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2023年2月6日月曜日

4 keyミニキーボードを使って楽器のインターフェイス(ガジェット)を作ってみた

このところ、IchigoJamを使って電子楽器を作る実験をしてきました。マイコンボードを使って簡易な電子楽器を作ろうと考えると、Arduinoとかmicro:bitあたりを使うのが定番な感じがしますが、本体でプログラムができるところがIchigoJamの強みではないかと思っています。しかも、PS/2キーボードがメイン(IchigoJam RはUSBキーボード対応)とは言え、市販のキーボードを直接つないで使えるという魅力もあります。(その意味では、Raspberry piScratchの組み合わせも良いと思います)

そんな中、電子楽器づくりに使えるガジェットはないかと思って探していたところ、Amazonで4 keyしかないミニキーボード(SIKAI CASEの製品らしい)を見つけて衝動買してしまいました。かなり昔、ArduinoやPicoBoardにつないで電子楽器のインターフェイスとして使うものを電子工作していたのですが、作ったあとから本職が忙しくなりすぎてしまって(言い訳)長いこと放置していました。(そろそろこっちも何かやってみたい)

早速、購入した4 keyのミニキーボードをMacにつないで動作確認してみました。まず、4つのどのキーを押しても「c」が打ち込まれるようになっていて、デフォルトではどうにも使いにくいことがわかりました。キーの割当を変更したいのですが、このミニキーボードの設定をするためのソフト(MINI KeyBoard.exe)がWindowsにしか対応しておらず、自室にWindowsで動いているPCがないので設定ができません。このところWineの需要もなかったため、自宅のPC環境を再構築してからWineも使っていませんでした。そこで、不本意ながら別のWindows機を使わせてもらって、4つのキーをそれぞれ「1」「2」「4」「8」に設定しました。(この後、時間を見つけてWineHQの設定をしましたが、MINI KeyBoard.exeの起動には成功したものの、ミニキーボード自体との接続がうまくいきませんでした)

次に、この4 keyミニキーボードはホットスワップ対応なので、キースイッチ(Cherry MXの互換品)を元々ついていた赤軸(OUTEMU)から自宅に在庫していた黒軸(AJAZZ)に変更しました。この黒軸キースイッチは、だいぶ昔にHARD OFFでジャンク品として売られていた不動箇所があるキーボードから救出したもので、キーボードの筐体から取り外して別の自作キーボードに使おうと思って在庫していたものでした。赤軸と同じリニアタイプですが、少し反発力が強く楽器としての演奏感を出せたら良いと思って交換することにしました。実際は、少しは重くなったものの大きくは変わらないので変える程のことではなかったかもしれません。

ここまできたら、キーキャップを交換して楽器っぽくしてみようと考えて、タイプライター風のキーキャップにシルバーのスプレーでペイントを施して、管楽器のピストン風にしてみました。出来上がりは以下のとおりです。

これを使って楽器のように演奏できたらと妄想しています。IchigoJamだとUSBキーボードに対応したIchigoJam Rを使うか、Raspberry PiとScratchの組み合わせでやるか思案中です。「吹く(音を出す)」という動きをどうするか、持ち歩いて演奏できるようにするにはどうするか、まだまだ解決しなければならないことがあります。

2021年2月21日日曜日

Linux版Scratchの日本語入力の状況を確認する

前回、事情によりScratch 1.4での教材開発を諦めて、今後はScratch 3.0で教材開発を行っていくことにしたのですが、ふとRaspberry PiのScratchでは「日本語入力はどうなっているのかな?」と疑問に思いました。と言うのもLinux版のScratch 1.4では、日本語のインライン入力ができず、テキストエディタ(「メモ帳」的なもの)で日本語テキストを打ち込んで、コピーしてScratchにペーストするというとても面倒なことをしなければならなかったのです。

早速、検証環境として使ってるRaspberry Pi 3Bと常用しているLinux Mintで動かしているPCで「〈こんにちは!〉という」ブロックに日本語入力ができるか、保存の際にファイル名に日本語入力ができるかの2つを確認していきます。日本語変換はFcitx-Mozcを使います。

  1. Raspberry Pi 5.4.83-v7+ ※「uname -a」コマンドで確認した
    • Scratch 1.4(オフライン)…Mozc起動せず
      • ブロックに日本語入力…×
      • 保存時に日本語入力…×
    • Scratch 3.0(オフライン)
      • ブロックに日本語入力…○
      • 保存時に日本語入力…○
    • Scratch 3.0(オンライン)※Chromiumブラウザー
      • ブロックに日本語入力…○
      • 保存時に日本語入力…○
  2. Linux Mint 19.3
    • Scratch 1.4(オフライン)…Mozc起動せず
      • ブロックに日本語入力…×
      • 保存時に日本語入力…×
    • Scratch 3.0(オフライン)…Mozc起動せず
      • ブロックに日本語入力…×
      • 保存時に日本語入力…×
    • Scratch 3.0(オンライン)※FirefoxブラウザーおよびChromiumブラウザー
      • ブロックに日本語入力…○
      • 保存時に日本語入力…○

RPiのScratch 3.0(オフライン)が日本語入力に対応していることに驚きました。つまり、MintのScratch 3.0でも日本語入力ができるようにすることができるかもしれないということ。(若干ややこしい)試しに、Wine上で動かしているScratch 1.4(Windows版)でも試してみましたが、日本語入力が文字化けしてしまいました。こちらは文字コードの問題のように感じたので、設定をいじれば使えるようになるかもしれません。(Scratch 3.0(Windows版)は、エラーを吐いて起動してくれませんでした)

そう思って調べていると、RPiのScratch 1.4で日本語入力ができるようにする設定の仕方を解説したブログのページを見つけました。「#6 スクラッチ1.4の日本語入力設定【Raspberry Pi】」です。これを参考にしてターミナルを開いて以下のようにやってみました。

$ sudo mousepad /usr/bin/scratch
※Raspberry Pi OSのテキストエディタは、Mousepadがインストールされているため。

その後、テキストエディタで以下のように設定を書き換えます。

〈変更前〉
$WRAPPER "$VM" $VMOPTIONS “$IMAGE” …※以下略
〈変更後〉
$WRAPPER "$VM" $VMOPTIONS -vm-display-x11 -compositioninput “$IMAGE” …※以下略

Raspberry Pi OSを再起動して、Scratch 1.4を起動して試してみましたが、日本語入力ができるようになっていました。調子に乗って、MintのScratch 1.4でも同じことを試してみました(Mintのテキストエディタは、「xed」を使っている)が、Mozcは起動するようにはなったものの文字化けしてしまいました。でも、あと少しな感じです。

Scrstch 3.0の方は、公式にLinux版が公開されていないので何か特別なチューンが必要な感じがしていますが、調べてもなかなか良い情報が得られませんでした。また時間を見つけてチャレンジしてみます。

2021年1月31日日曜日

Raspberry PiでScratch 3.0を使って音が出るか検証する

macOSが32bitアプリケーション非対応(10.15 Catalina以降)になってから、これまで愛用してきたMac版Scratch 1.4が動かなくなり、自宅でWindowsを使わない私にとっては、常用しているLinux MintWineを動かしてWin版Scratch 1.4を使うか、直接Linux版Scratch 1.4を使うかの2択を迫られています。
#悩んでいる理由は、過去記事を参照のこと。

年明けにRaspberry PiのScratch 1.4を使っていて、音が出ていないことに気づきました。常用しているLinux Mint 19.3 Mateで確認したところ、Linux版Scratch 1.4では問題なく音が出て、Wine上で動かしたWin版Scratch 1.4では、「ニャー」しか音が出ませんでした。
#Wine上の方は、MIDI音源の設定ができていないためと思われます。

結論から言うと、Raspberry Pi OS(Raspbian)が、最近ALSAの「PulseAudio」を使うようになり、これにScratch 1.4が対応していないために音が出ないのだそうです。
#例によって、abee2さんに教えていただきました。https://twitter.com/abee2/status/1335152928793841665 

ならばと思い、Scratch 3.0ではどんな環境で音が出るのかを検証してみることにしました。試したのは(1)AV JACKにつないだ有線スピーカー、(2)Bluetoothスピーカー、(3)USBオーディオ経由のヘッドホン、の3つです。Bluetoothを使うためにRaspberry Pi 3Bで検証することにしました。

(1)有線スピーカー(AV JACK接続)※ダイソーで300円で購入したもの
#参考「ダイソー300円USBミニスピーカーで遊ぶ
Chromiumブラウザー
・YouTube動画…○

TiMidity++
・MIDIファイル…○

Scratch 3.0(オフライン)
・ニャー…○
・ドラム音…○
・楽器音…○

Scratch 3.0(オンライン)※Chromiumブラウザー
・ニャー…○
・ドラム音…○
・楽器音…○

(2)Bluetoothスピーカー ※ダイソーで500円で購入したもの
#参考「SR9910型 - ダイソー500円Bluetoothスピーカーの調査と分解
Chromiumブラウザー
・YouTube動画…○

TiMidity++
・MIDIファイル…○

Scratch 3.0(オフライン)
・ニャー…○
・ドラム音…○
・楽器音…○

Scratch 3.0(オンライン)※Chromiumブラウザー
・ニャー…○
・ドラム音…○
・楽器音…○

(3)USBオーディオ(Headphone Set)※3D SOUND使用
#参考「USB 3D SOUND を集めてみました
Chromiumブラウザー
・YouTube動画…○

TiMidity++
・MIDIファイル…○

Scratch 3.0(オフライン)
・ニャー…○
・ドラム音…○
・楽器音…○

Scratch 3.0(オンライン)※Chromiumブラウザー
・ニャー…○
・ドラム音…○
・楽器音…○

どのパターンも無事に音が出ました。コンソールから「alsamixer」コマンドを使うと、「カード」と「チップ」の欄に「PulseAudio」と表示されます。Linux Mintでは、「カード」は「HDA Intel PCH」、「チップ」は「Realtek ALC887-VD」と表示されるので、このあたりがScratch 1.4で音が出るor出ないの差になっているのではないかと思います。

今後は、本格的にScratch 3.0へ移行することを考えようと思います。

2020年3月15日日曜日

Linux版Scratch 1.4で作ったプログラムがScratch 3.0でコードが見えない現象(謎の文字化けが起こる)を検証する

前回までに、常用しているLinux MintWine上で、Windows版Scratch 1.4を動かして、Scratch 3.0でスクリプト(コード) が見えなくなる原因を突き止めました。Linux版Scratch 1.4では直接日本語入力ができず、テキストエディタなどの別のところで日本語文字列を作り、それをコピペして日本語を入力するという手順を踏まなければなりません。この過程で変換不可能な文字列(これが何かはわかりませんでしたが)が紛れ込み、これをScratch 3.0で開くとコードが見えなくなることがわかりました。Scratch 2.0は、この不具合を解消する処理をしているらしく、Scratch 1.4で作ったものを2.0で読み込んで保存もしくはアップロードすると、3.0でも問題なくコードが見えるようになるのでした。

検証した環境と結果は以下のとおりです。(改行コードのせいもあると考えて、改行を含むものと含まないものとを並べてみました)(1)アルファベットのみ、(2)日本語(改行なし)、(3)日本語(改行あり)の順です。

今回は、Raspbianだけ不具合がありませんでした。MintとPuppyでは、改行ありだと明らかに見た目がおかしいので、気づくのではないかと思います。とは言え、改行なしでも文字化けが含まれてしまうのですが。

今後のScratch 1.4での開発は、Wine上のScratch 1.4か、RaspbianのScratch 1.4で行うようにするか、日本語を使わないようにするかという選択になりました。

Linux MintのWineでWindows版Scratch 1.4を動かす

Macの新しいOS(macOS Catalina 10.15.x)でScratch 1.4が動かないため、Linux MintPuppy Linuxなどの力を借りて、Scratch 1.4での開発をしている続きです。先日、Linux MintのScratch 1.4で作ったプログラムが、Scratch 3.0上で「コードが見えない」という不具合を発見しましたが、全てダメということではなく、どうやら日本語の扱いに問題があるということがわかってきました。

毎度のことながら、@abee2さんに助けていただき、Windows版のScratch 1.4で開いてみると「化けた文字」が含まれていると教えていただきました。自宅にあるパソコンは、デスクトップ・ラップトップ合わせて数十台にもなりますが、残念(意図的)ながら(我が子の学習用以外で)Windowsで動くものはありません。そこで、MintのWine上でWindows版Scratch 1.4を動かしてみてはと勧められたので、やってみることにしました。幸いなことに、別の需要があってWineはインストール済みでした。(「ソフトウエアの管理」からインストールしました)
#他にも、PlayOnLinuxもインストール済みですが、今回はあまり関係がありません。

Windows版Scratch 1.4のインストーラーをダウンロードして、Linux Mintでダブルクリックすると、難なくインストール作業が始まり、無事に完了しました。後は起動するだけ。ちょっとドキドキしましたが、無事にWindows版Scratch 1.4が起動しました。しかし、日本語が表示されず全て豆腐(□)になっています。これでは不具合を確認することすらできません。そこで、過去にWineの設定をしたときのことを思い出しました。Wine 4.0以降は、割と日本語表示が簡単になったという噂を目にしましたので、過去の経験を頼りにやってみましたが、うまくいきません。「Wine設定」自体がすべて日本語表示になっているし、デフォルトでインストールされている「メモ帳」もメニューの日本語表記や入力が日本語でできるというのに、Scratchだけは頑なに日本語を受け付けてくれないのです。

もう打つ手はないのかと絶望感に苛まれつつも、これはScratch 1.4自体のフォントの設定が問題なのではないかと考えました。過去の記憶を頼りに、フォントの設定を変えることができたような気がしてきたのです。localeの.poファイルにフォントの設定を書き込めることを教えていただき、過去にそんな設定をやったことを思い出しました。ja.poとja_HIRA.poの以下の部分を書き換えました。

  • 〈変更前〉
    # Font to use on a Windows system
    msgid "Win-Font"
    msgstr "Tahoma"
  • 〈変更後〉
    # Font to use on a Windows system
    msgid "Win-Font"
    msgstr "Takaoゴシック”

日本語フォントに何を使っているかによって設定が変わると思いますが、私の環境(Linux Mint)では「Takaoゴシック」が入っているためこのようにしました。これで、問題のあった.sbファイルを開くと、日本語文字列の後に豆腐(□)が見えるようになりました。デフォルトで日本語表記になっているもの(スプライトの名前など)には、特に問題がないため、Linux版Scratch 1.4で日本語入力ができないことと関係がありそうだと当たりをつけました。次は、なぜこのようなものが混じってしまうのか検証して行きたいと思います。

【追記】Windows版Scratch 1.4で日本語に豆腐(□)が交じる現象が起きる環境を特定しました。(2020.3.15)

2020年2月23日日曜日

Scratch 1.4で作ったプログラムをScratch 3.0で読み込んだときの不具合を回避する

Macの新しいOS(macOS Catalina 10.15.x)でScratch 1.4が動かないため、Linux MintPuppy Linuxの力を借りて、Scratch 1.4での開発を続けているところです。先日、Linux Mintで作ったプログラムをScratch 1.4の機能を使って共有(アップロード)したところ、Scratch 3.0上で「コードが見えない」という不具合に遭遇しました。そこで、どんなときに不具合が発生するのかを検証し、解決を試みることにしました。

まず、この不具合が発見されたプログラムについて、LinuxのScratch 1.4からアップロードしてLinuxのFirefoxとMacのFirefox、WindowsのEdgeでScratch 3.0(オンライン)を開いてプログラムを見た場合も、同じく3つの環境でScratch 3.0(オンライン)を開いてプログラムのファイルを直接読み込んだ場合も、いずれもコードが表示されませんでした。Scratch 3.0(オフライン)についても、Linux Mint、Mac、Windowsで試してみましたが、やはり状況は変わりませんでした。

そこで、Scratch 1.4とScratch 3.0(オフライン)で、スクリプトやコードの違いを検証することにしました。問題のないものと問題が起きているものを見比べてみましたが、細かな点で差はあるものの、コードが見えない不具合を抱えているプログラムと問題がないプログラムとの大きな差を感じませんでした。

いろいろ考えながら検証しているうちに、Linux Mintからプログラムをアップロードしようとすると、Scratch 1.4が落ちるという現象が起きるようになりました。さらに困ったことになりました。仕方がないので、同じプログラムをRaspberry PiRaspbian)からアップロードを試みましたが、Scratch 1.4は落ちないものの、エラーを吐いてアップロードが途中で止まってしまいました。Puppy Linux改でもやってみましたが、結果は同じでした。エラーメッセージは、Raspbianで「Failed: INVALID_REQUEST…」、Puppy Linux改で「Failed: address not found」となっているので、どうやらこの作業の間に、Scratch 1.4からアップロードする先が何らかの理由で閉鎖された(一時的なものかもしれません)のではないかと推察しました。

これ以上、問題を検証することが難しくなりました。

仕方がないので、MacのScratch 2.0(オフライン)で開くとどうなるか試してみました。すると、不具合のあったプログラムのスクリプト(コード)が問題なく表示されました。さらに、このScratch 2.0(オフライン)からアップロードすると、Scratch 3.0(オンライン)でもコードが見えるようになりました。同じくScratch 2.0(オフライン)でプログラムを保存すれば、Scratch 3.0(オフライン)で開いてもコードが見えます。とてもややこしい状態ではありますが、Scratch 1.4で作ったプログラムで不具合があっても、2.0で読み込んでアップロードすれば、3.0でもコードが表示されることがわかりました。

こうなると、今後、Scratch 1.4を使い続けることが困難になってきていることが実感できました。とは言え、3.0への完全移行が得策と言えるかどうか、頭を悩ませています。

【追記】Scratch 2.0(オンライン)の頃に1.4からアップロードしていたものは、現在の3.0(オンライン)でもコードが見えるけれど、現在のScratch 3.0で直接1.4の.sbファイルを開いてもコードが見えなくなるものがある、ということがわかってきました。1.4から2.0になる過程で、コードの仕様に関する何らかの変更があり、2.0は、その変換を行っているものと推察しました。また、3.0も公開から今日に至るまで、仕様変更されている可能性があるのかなとも思いました。(2020.3.8)

【追記】この現象は、Linux版Scratch 1.4での日本語の扱いの問題であることがわかりました。Linux MintでWineを動かして確認しました。(2020.3.15)

【追記】Windows版Scratch 1.4で日本語に豆腐(□)が交じる現象が起きる環境を特定しました。(2020.3.15)

2014年3月19日水曜日

Mint 15とMacOS X 10.9でWineを使う

最近、お気に入りのLinux Mint 15(そろそろ16にしないとね)ですが、ひょんなことからWineをインストールしたまま全く使っていないことを思い出しました。

「ひょんなこと」とは、Win専用となっているWebサイトの動画配信を、MacやLinuxで見られたらと思って、あれやこれやと試行錯誤していたのです。考えられることはいろいろやってみたのですが、いずれもあえなく撃沈。ならばWineは使えないか?と試してみることを思い立ちました。

Mint 15の「ソフトウェアマネージャ」でWineが既にインストールされていることを確認し、さて次は、…と思ったところで、その下に「PlayOnLinux」というWineに関係するツールらしきものを発見。試しにインストールして起動してみたところ、Wineを、より簡単に使えるようにするツールらしく、Windows用のソフトのインストールが至極簡単にできることがわかりました。
#その後、Webサイトを探して詳しく調べました。(^^;;;

早速これを使って、Mint 15でIE 8(9はリストに表示されず)をインストールしてみましたが、起動はするものの、見たかったページはエラーが出て見られませんでした。ならばと、FirefoxMedia Playerもインストールして、「これなら行けるかも!」と再チャレンジ。しかし、先ほどのIE 8よりは少し良くなったものの、あと一歩のところで「プラグインが足りない」と言われて撃沈。ならばchromeでは、…と試してみましたが、こちらもダメでした。

それでも、この作業過程でWineが以前より格段に使いやすくなっていることに驚きました。で、「PlayOnLinux」という名前から推測して、「Mac用があるんじゃないか」と思いつき、そちらも試してみることにしました。

名前は、予想通り「PlayOnMac」でした。「某氏の猫空」というサイトの「MacでWindowのソフトを動かすために「PlayOnMac」を導入」を参考にして作業を進めました。

PlayOnMacをアプリケーションフォルダにコピーし、ダブルクリックで起動すると、その起動プロセスの中で、インストールされていなかった「XQuartz」もインストールすることができました。Mintのときと同じように、IE 8をインストールすると、Linuxでは出てこなかった様々なものが追加でインストールされていくので、ちょっと期待をして見守りました。

インストール作業が完了して、ホッとしたのもつかの間、日本語表示がダメダメでした。そこで、Webサイトの情報を手がかりにIPAフォントを導入しました。(IPAフォントはダウンロードしてあったものを使いました)
#optionキーを押して「移動」メニューから「ライブラリ」に入ることができます。

  • ~/ライブラリ/PlayOnMac/fonts
  • ~/ライブラリ/PlayOnMac/wineprefix/_/drive_c/windows/Fonts
  • ~/ライブラリ/PlayOnMac/wine/darwin-x86/(Wineのバージョン番号)/share/wine/fonts/

それぞれのフォントフォルダにIPAフォントをコピーしました。(シンボリックリンクでも良いみたい)これで日本語表示はだいたい出来るようになりましたが、この環境で、IE 8とMedia Playerを組み合わせて試してみましたが、Mintのときと同じようなダメ。同じくFirefoxとの組み合わせでもダメでした。(徒労感…)

Winを使わないでWin専用のWebサイトを見るというのが、こんなにハードルの高いものとは思いませんでした。(このままでいいのか!?)

【追記】その後のWine関係の動作確認などは、このブログで「Wine」を検索していただければご覧いただけます。(2023.8.9)

2012年5月4日金曜日

Scratchから無線でモータを動かす(2)〜MacでXBee ZBを設定できるか

前回に引き続いて、MacでXBee ZBの設定に挑戦しています。「デバイスタイプの変更」が現在の目標ですが、攻略の仕方を見直し、比較的安定した状態にすることができた、MikuInstallerによるWine環境を使って、X-CTUを使えるようにすることに注力することにしました。

まずは、念の為にFTDIのWebサイトからVCPのドライバ(CDM20824_Setup.exe)をダウンロードして、インストールしておきます。(何も変わらない感じだけど…)その後、X-CTUを起動して設定作業をはじめますが、たびたびいろいろいじりまくっていたXBee ZBが、まるで反応をしなくなってしまいました。試行錯誤の末、どうやら何度目かの作業の中で、ファームウェアが飛んでしまった感じでした。
#別のXBee ZBを載せてXBeeエクスプローラUSBを挿してやると、正常な反応を示したので、一つだけダメになっていたことがわかりました。(逝ってしまわれたかと思いましたが…)

そこで、ネットで調べてみると「zimudomuzidomuの日記」というブログに「XBeeファームウェアが飛んじゃったら。その対処法」という記事があるのを見つけました。この記事を参考にして、ファームウェアが飛んだ1台を初期化することにしました。タダで起き上がるのも癪なので、あわよくばこの段階でこいつをCoordinatorにしてしまおうと考えました。
#DigiのサポートWebサイトから「Firmware Updates」を選択して、XBee ZB(S2)用のFirmwareをダウンロードして使うことにしました。XCTUフォルダ内の「update/xbee_zb」フォルダに解凍したファイルを入れるだけです。

MikuInstallerでX-CTUを起動し、XBeeエクスプローラUSBをつないで作業を始めました。先の「XBeeファームウェアが飛んじゃったら…」の手順の通りに、「Always Update Firmware」にチェックを入れて、「Modem:」を「XB24-ZB」に、「Function Set」を「ZIGBEE COORDINATOR AT」にすると、Firmwareの「Version」が「20A0」になりました。次に、「Write」ボタンを押して、X-CTUがXBeeを探しているところで、XBee ZBを載せました。後はひたすら待ちます。作業の進捗状況を示す青いバーが、じっと見ていても気づかないくらい少しずつ増えていきます。XBeeエクスプローラUSBのRX/TXのLEDが、時々チカっと光ります。
#Firmwareが正常に戻ってもう一度検証した時には、XBee ZBを載せたまま、リセットスイッチを押すことを促されたところで、10秒くらい長く押して離すと先に進めるようです。(毎回同じようには行かないようで、短く何度かリセットスイッチを押してできることもありました)

終了までかなり時間がかかりましたが、これでようやくXBee ZBの1台は、Coordinatorに設定することができました。次は、通信ができるようにしたいと思います。(後少しだ…と思いたい)

【追記】関連記事は以下のとおりです。

2012年4月16日月曜日

Scratchから無線でモータを動かす(1)〜MacでXBee ZB開発環境を構築する

Scratchでプログラミングをして、PicoBoard + WeDo互換にしたHelloBoardなのぼ〜どにセンサやモータなどをつないで、さまざまなものをロボット化することを考えています。これまでの成果として、Arduinoの技術を応用したHelloBoardやなのぼ〜どで、PicoBoardとWeDoの機能を実現するところまではできています。 (いつもお世話になっている@abee2さんのおかげです)
#HelloBoardやなのぼ〜どをPicoBoard+WeDo互換にするスケッチなどは、以下にあります。 Scratchも特製のものを使います。(^_^)
http://squeakland.jp/abee/tmp/NanoBoardAGWithMotor.zip(1モータ用)
http://squeakland.jp/abee/tmp/NanoBoardAGWithMotors.zip(2モータ用)

これまでは、PCと有線で接続した状態でコントロールしなければならないため、その動きには自ずから制限がありました。これを無線化できないものかと考えたのが事の発端でした。いろいろと調べているうちに、いつも買い物をしているスイッチサイエンスさんで、「MBeeDuino」というXBee無線通信とモータドライバがセットになっているArduino互換機が販売されているのを見つけました。私がやりたいと思っていたことが一度にできそうな予感がして購入してみました。

MetaBoardの成果を利用しているということなので、以前にもやった通りMacからスケッチを変更する時は、Arduino-IDEの「Upload」ボタンを押した直後にMBeeDuinoのリセットボタンを押さなければならないという煩わしさはありますが、とりあえずLチカ実験は無事にクリアしました。

無線でのコントロールは、以前に買っていた「XBee ZB」を使うことにしました。 実は、XBeeを持っていたのに一度も使ったことがないという状況だったので、どうすれば良いのか調べるところからスタートしました。いろいろと調べて回ったのですが、シリーズ1についての資料はたくさん見つかったものの、ZigBee対応のもの(シリーズ2)についてはわかりやすいものがなく、やっと見つけたのが以下のサイトでした。
ボクにもわかるZigBee方式 XBee
#むしろ「XBeeで作るワイヤレスセンサーネットワーク」を読んだ方が良いです。 

とにかく、あっちこっちにつまずきました。Funnelの成果物(funnel-1.0-r806.zip内のXBeeConfigTool)を使うと簡単そうだということがわかったのでやってみましたが、シリーズ1にしか対応していないことがわかり断念しました。シリーズ1を使っている人は、これが便利だと思います。

また、X-CTUをWineで動かすことも試みました。「~/.wine/dosdevices」フォルダ内と「~/Library/Application\ Support/MikuInstaller/prefix/default/dosdevices」フォルダ内に、シリアルポートへのシンボリックリンク(「ln -s /dev/tty.usbserial-A800*[※環境によって変化する] com10」とする)を作ってXBeeを認識させるところまでは成功したのですが、肝心なデバイスタイプの変更ができませんでした。
#Linuxならきっとうまくいくと思います。きっと…。

そんな中、twitterで「MacでXBee ZBの設定ができない」とつぶやいたところ「moltosenso」というところで開発しているX-CTU互換ソフト(moltosenso Network Manager™ IRON)があることを教えて頂きました。全て英語表記ですし、若干癖の強いソフトなので操作に戸惑いましたが、使っているうちにだんだんと使い方がわかってきました。しかし、これでもデバイスタイプの変更は出来ませんでした。
#有償のものが必要というシステムでした。

もし、これらの問題を克服してまともに動かせるようになったら、Sparkfunの「XBee Explorer USB」を使ってMacにつないで次のように設定をすれば、XBee ZBが使えるようになるはずです。(FTDIのドライバソフトがインストールされている必要があります)
#XBee Explorer USBのRSTとGNDをリセットスイッチでつないでおくと便利です。

  1. 送信側
    • Serial port…/dev/cu.usbserial-A800* [※環境によって変化する]
    • Mode…Programming radio
    • Baud rate…57,600(for ATmega328
    • PAN ID…1234 [※0001以外の任意]←受信側と同じにする
    • デバイスタイプ…Coordinator
  2. 受信側
    • Serial port…/dev/cu.usbserial-A800* [※環境によって変化する]
    • Mode…Programming radio
    • Baud rate…57,600(for ATmega328)
    • PAN ID…1234 [※0001以外の任意]←送信側と同じにする
    • デバイスタイプ…Router/End Device

調べた結果ここまでわかりました。デバイスタイプが決まると、MY IDなどが自動で決まるのかなぁ…とか、まだまだわからないことが多いです。どうも一筋縄ではいかないようです。また時間を見つけて再チャレンジしてみます。

【追記】関連記事は以下のとおりです。

2012年1月5日木曜日

古いラップトップPCにMint 12を入れてみる

2004年に(独)情報処理推進機構(IPA)が公募した「学校教育現場におけるオープンソースソフトウェア活用に向けての実証実験」に(株)アルファシステムズさんに誘われて参加しました。その際に頂いたラップトップPC(SHARP MebiusAthlon XP-M 2000+搭載)は、現在もフィジカル・コンピューティングの授業研究に活用させて頂いております。今までは、KNOPPIX 6.0.1で動かしていたのですが、USBメモリの取り扱いがイマイチ(マウント/アンマウントが面倒だったり、それを繰り返しているとマウント関係がおかしくなるという不具合がある)なので新しい環境を構築し直すことを考えました。とは言え、古いPC故に動くものが限られているため、何でもOKという訳には行きません。条件は、(1)このPCで快適に動く、(2)debパッケージがインストールできる、(3)子どもたちにとっても使い勝手が良い、の3つとしました。そこで白羽の矢を立てたのが、Linux Mint 12でした。

Linux Mintは、私が使っているUbuntuやKNOPPIXと同じdebian/GNU Linuxの仲間で、Ubuntuをベースに作られています。最新のLinux Mint 12のCD版isoファイルを、本家のダウンロードサイトからダウンロードしてCDに焼きました。件のPCにはCD-ROMドライブしか付いておらず、ライブCDの部屋にあるような、豪華DVD版は使えないのです。

実は、他にもPuppyDSLなどを候補として考えたのですが、パッケージ管理が特殊だったり最新版がちょっと古い感じだったりするのでやめました。一方で、この古いPCで最新のものが動くのかという疑問もありましたが、チャレンジしてみることにしたのでした。

はじめにCD-Rから起動を試みた時には、起動はしているようなのですが、ディスプレーに何も表示されませんでした。あっちこっち弄ってみましたが、徒労に終わりました。この間、起動カウントダウン中に、マウスクリックや矢印キーを押すと、別の起動メニューが選べることを知りました。そこで、「(compatibility mode)」となっている方を選んで起動すると、かなり時間はかかりましたが、無事にデスクトップを表示してくれました。

後は、ネットワークの設定をしてデスクトップに並んでいる、「Install Linux Mint」でHDDにインストールするだけです。それなりに時間はかかりましたが、スムーズに終了しました。とは言え、デフォルトのままだと日本語環境が貧弱なので、「ソフトウェアの管理」から「scim-anthy」と幾つかのIPAフォントやTakaoフォントをインストールしました。続いて、OpenJDK(フォントの設定をしました)やWineをインストールして、いつものScratchDolittleをインストールしました。自分が普段使っているPCには、LibreOfficeも入れました。動作確認も今のところすべて問題なしです。使用感としては、今までのKNOPPIXよりもたもたした感じはあるのですが、使えないレベルじゃないのでよいかなといったところです。

