる部分を収縮チューブで覆って熱風で収縮させて他の部品などに触れないようにしました。更に上から収縮チューブで2重に覆って固く固定し断線を防ぐようにしました。こうして専用のTSケーブルが出来上がったので、protoモジュールに接続します。out側の中央が+でその左側がGNDです。中央のジャンパーを外してピンを露出させます。(導通しないようにするということ)

ここまで準備ができたのでSynth Kitを組んでつないでみます。電源(DC9V=006P電池)→proto→oscillator→synth speakerの順でつなぎ、SQ-1の「littleBits OUT」にprotoモジュールからのTSケーブルのミニプラグを挿しました。この状態でSQ-1の電源を入れてスタートボタンを押してみました。はじめは音が出ていないと思っていたのですが、よくよく聴いてみるとブツブツと音がしています。どうも低い音が出ていないということと、鳴らしている音の長さが短すぎてブツブツ切れてしまっているのだということがわかりました。そこで、SQ-1のCV OUT電圧を8V(Hz/V)に設定し、「DUTY」を長めにしてみました。すると、安定して音が出るようになりました。

oscillatorを直列につないでみたり、protoから先を分岐(split)してoscillatorを並列にしてまとめて(mixして)speakerで鳴らしたり、envelopeやfilterを入れてみたり、oscillatorをノイズに変えてみたりといろいろとやってみましたが、音が出るということでは問題ありませんでした。ただし、音程を安定させたり、自分好みの音で鳴らしたい場合はかなりシビアなチューニング作業を求められます。(それはそれで面白いからハマるのだけれど…)

もともとSynth Kitについていた4ステップのステップシーケンサーと比べると、表現力がすごく高まります。しばらくはこれでじっくり遊べそうです。まだ他にもモジュールがあるので、いろいろな組み合わせてみて音作りや音楽づくりを楽しみたいと思います。

0 件のコメント: