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2026年1月17日土曜日

Behringerの電子楽器をiMacからコントロールしてみる(TD-3)〜ベースパターンのプログラム

前回の続きです。BehringerTD-3(Analog Bass Line Synthesizer)をiMacにつないで、Behringerの「Download Center(リンク切れによる修正→リソースセンター) 」から入手した「SYNTHTRIBE」を使ってコントロールができるのか試してみようということで、SYNTHTRIBEとTD-3との接続までやってみました。今回は、実際にベースパターンをプログラムしていきたいと思います。

ベースパターンのプログラム(エディット)の手順としては、以下のような手順で行うとよいと思います。
#各ボタンの機能については、このBlogの前回記事を参考にしてください。

  1. 本体に保存されているすべてのベースパターンを「Dump」ボタンをクリックしてPC等に保存する
    ※必須ではありませんが、やっておくと変更前の元の状態に戻すのが楽になります。
  2. 自分でベースパターンをプログラムする
    ※任意のベースパターンをグループ、セクション、パターンの番号を指定して「Recall」ボタンをクリックして読み込むか、Mac(PCでも同じ)に保存してある「.seq」ファイルを「Import」ボタンをクリックして読み込むかしたものを改造することもできる。
  3. できあがったベースパターンを、グループ、セクション、パターンの番号を指定してから「Store」ボタンをクリックしてTD-3に書き込む
  4. 本体のグループ、セクション、パタンの番号を設定して「START/STOP」ボタンを押してベースパターンを再生する

「Sequencer」の使い方は、RD-6のときとほぼ同じと言って良いと思います。ベースラインシンセの場合は、同時に音が出る設定にはならないようで、ベースパターンと音のエディットくらいしかできず、ニッチな電子楽器であることは間違いないように思いました。ただ、ソフトウエア上ではTD-3の方がより細かな設定を行うことができるようになっていて、ソフトウエアを使うよさが感じられました。これは、とても便利でありがたいと思いました。
#TD-3には「FILTER IN」端子や「CV OUT」「GATE OUT」端子もあって、他の電子楽器との接続が意識されているのかもしれないと思います。というようなことを考えていたら、「Use the Behringer TD-3 Filter in for some nice sounds! (featuring the Limited Yellow Edition)」という記事を見つけました。ここで紹介されているYouTube動画が楽しそうで、やってみたくなりました。(^^)

これまで、RD-6とTD-3を専用アプリの「SYNTHTRIBE」でコントロールしてみましたが、「Logic Pro」などのシーケンスソフトを使ってコントロールすることも考えてみたいところです。以前、DTMに取り組んでいたときのこともすっかり忘れているし、その間にもいろいろと進化をしているだろうし、使い方を思い出したり調べ直したりする必要はあるかもしれませんが、新しく購入した電子楽器も増えてきたのでちょっと本腰を入れてやってみるのもよいかと思っています。
#そうです。一番のネックは、時間的な余裕がないということです。(涙)

「Behringerの電子楽器をiMacからコントロールしてみる(TD-3)」

2026年1月10日土曜日

Behringerの電子楽器をiMacからコントロールしてみる(TD-3)〜SYNTHTRIBEとの接続から

以前の続きです。BehringerRD-6(Analog Drum Machine)をiMacにつないで、Behringerの「Download Center(リンク切れによる修正→リソースセンター)」から入手した「SYNTHTRIBE」を使ってRD-6の設定などをいじってみました。実機だけ操作では分かりにくいことも、このソフトウェアで簡単に設定を確認・変更したりプログラムしたりすることができて、とても便利だと思いました。今回は、TD-3(Analog Bass Line Synthesizer)を使って、同じくiMacからコントロールしてみたいと思います。

TD-3とiMacをUSB-Bケーブルでつないでから、SYNTHTRIBEを起動すると、自動的にTD-3が検出されて「Get Started」ボタンが表示されます。これをクリックすると、「General」タグ内にTD-3の本体の情報が表示されます。RD-6と同じように、このタグ内で基本的な設定の確認・変更をすることができるようになっています。今回も、「Firmware update is available.」というアラートが表示されて、アップデートが自動的に検出されたので「OK」ボタンをクリックしてアラートの画面を閉じてから、SYNTHTRIBEのウィンドウ左側の「Update」タグをクリックして、ファームウェアを更新することにしました。「Update」タグ内の「Click to update」ボタンをクリックします。「In DFU mode」になったと表示され、再び「Click to update」ボタンをクリックします。しばらく待つと、アップデートが完了したことが表示されました。(今回は、1.2.6から1.3.7へのアップデートでした)指示の通り10秒程度待ったあと、電源を入れ直して再起動します。
#RD-6と同じように、「General」タグから工場出荷時の状態に戻すこともできるようになっています。その他、「PolyChain」タグと「Calibration」タグがあって、RD-6よりも多くの設定がこのソフトでできるようになっています。

アップデートが終わったところで、SYNTHTRIBEからベースパターンをプログラムしてみることにします。「Sequencer」タグをクリックしてシーケンス画面に移動すると、ベースラインシンセのベースパターンをプログラムしたり、PC等に保存したり、TD-3本体に書き込んだりすることができるようになります。RD-6のときと同じように、すべてが英語表記なので分かりにくいところもありますが、使ってみてわかったことをまとめておきます。(今回も正しいかどうかは無保証ですので、参考にする場合はご自身の責任でお願いします)

Pattern Group 「Ⅰ」〜「Ⅳ」
…パターングループを選択します。
Pattern Section 「A」or「B」
…パターンセクションを選択します。
Pattern 「1」〜「8」
…パターンの番号を選択します。

※4グループ2セクション8パターンで64パターンのベースパターンを本体に保存できることになります。

「Store」ボタン 本体にベースパターンを書き込む
…本体から読み込んだもの、PC等に保存された「.seq」ファイルを開いたもの、自分でプログラムしたものなどをグループ、セクション、パターンの番号を指定して書き込みます。
「Recall」ボタン 本体のベースパターンを読み込む
…本体に保存されているベースパターンをグループ、セクション、パターンの番号を指定して読み込みます。
「Import」ボタン PC等に保存されているベースパターンを読み込む
…「.seq」ファイルとして保存されているデータを「Sequencer」に読み込みます。
「Export」ボタン 「Sequencer」で表示(プログラム)されているベースパターンをPC等に保存する
…「Sequencer」上に表示(プログラム)されているベースパターンを「.seq」ファイルとしてPC等に保存します。
「Dump」ボタン 本体内のすべてのベースパターンをPC等に保存する
…本体に保存されているすべてのベースパターンを「.sqs」ファイルとしてPC等に保存します。
「Merge」ボタン PC等に保存されている「.sqs」ファイルのデータで本体のベースパターンを上書きする
…「Dump」で保存した「.sqs」ファイルのデータを本体に上書きします。

長くなってきてしまったので、実際のベースパターンのプログラムは、次回ということにします。

「Behringerの電子楽器をiMacからコントロールしてみる(TD-3)」

2025年12月26日金曜日

Behringerの電子楽器をiMacからコントロールしてみる(RD-6)〜リズムパターンのプログラム

前回の続きです。BehringerRD-6(Analog Drum Machine)をiMacにつないで、Behringerの「Download Center(リンク切れによる修正→リソースセンター)」から入手した「SYNTHTRIBE」を使ってコントロールができるのか試してみようということで、SYNTHTRIBEとRD-6との接続までやってみました。今回は、実際にリズムパターンをプログラムしていきたいと思います。

リズムパターンのプログラム(エディット)の手順としては、以下のような手順で行うとよいと思います。
#各ボタンの機能については、先述の前回記事を参考にしてください。

  1. 本体に保存されているすべてのリズムパターンを「Dump」ボタンをクリックしてMac(PCでも同じ)に保存する
    ※必須ではありませんが、やっておくと変更前の元の状態に戻すのが楽になります。
  2. 自分でリズムパターンをプログラムする
    ※任意のリズムパターンをパターングループとパターンの番号を指定して「Recall」ボタンをクリックして読み込むか、PC等に保存してある「.seq」ファイルを「Import」ボタンをクリックして読み込むかしたものを改造することもできる
  3. できあがったリズムパターンを、パターングループとパターンの番号を指定してから「Store」ボタンをクリックしてRD-6に書き込む
  4. 本体のパターングループとパタンの番号を設定して「START/STOP」ボタンを押してリズムパターンを再生する

「Sequencer」の仕様として16分音符までの対応なので、複雑なリズムパターンを作りたい場合にはいろいろと工夫が必要な感じがしますが、昔ながらのちょっとチープな音でリズムを刻む感じは、懐かしくて心地よいです。アナログのドラムマシーンなので、音の安定性や挙動がおかしいと思われることもありますが、その際には、一度電源をOFFにして再度電源をONにすると元通りになるようです。また、いじりすぎてわけがわからない状態になってしまった場合には、「Dump」で作った「.sqs」ファイルで「Merge」できるようにしておけば安心だと思います。
#「General」タグ内の「Restore Factory Settings」ボタンをクリックして出荷時の状態に戻すこともできるようですが、リズムパターンは出荷時の状態には戻らないようです。