2011年12月24日土曜日

MacでSTM8とSTM32の開発環境を構築する

これまでいろいろなマイコンボードに興味を持ってあっちこっち手を出してきましたが、敷居の低いものは値段が高く、値段の低いものは敷居が高いというような印象を受けています。どちらを優先するかということで悩むところなのですが、Arduinoは自分で作れば(という時点で敷居が高いと思われる可能性はありますが…)かなりお安くできますし、各OSに対応したIDE(しかもわかりやすい)が用意されているという意味でダントツの一押しということになろうかと思います。でも、この世界もARMマイコンへ傾きつつあります。以前に紹介した通り、私自身も色々と買ってみて、時間のない中で試してみようとしているのですが、Arduinoのように簡単に開発環境を整えることができず苦戦を強いられております。 そうした中で、特にスイスのSTマイクロエレクトロニクス(以下「ST社」と略記)が開発したSTM8シリーズとSTM32シリーズのマイコンボードの開発環境をMacで構築することはできないかと考えて、兎にも角にもやってみることにしました。

まず、STM32の方は、chibiegg研究ノートの「STM32の開発環境構築(on Mac OSX)」参考に、devkitARMを導入することにしました。ダウンロードしてきたMac用の.bz2ファイルを展開し、現れたdevkitARMフォルダを「$ sudo cp -r devkitARM /usr/local/」でコピーしました。続いて~/.bash_profileをviで開いて「PATH=/usr/local/devkitARM/bin:$PATH」の一行を書き込みます。これで再起動(ログアウトでもいいはず)すると、使えるようになります。

その他のEclipseEmbedded CDTOpenOCDについては、以前に環境を整えていたのでそのままで使えるはずです。これから試してみたいと思います。一方、AtollicTrueSTUDIO for ARMを使う方法も試してみましたが、予め「Wine」や「MikuInstaller」をインストールした環境でも、現時点で最新のLite版3.0.0をうまく動かすことができませんでした。起動はするものの作業をするウィンドウも開かず、使い物にならないというような状況です。(パーミッションの問題か何かか…)

STM8の方は、さらに大変でした。まず、情報が圧倒的に足りません。 やっとみつけたのがえのたいの電子工作日記の「stm8sマイコン(2)」でした。これを手がかりに、ST社の「TOOLSETS(STVDとSTVP)」(「デザイン・サポート」タグから下へたどったところにリンクされている)をダウンロードして解凍し、MikuInstallerを使ってインストールします。Cコンパイラは別なので、IDEsのページから「Integrated Development Environments for STM8 family」を選択してCosmicの「Cosmic STM8 32K Special Edition Free license」かRaisonanceの「RKit-STM8」のどちらかをダウンロードします。いずれにしてもユーザ名やメールアドレスを登録しなければなりませんので、その作業をしてからのダウンロードということになります。再びMikuInstallerのお世話になってインストール作業は無事完了。

これまでの作業でいろいろといじりすぎてWineの動作がおかしくなったので、Wine環境を再構築するところからやり直しました。「XQuartz」をダウンロードしてインストールしたり、「$ sudo port install wine」でWineを再インストールしたりしました。その後、MikuInstallerを再インストール(dmgを開いてアプリケーションフォルダにコピー&ペースト)して、無事に動くようになりました。
#以下のWebサイトの情報を参考にしました。

大切なのは、各マイコンボードと接続してうまく動かすことが出来るかというところですね。また時間を見つけてやってみます。

【追記】MacPortsでインストールしたWineとMikuInstallerで使っているWineは別のものでした。MikuInstallerのWineを新しいものにする方法は、BLOG「レコーディングエンジニアの杉本さん」の「最新版wineでmikuinstallerを使う。図解入りでやさしいよ!」を参考にして作業をしました。その後、紛らわしいのでMacPortsでインストールしたWineを「$ sudo port uninstall wine」で削除しました。(2012.4.25)

2011年10月9日日曜日

Ubuntu 11.04で作ってきた環境を復活させる

先日、Ubuntu 11.04で動かしていたPCの調子が突然悪くなり、OSが起動しなくなってしまいました。ハードウエアの故障かも知れないと思いましたが、取りあえず上書きでOSだけをインストールしなおすと、再び動き出したのでちょっと一安心。と思ったら、マウスが動かない状態になってしまいました。(もしかすると、HDDがそろそろ寿命かもしれないと思っています)このままでは使えないので、渋々クリーンインストールすることにしました。

これまで、いろいろと環境を整えてきていたマシーンだっただけに、かなりの痛手。もし、HDDが寿命を迎えていて、再び同じような状況になるのなら復旧作業が無駄になる可能性があります。そこで、より簡単に復旧できるように、「Synaptic パッケージマネージャ」だけでどこまで必要なソフトウエアを入れることができるか試して見ることにしました。

はじめに、いきなりデフォルトのリポジトリ設定では出てこない「Scratch」を入れてみることにしました。Scratch on Linuxのサイトから、Personal Package Archive (PPA)のページに入り、Ubuntu 11.04でのリポジトリの設定を確認(deb http://ppa.launchpad.net/scratch/ppa/ubuntu natty main)して、Synapticに追加します。すると、Scratchが検索できるようになり、インストールの設定をすれば自動的にインストールされるようになりました。(日本語でのバグは手動で直すしかありませんが)

続いて他のソフトも入れました。Wine 1.3OpenJDKIPA FontpTeXと入れて行って、この作業が面倒になって来ました。そこで、一旦Synapticから離れて、「Ubuntu ソフトウエアセンター」から電子工学(Eagle、Qucsなど)、教育・教養(eToys、Sugarなど)、科学(KSegなど)、プログラミング(Eclipse、Squeakなど)、サウンドとビデオ(Amarok、Rosegardenなど)、グラフィックス(Blender、QCadなど)、オフィス(Kile、Texmakerなど)に分類されるそれぞれのソフトウエアを入れて行くことにしました。驚いたのは、「Arduino IDE」がソフトウェアセンターからインストールできたことです。その勢いで「Processing」もと思いましたが、残念ながらありませんでした。

この作業をしながら、こういうリストをネット上に保管しておいて、不都合があった場合に読み出して、すぐに復旧できるようなシステムがあるとありがたいなぁと思いました。 Synapticやソフトウェアセンターでそんな機能はないか調べて見ましたが、どうやらなさそうです。せめてインストールしたもののリストだけでも保存しておいて、後から読みだして自動的にインストールする仕組みがあったら何倍も楽だろうと思います。
#既に作られていても良い気がしますが…。

2011年3月21日月曜日

LinuxでMARY基板を使えるようにする

先日、CQ出版社から発売された「2枚入り!組み合わせ自在!超小型ARMマイコン基板」(トランジスタ技術4月号増刊)に、NXPセミコンダクターズの32ビットワンチップマイコン: LPC1114が搭載された超小型マイコン基板が2枚付属しています。

LPC1xxxと言えば、以前からLPC1768を載せたmbedに注目していました。mbedは、この手のマイコンボードにありがちな開発環境を整える手間を省くために、開発環境は全てネット上にあるという面白いコンセプトを持ったマイコンボードで、買ってすぐに使える手軽さが人気となっているようです。ネットにつながったパソコンから、Webブラウザを通して開発環境にアクセスすればよいのですから簡単ですし、マルチプラットフォームだというのも嬉しいところです。しかし、若干高い。

