2024年1月6日土曜日

Linuxからの印刷について振り返りとまとめ

古くからのLinuxユーザーの中には、過去にLinuxからの印刷に苦労した経験をおもちの方もいらっしゃるかなと思います。かく言う私もLinuxのOSとしてのポテンシャルを認識しつつも、プリンタ関係でつまずくことが多くて全面的に推すことができなかった頃のことを覚えています。

このBlogでも過去の記事(2007年2011年)を見るとプリンタとUSBケーブルで直接つないでプリントアウトすることはできるようになっても、Apple製品をベースとしたネットワーク上のプリンタにアクセスすることが難しい状態があったことが伺えます。私が長年CANONのプリンタを愛用しているのは、昔からMacとの相性が良い(かつてCANON販売が日本でのApple総代理店だったことも関係があるかも)からというところが大きいのですが、実は、Linux用のドライバが提供されていることも選択の理由になっていました。

その後のBlog記事(2020年)には、Raspberry PiからCUPSでのネットワークプリンタへのアクセスが可能になっていることが書かれているので、少なくとも4〜5年ほど前には、LinuxからApple製品をベースとしたネットワーク上のプリンタへのアクセスが簡単にできるようになっていたものと思います。これは、macOSでもLinuxでも、CUPSを使うことがポイントになっていると思います。
#確認すると、2016年には、Linux MintでApple製品のネットワークにアクセスできるようになったことを書いていました。

過去には、Apple製品のファイル共有やプリンタ共有が独自の規格で運用されていた時期がありました。ネットワークでの共有に不慣れな人にとってはとても便利だったのですが、これをWindowsやLinuxと一緒にネットワークを組もうとすると、できないことが多くて難儀をすると言われていたことを覚えています。私自身もAppleの独自規格でファイル共有やプリンタ共有を使っていたため、Linuxからのアクセスにつまずいていたのでした。

それが、いつ頃か忘れてしまったのですが、ファイル共有にCUPSが使えるようになり、プリンタも簡単に共有することができるようになりました。このことに気づいたときには、とても感動して今では当たり前のようにLinux Mintで動かしている自作PCからも印刷ができています。

ということで、Linuxの実用性がこれだけ高まってきたことを振り返ってみました。私がLinuxを使い始めたのは20世紀末のことですから、ChromeOSを搭載したchromebookが学校に導入されている現在を考えると、当時「学校教育で使えるLinuxができないものか」と考えていたことを感慨深く振り返っています。

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