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2024年3月2日土曜日

BehringerのSWING(MIDI&CV/Gateキーボード)でvolca modularを鳴らしてみる

以前の続きです。KORGのvolcaシリーズをBehringerSWINGというキーボードで鳴らしてみます。前回は、MIDIを使ってvolca fm2を鳴らしてみましたが、今回は、CV/Gateを使ってvolca modularを鳴らしてみます。

余談ではありますが、自宅にはいくつかの電子ピアノを含むキーボードやシンセサイザーがありますが、電子ピアノ以外で鍵盤の下が空いていないものは、ENSONIQ(←Wikipediaの記事)のTS-12(←英語です)くらいなもので、他のものは鍵盤の下が空いているものばかりを使ってきました。慣れてしまえばどうということはないのですが、個人的にはどうしても鍵盤自体の軽さが気になり、強く弾くと壊れてしまうのではないかと思ってしまいます。(鍵盤楽器はピアノから始めたので…)今回購入したSWINGは、ミニ鍵盤ながら下が空いていない作りになっていて、安心感があります。

というわけで、SWINGでvolca modularを鳴らすために、CV/Gateをケーブルでつないでいきます。これも以前にKORGのSQ-1(ステップシーケンサー)でvolca modularを鳴らしたときのことを思い出しながらつなぎました。備忘のためにつなぎ方を書いておきます。

SWING volca modular
Gate…○(◎のL側へつなぐ)□ ◎ CV-IN…ステレオミニプラグ(TRS)
KB CV…○(◎のR側へつなぐ)□
※volca modularの方は、「SOURCE」の(1)pitchをCV-INのCV側(下側)に、「FUNCTIONS」の(1)gateをCV-INのGate側(上側)につなぎました。
→「Module Reference」で確認しながら作業を行いました。

はじめにvolca modular側でキャリブレーションの設定を行います。それぞれのケーブル配線を済ませてからSWINGの電源を入れておきます。volca modularの方は、「volca modular/CV入力のキャリブレーション方法」を参考にしながら設定作業を進めます。

  1. volca modularの「PLAY」ボタンと「REC」ボタンを押しながら電源を入れる
  2. C4の「ステップ[4]」ボタンが点灯する
  3. SWINGのC4の鍵盤を押しながら、volca modularの「MEMORY」ボタンを押す
  4. C5の「ステップ[16]」ボタンが点灯する
  5. SWINGのC5の鍵盤を押しながら、volca modularの「MEMORY」ボタンを押す
  6. すべてのステップ・ボタンが点灯し、「REC」ボタンが点滅する
  7. 「REC」ボタンを押して設定を保存する
※操作の途中で「PLAY」ボタンを押すと、設定を保存せずに起動します。

この状態で、無事にSWINGからvolca modularをコントロールすることができるようになりました。最終目標は、キーボード(SWING)→Mac→SQ-1→volca modularで音を鳴らすことですが、この構成でも簡単な演奏ができることがわかりました。

2025年1月19日日曜日

volca modularと戯れる

以前から愛用しているKORGvolcaシリーズですが、中でもvolca modularは、昔からの憧れだったアナログシンセサイザーをコンパクトに再現した入門機だと思っています。これを使いこなせたら楽しいだろうと思って購入しましたが、じっくり腰を据えてvolca modularと戯れて、アナログシンセの面白さを体験してみたいと思いつつ、時間貧乏な生活をしているのでなかなか実現させることができていませんでした。とは言え、いつまで待っても時間は生まれないので、とにかく始めてしまえと見切り発車してみます。
#余談ですが、私がシンセサイザーをいじりはじめた頃は、アナログからデジタルへの移行期で、YAMAHADX7が脚光を浴びている時期でした。
#当時の私の愛機は、RolandJUNO-106(←現在はSoftware Synthesizer)でした。

始める切っ掛けは、YouTubeで見つけたKORG EXPERIENCE LOUNGEの動画(「マシンライブへの脇道 ~君は volca modular と友達になれるか 編~【配信アーカイブ】」と「マシンライブへの脇道 ~君は volca modular と友達になれるか編~ 後編」)を観たことでした。今回はこれを参考にしながら、しばしvolca modularと戯れてみたいと思います。

使用する機材は、BehringerSWINGというCV/Gate&MIDI対応のキーボードを使ってvolca modularをコントロールします。つなぎ方は以前の記事でも紹介しているとおりです。おさらいをしておくと、SWING(キーボード)の「KB CV」出力と「Gate」出力をTRS(ステレオミニプラグ)に変換してvolca modularの「CV-IN」に接続します。ステレオミニプラグ⇔モノラルミニプラグLRケーブルを使って、「KB CV」出力をR(赤)側に、「Gate」出力をL(白)側につないで反対側のステレオミニプラグをvolca modularのCV-INにつなぎました。その信号は、すぐ左側にある2口のピンソケットから出力されて、音程を表す信号のCVは下側から、音のON/OFFを表す信号のGateは上側から出力されます。ここから何もつながないと、いくらキーボードの鍵盤を押しても音は出ません。CVを「SOURCE」の「pitch」につなぎ、Gateを「FUNCTIONS」の「gate」につないでようやくSWINGでvolca modularをコントロールして音が出せる状態になります。

準備作業はまだ続きます。コントロールできるようになったら、キャリブレーションという準備作業をする必要があります。毎度のことではありますが、「volca modular/CV入力のキャリブレーション方法」を参考にして準備作業を行いました。この後の音作りの作業のために、音量(VOLUME)以外のすべてのつまみを0にしておきます。作った音の設定などを保存しておく機能はないので、volca modularの「Supportダウンロード」のページから「ブランク・チャート」をダウンロードして、これに設定などを記録しておきます。昔、JUNO-106で作った音を保存したときも、チャートに書き込んでおくことはありました。それぞれの設定が数値として見えないので、各スイッチの位置で確認しておかないとどの設定をどの様に変更したかがわからなかったためです。
#キャリブレーションが終わった後、キーボードの「PITCH BEND」をいじると音程がずれてしまうことがあるようです。

ここから、しばし音作りに没頭しました。音の信号と制御の信号をどこにどのようにつなげるかを考えながら作業をしましたが、内部の配線とジャンプワイヤーでの配線とが頭の中で混乱してしまうことがあって、何度か「はじめからやり直し」となりました。それも含めて楽しく戯れることができました。完成したと言えるほどではないのですが、シンセブラス(低音)を作ってみたのでチャートにしておきました。

まだまだ使いこなせるようになったとは言えないので、時間を見つけて戯れてみたいと思います。それから、今回使ったキーボード(SWING)は、CV/GateとMIDIを同時に使うことができるので、手元にあるvolca modularとvolca fm2を同時にコントロールして音を出すことができることもわかりました。やってみたいことがどんどん湧いてきますね。(^^;;;

2023年9月9日土曜日

Behringerのアナログドラムマシーン(RD-6)を使ってみた

前回BehringerというメーカーのSWINGというMIDI&CV/Gateに対応したミニキーボードのことを紹介しましたが、今回は同じメーカーのアナログドラムマシーン(RD-6)を入手したので、その使用感などを紹介してみようと思います。

これまで、KORGSQ-1やvolcaシリーズを使って新しい音楽環境を作ってきていたので、同じメーカーで統一するということも考えたのですが、このRD-6が様々なカラーバリエーションが用意されていて、Amazonで手頃なお値段で販売されていたので(結局は衝動買いですが…)買ってしまったのでした。

最近知ったことですが、このBehringer というメーカーは、ビンテージなアナログシンセサイザーのクローンも製造していて、RD-6はRolandTR-606のクローンです。それ以外にも、名機と言われたアナログシンセサイザーのクローンも作っていて、「ヤオヤ」の愛称で有名なTR-808のクローンも作っているようです。(手放しで喜んでいられないこともあるようですが…)
#ちょっと古い記事ですが、DTM Hackerさんの「Behringer ベリンガーのクローン・シンセの一覧」がわかりやすいと思いました。

自宅には、YAMAHADD-12(←説明書のPDF)やKORGのKR miniもあるのですが、DD-12はパッドが付いているので練習や簡単な演奏に向いていて、KR miniは手軽に遊べる良さがあります。RD-6はこれらとは違い純粋なドラムマシーンという感じ。PCやMacともつなぎやすいイマドキな仕様になっているため、今買うなら使い勝手という面でも選択肢としてありだと思います。volcaシリーズよりも倍くらい大きく筐体もしっかりした印象なので、カラーバリエーションからおもちゃな雰囲気を感じなくもないですが、volcaシリーズほどのチープさ(それはそれで魅力ではあるのですが)はありません。

手始めに、RD-6とSWINGをつないで同期させながら、SWINGにvolca fm2をつないで演奏してみました。音としては、1980年代の懐かしい感じが味わえて、音作りや音楽づくりに夢中になっていた頃を思い出し、ちょっとワクワクした気持ちになりました。操作をしながらどうなるか確認していくと、いじっていてとても楽しいしわかりやすいと思いました。

自室には、まだ古い機材もあるので、いろいろとつないでどんな雰囲気になるのかやってみたいと思います。(そろそろ新しい録音機材がほしいかな…) 

2023年8月24日木曜日

MIDI&CV/Gate対応コンパクトキーボードでKORGのvolcaシリーズを鳴らしてみる

これまでに、KORGのvolcaシリーズをSQ-1で鳴らして自動演奏をしてきましたが、自宅にあるMIDIキーボードとSQ-1をうまくつなぐことができず、どうしたものかと思案していました。SQ-1にはMIDI OUTしかなく、INはSYNCのみなので、直接つなぐことができないのは、当然と言えば当然のことです。

いろいろと情報をいただきながら手元にあるものでどうにかできないだろうかと考えていたとき、AmazonでMIDIとCV/Gateに対応した小さなキーボード(ミニ鍵盤32鍵)を見つけてしばらく悩みました。これまで自宅で使っていたMIDIキーボードは、RolandPC-300(←取扱説明書のPDF)という古いMIDIキーボードです。とっくに生産は終了しているし、Mac用のドライバは古いものしかなく、今のmacOSでは動かないのでUSB経由でつなぐことができない状況になっています。USB⇔MIDIインターフェイスを介してMIDI信号をやり取りすることはできるのですが、PC-300からのMIDI信号をSQ-1でCV/Gateに変換してvolca modularまでつなげることができないのです。(PCやMacからのMIDIデータは、SQ-1でCV/Gateに変換できるらしい)悩んだ末、やはり新しいキーボードが必要だという結論になりました。

今回購入することにしたのは、BehringerというメーカーのSWINGというキーボードで、Mac用のドライバ(リソースセンターで見つけることができる)があることと、CV/Gateでコントロールできることが決め手になりました。Amazonで購入しましたが、かなりリーズナブルなのにしっかりとした作りになっていて、人気が出そうな気がします。

このSWINGにMIDIでコントロールできるvolca fm2をつないで動作確認をしてみましたが、全く問題なく鳴らすことができました。シーケンサーも良い感じの鳴り具合でいじっていて楽しくなってくる感じ。SYNCでテンポを同期させてvolca fm2のシーケンスデータも一緒に鳴らすことができました。いろいろやっているうちにケーブルがごちゃごちゃしてきて収拾がつかなくなってしまったので一度整理してからもう1台のvolca modularをつないでみようと思います。

2025年1月25日土曜日

YAMAHA製 YDA138デジタルアンプとA100を聴き比べてみる

以前の続きです。前回は、電子楽器のモニタスピーカー用に使っていたXY-C50L(←YouTube動画)をYAMAHAYDA138(←Datasheet)デジタルアンプに置き換えたところまででした。今回は、これも以前の記事で紹介したYAMAHAの古いアンプ「A100」と聴き比べてみたいと思います。

電子楽器の方は、先日、ちょっと時間を作ってしばらく戯れてみたvolca modularとvolcaシリーズではじめに購入したvolca fm2をCV/Gate&MIDIキーボード(SWING)でコントロールしています。これらの電子楽器から出力される音を受けて、スピーカーに出力させていたYDA138デジタルアンプをA100に置き換えて聴き比べます。基本的なセッティングは、YDA138デジタルアンプで設定した状態のままにして、アンプだけをA100に入れ替えて使ってみます。
#スピーカーは、自作2 Wayスピーカーを使っています。

すぐに気づいたのは、音の歪(ビビリ?)が激しかったことです。先ほど紹介した以前のBlogにも書きましたが、A100の方が出力が大きいので小さなスピーカーでは力を出し切ることができません。volca modularのリバーブを切って音量を絞ればそれなりに聞ける状態にはなりますが、少し大きな音を出してしまうと途端にビリビリと音が歪んでしまいます。この状態では、実用的ではないと思いました。程よいセッティングを探して試行錯誤してみたところ、本体もしくはミキサーからの出力音量を少し大きくして、A100からの出力をできるだけ絞ってやると安定した音になることがわかってきました。それでも、音程によってはピンポイントで歪むところがありました。
#A100の電源を入れてからしばらくは、ボリュームを動かすとバリバリとノイズが入るのですが、しばらくするとノイズはしなくなりました。古いので仕方がないかもしれません。

肝心の音質ですが、A100の電源を入れただけでは全くの無音で、YDA138アンプキットと同じで電子楽器のモニタスピーカー用アンプとしては合格だと思いました。購入した当時は、それなりのお値段だったと思いますので、数千円で買える廉価帯のアンプと比べることの意味が問われそうですが、A100の方が様々な音が聴き取れるので、音の解像度は高いのだと思います。歪みさえなければモニタスピーカー用のアンプとしては申し分ないのですが、歪んでしまうのなら使えないのでA100をモニタスピーカー用のアンプとして使うのは断念しました。ということで、新しい楽器たちのモニタスピーカー用のアンプは、引き続きYDA138デジタルアンプを使うことにします。

A100の使い道ですが、ちょっと大きめのスピーカーユニットを使ってスピーカーシステムを組んでみて、A100で使えるかどうか実験してみたいと考えています。自宅で在庫しているフルレンジスピーカーは、10 cm前後のものが多く、それよりも小さいものはありますが大きなものは購入しないとありません。大きなスピーカーユニットは値段も高くなりますので、実験的に使うことを想定して購入するにしては、ちょっと勇気が必要です。中古販売店でも大きすぎるものは思ったより安いことはありますが、いわゆる6.5 inch(16 cm)クラスのものは人気もあるので値段が落ちず、手を出しにくい感じがしています。

せっかくなら、昔のステレオコンポで使われていたようなサイズのスピーカーを導入してみたいところですが、なにせ自室が狭いのでどうしたものかと頭を悩ませています。板材の在庫もそれなりにあるから、エンクロージャーから作ろうと思えば作れてしまうのですが…。

2024年8月13日火曜日

Behringerのアナログドラムマシーン(RD-6)とアナログベースラインシンセサイザー(TD-3)を同期させてみた

前回の続きです。BehringerRD-6に続いてTD-3を購入し、両方とも試用するところまではやってみました。次は、他の楽器とつないで一緒に音を鳴らすことに挑戦してみたいと思います。はじめの一歩として、そもそも対で使われることが想定されているRD-6とTD-3を同期させてみます。
RD-6の基本コントロールマニュアル(なぜか「日本語版クイックガイド」という名前で保存先を聞かれますが、中身は「基本コントロールマニュアル」です)も見つけたので、今回はこれも参考にしています。

事情により、現在自室で様々な取組を同時に行っているため、かなり手狭で楽器の試用環境を広げることができません。とりあえずつなげて同期させて音が出るかだけを確認するため、Amazonで見つけたAU-401(←Google先生に聞いていただければ…)というミニステレオプラグ(TRS)対応のヘッドホン出力用ミキサーを購入し、RD-6とTD-3のそれぞれのPHONE出力からAU-401につないで、以前このBlogで紹介したXY-C50L(←YouTubeの動画)というステレオD級アンプにつないでスピーカーから音を出すという構成で動作確認をすることにしました。

同期の方法はいくつかあるようですが、今回はSYNC入出力を使うことにしました。ドラムマシーンのRD-6からの信号でTD-3を動かしたいと思います。そのためのTD-3側のセッティング方法を以下に箇条書きでまとめておきます。

  • シーケンスが止まっているか確認する(止まっていなければ止める)
  • 「Function」ボタンを押す
  • 「BACK」と「WRITE/NEXT」ボタンを同時に押す
    ※以下3秒以内に何もしないと変更モードが解除されます
  • 「4」キーボタンを押してクロックソースを「TRIG」に設定する(1=INT、2=MIDI、3=USBとなっている)
  • クロックレートを設定する(5=1PPS、6=2PPQ、7=24PPQ、8=48PPQとなっている)
    ※デフォルトが7=24PPQだったので、そのままにしました
  • RD-6のSYNC OUTとTD-3のSYNC INをTSケーブルでつなぐ

これで準備完了です。TD-3の「START/STOP」ボタンを押してから、RD-6の「START/STOP」ボタンを押すとベースとドラムが同時にスタートして同期した状態で演奏されました。なかなか面白いです。これまでは、ドラムとベースラインの演奏はMIDI音源だけでやってしまっていたので、つなげることを意識する必要がなかったのですが、今回のようにRD-6とTD-3をつないで同期させて音を鳴らすというのは、MIDIがない時代に戻ったようで不便でもあり電子楽器を動かしている楽しさもありで結構ハマりそうです。

今後やってみたいこととしては、KORGSQ-1(ステップシーケンサー)でドラムやベースにタイミングを与えつつハーモニーをつくり、BehringerのSWING(MIDI&CV/Gateキーボード)で様々な音源をコントロールしながら演奏してみたいと思っています。

2025年11月24日月曜日

M5Stackを使ってみる〜UART接続のUnit-MIDIでドラムマシーンを動かす

以前の続きです。M5StackCORE BASIC V2.7にPORT.C(UART)を追加する「M5StackBasicLite@akita11さん設計・製作)」というベースボードをつないで(はさんで)「UNIT-MIDI(以下「MIDI」)」を動かすことができるか動作確認をしました。「MIDI」には、仏dream社のSAM2695が内蔵されていて、GitHubのサイト内にあった、「M5-SAM2695」のページからダウンロードした「piano.ino(使用時は、ファイル名を「piano_midi.ino」に変更)」を使って、Behringerの「Pro VS MINI」を鳴らすことに成功しました。

今回は、同じ「MIDI」を使って、ドラムマシーン(BehringerのRD-6)を鳴らすことができるかやってみたいと思います。GitHubの「M5-SAM2695」サイトから「drum.ino」をダウンロードして、名前を「durm_midi.ino」に変更しておきます。(理由は、冒頭にリンクした記事を参照してください)これをLinux Mint上のArduino IDE(2.3.6)で開いて、コードを確認します。すると、「piano_midi.ino」のときと同じように「M5_SAM2695.h」を使うようなので、前回使ったものと同じファイルを「drum_midi.ino」を入れているフォルダ内にコピーしておきました。この状態で、Core BasicをUSB-Cケーブルでつないで「ボード」と「ポート」の設定を「M5Stack-Core-ESP32」に合わせてから「→(コンパイル&書き込み)」ボタンをクリックすると、無事にプログラムが書き込まれました。
#例によってYAZAWATVR35WH(アンプ内蔵スピーカー)につないでdrumのプログラムがインストールされていることを確認しました。

この状態で、RD-6とCore BasicをMIDIケーブルでつないでドラムマシーンとして鳴るか確認します。つないだだけでCore Basicを起動すると、「MIDI」には通電するもののRD-6をコントロールすることができませんでした。MIDIのチャンネルが合っていない可能性があるので、RD-6側のMIDI設定を確認することにします。「FUNCTION」 ボタンを押しながら、「PATTERN GROUP」 ボタンを押すと、MIDIチャンネルの設定が変更できるようになります。デフォルトでは、MIDI INもMIDI OUT/THRUもチャンネル「1」になっています。「PATTERN GROUP」 の「Ⅰ」でMIDI OUT/THRUのチャンネルを、「Ⅱ」でMIDI INのチャンネルを設定することができます。「FUNCTION」 ボタンを押しながら、「PATTERN GROUP」 ボタンを2回押すと「Ⅱ(MIDI IN)」の設定ができるようになるので、「10」ボタンを押してチャンネル「10」に変更します。

再びMIDIケーブルで「MIDI」とRD-6をつないでCore Basicの電源を入れると、RD-6が鳴ってくれました。\(^o^)/注意点としては、「MIDI」の「I/O BYPASS」と「SEPARATE」のスイッチを「SEPARATE」側にしておく必要があります。続けて、TRS MIDIケーブルでも鳴るのかやってみましたが、こちらも問題なくRD-6を鳴らすことができました。「piano_midi.ino」でも同じことが言えるかもしれませんが、ループ再生するようなメロディやリズムをプログラムしたものをCore Basicに入れて、電子楽器をループで鳴らしておいて、そこに生の演奏を重ねるような使い方もできるかなと思いました。

余談ではありますが、今回使ったBehringerのRD-6やTD-3、このBlogでも度々登場しているRolandのPC-300(MIDiキーボード)など、電子楽器(中でもエフェクターが多いかな?)に使われるACアダプターが、「センターマイナス」が多いのが気になっていました。一般的には、「センタープラス」のものが多い気がしますが、同じBehringerでもSWING(CV/Gate&MIDIキーボード)は「センタープラス」ですし、KORGのvolcaシリーズも「センタープラス」です。手近なところで、RolandのSC-55mkII(←取説のPDF)とKORGのX5DR(←取説のダウンロードサイト)は「センターマイナス」で、メーカーでも統一されているとは限りません。理由を調べていて、「エフェクター電源はなぜセンターマイナス仕様なのか」という記事を見つけました。ご参考まで。

M5Stackを使ってみる

2025年12月1日月曜日

Pro VS MINIをiMacからコントロールできるのか

以前の続きです。BehringerPro VS MINIを購入して、古いMIDIキーボード(RolandのPC-300)でコントロールして音を出してみたところまでやりました。今回は、iMac(こちらもちょっと古め)につないでBehringerのDownload Center(リンク切れによる修正→リソースセンター)からダウンロードしたソフトウェアが使えるのかやってみたいと思います。

先述の公式ダウンロードサイトでmacOS用の「SYNTHTRIBE(ダウンロード時のバージョンは、ver.2.9.0でした)」をダウンロードして、iMacにインストールします。そもそも、このソフトはBehringerが製造・販売する様々な電子楽器のコントロール(エディットやファームウェアのアップデートなど)をするためのもので、以前からどんなことができるのか使って試してみたいと思っていました。今回は、比較的新しいPro VS MINIにも対応しているのかどうか、確認してみたいと思います。
#ちなみにMIDI&CV/Gateキーボードの「SWING」については、「ControlTribe」という別のソフトウェアが用意されています。いずれも、ダウンロードサイト内で条件を選択しながら探さなければならないので、ちょっと面倒な感じがました。

まず、Pro VS MINIの電源は、USB-Cで供給されるようになっているので、ここからiMacにつないでみました。すると、とりあえず電源が入ることは確認できました。次に、SYNTHTRIBEを起動すると、Behringerのシンセサイザーたちの画像が次々に表示されるだけで、何も起こりません。一瞬、このソフトは製品紹介のソフトなのではと思ってしまいましたが、使っているUSB-Cケーブルが、電源用のものだったことに気がついてUSB 3.0対応のケーブルに交換しました。再びPro VS MINIの電源を入れて、SYNTHTRIBEを起動させようとすると、直後にアプリケーションソフト自体が落ちてしまうようになりました。どうやら、USB-CでつながっているPro VS MINIを探しに行って、何らかの処理をはじめたところで落ちてしまっているようでした。これは、USB 2.0対応のケーブルでやっても変わりませんでした。USBハブをはさまないでiMacに直接つないでも挙動は変わりません。やはり、現状のSYNTHTRIBEは、Pro VS MINIには対応していないのだろうと思います。
#表示される製品写真の中にも、Pro VS MINIは入っていませんでした。

ちょっと残念な気はしましたが、何か手がかりがないかと思って調べてみることにしました。英語の口コミ情報的なものをいくつか読みましたが、以前のバージョンでは使えたことがあったような…?どうして使えなくなってしまったのか。Behringerの公式ダウンロードサイトでは、Pro VS MINIの関連ソフトウェアとしてSYNTHTRIBEがダウンロードできるようになっているので、公式の認識では使えることが前提なのかもしれません。私が使っているiMacは、古いバージョンのmacOSで動かしている(最新のものにはアップデートできない)ので、それが不具合の原因かもしれないと思って、普段使いのMacBook Proでもいろいろと試してみましたが、結果は同じでエラーを吐いて落ちてしまいました。これ以上は、私の力ではどうすることもできません。状況に変化があったら、また検証していきたいと思います。現状では、MIDI INがあることを最大限利用して、MIDIキーボードやMIDIシーケンサーなどとつないで音源として活用することを考えたいと思います。

ここまでやってみると、以前に購入していた「RD-6(Classic Analog Drum Machine with 8 Drum Sounds, 16-Step Sequencer and Distortion Effect)」と「TD-3(Analog Bass Line Synthesizer with VCO, VCF, 16-Step Sequencer, Distortion Effects and 16-Voice Poly Chain)」について、SYNTHTRIBEでどんなことができるのか気になってきます。次回以降、これらの電子楽器について、SYNTHTRIBEの使用感を検証していきたいと思います。

2025年11月2日日曜日

BehringerのPro VS MINIを使ってみる

これまで、Behringerの楽器をいくつか購入して使用してきました。自宅にある、「SWING(32-Key USB MIDI Controller Keyboard with 64-Step Polyphonic Sequencing, Chord and Arpeggiator Modes)」「RD-6-GP(Classic Analog Drum Machine with 8 Drum Sounds, 16-Step Sequencer and Distortion Effect)」「TD-3-SR(Analog Bass Line Synthesizer with VCO, VCF, 16-Step Sequencer, Distortion Effects and 16-Voice Poly Chain)」については、このBlogでも紹介しています。

Behringerは、ドイツ発祥の電子楽器・音響機器のメーカーで、その製品ラインナップには、いわゆるビンテージ・シンセサイザーのクローンがあることでも有名です。その中で、今回は、Amazonのポイントアップで多めにいただいたポイントも使って、「Pro VS MINI」を購入してしまいました。(購入直後に更にディスカウントされてしまって、悶絶しましたが…)このシンセサイザーは、「Prophet VS」の音源を再現したもので、アナログな音を求めて購入しました。デジタルOSC(Oscillator=オシレーター)にアナログVCF(Voltage Controlled Filter)を搭載したハイブリッド・シンセサイザーで、デジタルとアナログの「いいとこ取り」を期待しています。

少しだけ「歴史」を補足しておくと、「Prophet VS」は、もともとSequential Circuits(紆余曲折があって現在はSequentialが引き継いでいる)が製造していたシンセサイザーで、現在のSequentialでは製造・販売されていません。ソフトウエア・シンセサイザーとしては、フランスのArturiaが「Prophet-VS V」をリリースしています。Prophet VSの実機は、中古市場でかなりの高値で取引されている感じです。

若かりし頃、自分のものとして初めて購入したシンセサイザーが、Rolandの「JUNO-106」だったのですが、こちらもDCO(Digital Controlled Oscillator)とVCFとの組み合わせだったので、ちょっと懐かしい音作りができるのではないかと期待して購入しました。
#現在は、Rolandから「JU-06A」というJUNO-60/106のモジュール版が出ています。

驚いたのは、筐体の小ささです。先に紹介したRD-6やTD-3と比べると半分程度の大きさしかなく、厚みも半分くらいです。KORGのvolcaシリーズよりも小さくて、正直なところ「おもちゃを買ってしまったか…」と思いましたが、落ち込んでても仕方がないので音を確かめてみることにしました。筐体に付いているタッチスイッチ(センサー)は、感度と演奏性が良くないので、今回もRolandのPC-300(MIDIキーボード)をつないで音を出してみました。volcaシリーズには、簡易ながら本体にアンプとスピーカーが内蔵されていますが、Pro VS MINIにはありません。ヘッドホン出力(ステレオミニTRS)からの信号を「Lepy LP-838」(←過去に説Blogにて紹介した)を通して視聴用の自作スピーカーサブウーファーも付けて)から音を出しました。

あえてエフェクターをかけずに音を確かめてみましたが、ゲームコントローラーのアナログスティックのようなレバーを使った音作りが特徴的で、どの向きにどのくらい傾けたらどんな音になるんだろうと、しばらくはかなり楽しむことができました。音のデータなどが表示されるLCDパネルに、リアルタイムに波形が表示されるのも音の変化を視認できて面白い工夫だと思います。プリセットの32音色も良い音が揃っているので、自分が作りたい音に近いものを選んでそこからエディットしていくという使い方が良いと思いました。
#音作りをしていく中で、音量が大きくなりすぎることがあって、MIDIキーボードから音量をコントロールできたら良いと思ったのですが、モジュレーションとベンダーは使えるものの、ボリュームのコントロールが全く効きませんでした。(もしかすると設定次第なのかもしれませんが…)