同じNXPのワンチップマイコンを搭載した、LPCXpresso NXP LPC1769(1768)評価キット同LPC1343評価キット同LPC1114評価キット秋月で販売されています。こちらはそれなりにリーズナブルなお値段です。開発環境としては、code_redLPCXpressoを使います。まだこの評価キットを入手していないので、そのうち購入したいと思っているのですが、それよりも魅力的だと思ったのが「MARY基板」だったのです。

1つの基板は、「こんなので何が出来るんだろう?」と思わせるほどサイズが小さいのですが、複数の基板をつないで連携させることができるというのが最大の魅力です。つまり、基板を増やすことで表現の幅が広がるということです。付属基板や拡張基板、その他の関連部品などがマルツパーツ館で販売(もう少し安いとありがたいのですが…)されています。一目惚れ状態で2冊(MARY基板4枚分)購入しましたが、説明を読みながらWin環境のないことに気づいて我にかえりました。開発環境のLPCXpressoは、WinもLinuxも同じように使うことができそうですが、Flash-ROMに書き込むFlash MagicというソフトがWin専用なのです。ネットでいろいろと探し回りましたが、有用な情報を見つけることができなかったので、Twitterでつぶやいてみました。すると、なんと著者から「LPC21ISP」で書き込めると教えていただくことができました。(なんともありがたい話です)
#これがダメなら、Flash MagicをWineで動かすという方法もあるようです。

早速zipファイルをダウンロードして展開し、解凍されたフォルダに入って「make」して出来上がった実行ファイルを「sudo cp lpc21isp /opt」でコピーしました。(ダメもとでやってみたらMacでも出来ました←驚き!)/optにパスが通っていない場合はパスの設定(.bash_profileや/etc/profileあたりで)をする必要がありますが、簡単に使えました。これからいろいろと試してみたいと思います。

2009年11月20日金曜日

Ubuntu 9.10をHDDにインストールして…

普段サブで使っているPC(そもそもは各種Linux OSのテスト用PC)のUbuntuを9.04から9.10にアップグレードしてみました。はじめは、アップデート・マネージャからアップグレードしてみたのですが、諸々インストールしていじりまくっているためか、あっちこっちでうまく動かない感じがしたので、思い切ってクリーンインストールすることにしました。

こういう「お引っ越し」で面倒なのは、必要なファイルのバックアップと復元です。Macで使わなくなったUSB2.0接続の外付けHDDがあるので、そちらにダウンロードしてインストールしたdebパッケージやzipファイルなどをコピーし、Wine上で動かしていたWindows用ソフトウエアもコピーしました。次に、自分のHOMEフォルダを丸ごとコピーして、引っ越し準備完了。

UbuntuのWebサイトから9.10のISOイメージファイルをダウンロードして、CDに焼いてPCを起動し、インストール作業を開始しました。(今回は本家のサイトからダウンロードしましたが、日本語を使うならJapanese Teamのサイトからの方が良いと思います。)

HDDへのインストール後、日本語環境に不足があるということで、いくつかのファイルが自動的にダウンロード&インストールされ、無事にUbuntu 9.10のインストールが完了しました。すぐさま、Synapticパッケージ・マネージャを使ってsun-java6、Wine1.2などをインストールしました。(Micropolice、FreeCIV、Simutrans、WesnothなどのゲームやMuseシリーズ、Rosegarden、ZynAddSubFX、Alsa Modular Synthなどの音楽関連ソフトもインストールしました)
#今まで、「jackd」の動かし方がイマイチ分からないところがあったのですが、英語のメッセージを頼りにしながら、簡単に動かすことができるようになりました。(次の課題は、デーモンとしてバックグラウンドで起動しておくこと)

最後の仕上げとして、ScratchやEtoysなどのdebパッケージをインストールして元の作業環境に戻すことができました。大きな変化はあまり感じられませんが、それぞれのソフトウエアのバージョンが微増し、ちょっとだけ使いやすくなった感じはあります。

ついでと言っては何ですが、電源のファンが起動時にけたたましい音をあげていたので、その対策にファンカバーを付けることにしました。こちらもあっさり作業を終了し(少々改造が必要でしたが…)、さらにケースファンの回転数を調節するファンコントローラーを付けて若干の静音化に成功しました。これで、夜中にPCを起動しても、家人を起こさずに済みます。(^_^;;;

2009年10月22日木曜日

IPAフォントのUbuntu 9.04へのインストール

もともとUbuntu 9.04をインストールしていたHDD(40GB)が手狭に感じていたのですが、ちょっとした不具合が発生し、Ubuntuが起動しなくなってしまいました。どうしても必要なデータはバックアップしてありましたし、いろいろいじくりまくっていて「1からやり直すのは面倒だけどどうしようかなぁ…」と思っていたところだったので、思い切って別のHDD(その辺にあった80GB)に載せ換えることにしました。
#在庫を確認したら、80GBはあと2台ありました。(^_^;;;

CDからUbuntuを起動し、HDDへインストールした後、バックアップしてあったファイルをコピーして使える状態に戻す作業を始めました。JavaやWineの設定も簡単に完了(導入時よりもスムーズな気が…こっちのスキルアップが原因か?)し、プリンタもあっけないくらいに簡単にドライバがインストールされました。

そんな中、「フォントのインストールってどうするんだっけ?」というところでストップしてしまいました。フォントの設定ができるようなものが見当たらず、さてはどこかのフォルダに突っ込むんだろうと当たりをつけて、探して回りました。すると、「/usr/share/fonts/」というフォルダを見つけました。さっそくここへIPAフォントVer.3を解凍して入れました。

Ubuntuの日本語フォーラムでは、フォントキャッシュの初期化も必要であるようなことが書いてあったので、書かれていた通り「sudo fc-cache -f -v」してフォントキャッシュを初期化しました。すると、無事にIPAフォントが使えるようになりました。近々9.10が出るような噂を耳にしましたが、それまで9.04でがんばってみたいと思います。

2009年7月4日土曜日

Scratch 1.4リリース

リリース候補で使用実験を続けていたScratchですが、ようやく正式版1.4がリリースされました。
http://info.scratch.mit.edu/Scratch_1.4_Download

まずはMac版を試してみました。日本語文字の扱いについていくつかバグがあったのですが、それも解消されていい感じの仕上がりになっています。これからもう少し使い倒してみたいと思います。

