2022年8月19日金曜日

カブトムシの世話(2022晩夏)〜冬と春の世話をサボったせいか…

立秋を過ぎたとは言え暑い日が続いております。前回にもお伝えしましたが、今年は今までとは違うことが多く、気になっていたカブトムシたち。これまでは、冬と春にマットの状態を確認して、状況に応じてフンの多くなった古いマットを捨てて新しいくぬぎマットや腐葉土に入れ替える作業を行うのですが、昨年度はそれができず、マットの状態に不安を感じていました。(腐葉土が土化しやすいことは、これまでの経験で承知しています) そこで、例年より早いのですが、成虫がいなくなったコンテナ内のマットを確認することにしました。

コンテナ内のマットを上(腐葉土の乾いた葉が多い)から順に取り除いていくと、中間層辺りから土に近い層が現れました。フンは少なく、予想通り餌となるものが少なかったことがわかりました。この中間層に、十数頭のカブトムシがいました。湿り気も十分に感じました。さらに取り除いていくと、底に近いところは完全に黒土になっていて、その中にも数頭見つけました。水分が多くかなり固まっている印象でした。合計で20頭程度の2令幼虫が見つかりました。マットの状態がこれだけ悪い中でも、生き残ってくれたことに驚くとともに懺悔の気持ちになりました。

今年は、6月下旬に羽化した個体が出てきて、その後の天候不順の時期に成虫が死滅してしまいました。その後、再び暑くなってから何度か成虫を見ましたが、餌の減りが悪く、羽化に成功したものがどの程度いたのかはっきりと確認することができませんでした。土化したマットの中には、成虫の遺骸が多く見つかったので、成虫になったものは私が見たよりは多かったと考えられます。成虫の遺骸の中に幼虫がいたというパターンもいくつかありましたので、もしかすると成虫の遺骸が幼虫の餌になった可能性もあります。(これは食糧不足を反省するところです)蛹のまま羽化しなかった個体の遺骸も7〜8頭分くらいあったので、うまく羽化できなかったものも多かったようです。

確認作業が終わったところでカブトムシたちを戻していきます。コンテナに腐葉土を25L程度敷き詰めて、その上にくぬぎマットを同じく25L敷いて加水します。そこへカブトムシの幼虫と朽木を入れました。さらにその上に腐葉土を20Lかぶせて軽く加水しました。しばらくは、この環境がカブトムシの幼虫に合っているかどうか毎日確認しながら飼育を続けていきたいと思います。この作業で出た土は、職場の花壇で活用する予定です。

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