次に、Ubuntuに導入していた1.4rcを今回のものに置き換えてみました。相変わらず日本語入力はできないものの、日本語表示も問題なくクリアし、動作については問題なさそうな雰囲気でしたが、「保存」と「ファイル」→「開く」を選択すると、バグ(「Message Not understood:findTokens:」と書かれた窓にエラーメッセージがずらずらと並んでいる)が発生してしましました。これは、比較的日本語にもよく対応しているSqueakVM 3.7-7を使っても、もともとLinux版Scratch 1.3.1に入っていたSqueakVM 3.9-8を使っても同じ結果となりました。かなり残念です。

ついでに、WineでWin版のScratch 1.4を直接動かしてみました。こちらの方も日本語入力はできませんでしたが、「保存」と「開く」にバグはなく、問題なく作ったファイルを保存して開くことができました。そもそも、非力なマシーンを使ってScratchを使いたいと思っているので、Wineで動いてもあまりうれしくないのですが、とりあえすUbuntuではWin版のScratch 1.4を使っていくことにします。

2009年6月11日木曜日

Scratch 1.4rcが公開されました

次期Scratch 1.4のリリース候補版が公開されました。
http://info.scratch.mit.edu/Scratch_1.4_Release_Candidate

現在のところMac版とWin版のみです。そもそもMacユーザな私は、まずMac版を試してみました。一番大きく変化したところは、「演算」のコマンドが増えたことでしょうか。インターフェイスも若干変わって使いやすくなったように思います。
#「変数」の日本語2バイト文字の扱いについて、バグがあることがわかっています。

追加された機能も申し分ありませんし、WeDoとの親和性を高めるための拡張も行われており、これからの進展が楽しみです。

と書いて終わりでは何なので、Ubuntu 9.04上の(1)WineでWin版のScratch 1.4rcを試し、ついでに(2)Linux版の1.3.1のScratch.imageにMac版の1.4rcのScratch.imageを入れ替えてみました。

(1)については、メニューなどの日本語2バイト文字が正常に表示されない問題に遭遇しましたが、locale/ja.poのWinで使うフォントを設定するところに、明示的に「IPAゴシック」と書き込むことで正常に日本語が表示されました。ただ、私の環境ではWineで日本語入力ができない(多分どこかの設定をいじらないといけない)ので、日本語入力について試すことができていません。

【追記】Wineで日本語入力ができるようにしました。(ちょっと長い文になると変換できないのですが)Scratchでも日本語入力ができるか試してみましたが、残念ながら文字化けが発生して日本語は入力できませんでした。(2009.6.14)

(2)については、Mac版の「Scratch」の中身に侵入し、今までになかったプラグインをコピーしてUbuntu 9.04のScratch/squeak/3.9-8(同3.7-7も)へ持ち込みました。合わせて、Mac版に付属の「locale」の中身をすべてコピーし、Ubuntu 9.04のScratch/localeへ持ち込みました。これだけで、とりあえず使える環境が整いました。相変わらず日本語入力は不可能(Squeak 3.7-7を使っても文字化けする)なのですが、これも今後の対応に期待したいと思っています。

2009年5月4日月曜日

Ubuntu 9.04へのアップデート

先日、Ubuntuの最新バージョンが公開され、「アップデートマネージャ」からアップデートできるようになりました。早速、アップデートのボタンをポチッとすると、作業終了まで5時間以上かかるような表示が出ました。とりあえず、別の仕事を進めながらアップデートを見守りました。なぜか「Freeciv」だけがアップデートできないというエラーメッセージが出ましたが、それ以外は順調に進行し、無事にアップデートが終わりました。
#その後Freecivもアップデートできました。

使用感としては、今までに比べて一つ一つの動作が機敏になり、かなり快適です。いくつかのソフトウエアで確認しましたが、OOoをはじめとしてほとんどのソフトウエアのバージョンが微増しています。これまで動作実験をしてきたSqueakScratchDolittleWineなども問題なく動作しました。また、時間を見つけて動作確認をしたり、ソフトウエアの操作感をたしかめたりしてみたいと思います。

あとは、TeXの日本語環境が充実してくれることと、音を出したり録音したりする機能がもう少し簡単に使えるとありがたいなぁと思っています。

2009年4月26日日曜日

Wineの日本語表示

Ubuntu 8.10で運用していたWineですが、日本語の表示がうまくできず、どこにどんな文字が書いてあるかということすらよくわからない(豆腐でさえない)状況にありました。辛うじて部分的に表示されてたアルファベットや数字を頼りに使っていたのですが、日本語表示が不可能なはずはないと思い、設定の方法を探しました。

「アプリケーション」メニューの「Wine」からたどっていくと、「Configure Wine」というGUIの設定ツールを起動することができます。しかし、これも日本語がうまく表示されていないので、どこで何が設定できるのかわかりませんでした。そこで、ネットの情報を頼りに日本語表示フォントの設定を探すと、「Desktop Integration」タグ(アルファベットなので表示されている)の中の「Item:」からフォントの設定ができる項目を選んで設定をすればよさそうだということがわかりました。

早速、「Active Title Text」「Menu Text」「Message Box Text」「ToolTip Text」についてフォントの設定を行いました。
http://d.hatena.ne.jp/kakurasan/20070812/p1
#このBlogには、さらに詳しい設定の仕方が解説されています。

最近私も注目しているPuppyでやる場合は、以下のところが参考になると思います。
http://puppylinuxforever.blogspot.com/2009/01/wine.html

とりあえず先ほどの4項目に対する設定(日本語表示にはIPAフォントを指定)で、日本語表示ができるようになりました。一部のソフトでまだダメな場合があるので、さらに詳しく「user.reg」の設定をする必要があるのだと思います。それは、次回に。

2008年12月23日火曜日

openSUSE 11.1を使ってみました

12月18日にopenSUSE 11.1がリリースされたという話を聞き、早速ダウンロードしてopenSUSE 11.0をインストールしていたHDDにインストールしてみました。今回は、KDEが4.1になったということなので、どの程度進化しているのかを評価する意味で、デスクトップをKDEにしてみました。以前にもopenSUSEでKDEを使っていたことがあったので、戸惑うことはありませんでしたが、使いやすいのかどうかはまだ判断がついていません。

これから、映像や音楽に関わるソフトウエアを試用し、評価していきたいと思っています。合わせて、Wineの実行環境としても評価していきたいと思っています。Wineについては、既にUbuntu 8.10にインストールして動作実績のあるWinソフトをインストールしてみました。これらの動作については少々気になるところはありましたが、足りないファイルがあるような感じがしていますので、もう少し原因を探ってできるだけ対応してみてから再度評価していきたいと思っています。

さて、こんなことにはまっていると本業に差し支えるので今日はこの辺で。