実機だけで設定を変更したりプログラムしたりするのが面倒なので、こういうソフトウェアを使ってMacやPCなどからコントロールすることができるというのはとてもありがたいことだと思います。(むろん、実機だけでも簡単に設定変更などができるインターフェイスがあるとありがたいのは間違いないのですが…)できることなら、Pro VS MINIにも対応してもらえたらありがたいと思いました。(今後の対応に期待?)

「Behringerの電子楽器をiMacからコントロールしてみる(RD-6)」

2025年12月18日木曜日

Behringerの電子楽器をiMacからコントロールしてみる(RD-6)〜SYNTHTRIBEとの接続から

以前BehringerPro VS MINI(Hybrid Synthesizer)をiMacにつないで、Behringerの「Download Center(リンク切れによる修正→リソースセンター)」から入手した「SYNTHTRIBE」を使ってコントロールができるのかやってみて、うまく動かないことがわかったところまでを記事にしました。今回は、RD-6(Analog Drum Machine)を使って、iMacからコントロールできるかやってみたいと思います。

RD-6とiMacをUSB-Bケーブルでつないでから、SYNTHTRIBEを起動すると、自動的にRD-6が検出されて「Get Started」ボタンが表示されます。これをクリックすると、RD-6の本体の情報が表示されます。「General」タグでは、基本的な設定の確認・変更をすることができるようになっています。MIDIチャンネルの変更なども、このタグ内でできるようになっています。ファームウェアのアップデートが自動的に検出されるらしく、アップデートがある場合には「Firmware update is available.」というアラートが表示されます。アラート内の「OK」ボタンをクリックすればアラートの画面を閉じることができますが、アップデート作業が行われるまでは、毎回このアラートが表示されます。アップデートする場合は、SYNTHTRIBEのウィンドウ左側にある「Update」タグをクリックして、ファームウェアを更新する画面にしてから「Click to update」ボタンをクリックします。しばらく待つと、アップデートが完了したことが表示されました。(今回は、1.0.3から1.0.6へのアップデートでした)指示の通り10秒程度待ったあと、電源を入れ直して再起動します。
#「General」タグでは、工場出荷時の状態に戻すこともできるようになっています。

アップデートが終わったところで、SYNTHTRIBEからリズムパターンをプログラムしてみることにします。「Sequencer」タグをクリックしてシーケンス画面に移動すると、ドラムマシーンのリズムパターンをプログラムしたり、PC等に保存したり、RD-6本体に書き込んだりすることができるようになります。すべてが英語表記なので分かりにくいところもありますが、使ってみてわかったことをまとめておきます。(正しいかどうかは無保証ですので、参考にする場合はご自身の責任でお願いします)

Pattern Group 「Ⅰ」or「Ⅱ」
…パターングループを選択します。
Pattern 「1」〜「16」
…パターンの番号を選択します。

※2グループ16パターンで32パターンのリズムパターンを本体に保存できることになります。

「Store」ボタン 本体にリズムパターンを書き込む
…本体から読み込んだもの、PC等に保存された「.seq」ファイルを開いたもの、自分でプログラムしたものなどをグループとパターンの番号を指定して書き込みます。
「Recall」ボタン 本体のリズムパターンを読み込む
…本体に保存されているリズムパターンをグループとパターンの番号を指定して読み込みます。
「Import」ボタン PC等に保存されているリズムパターンを読み込む
…「.seq」ファイルとして保存されているデータを「Sequencer」に読み込みます。
「Export」ボタン 「Sequencer」で表示(プログラム)されているリズムパターンをPC等に保存する
…「Sequencer」上に表示(プログラム)されているリズムパターンを「.seq」ファイルとしてPC等に保存します。
「Dump」ボタン 本体内のすべてのリズムパターンをPC等に保存する
…本体に保存されているすべてのリズムパターンを「.sqs」ファイルとしてPC等に保存します。
「Merge」ボタン PC等に保存されている「.sqs」ファイルのデータで本体のリズムパターンを上書きする
…「Dump」で保存した「.sqs」ファイルのデータを本体に上書きします。

長くなってきてしまったので、実際のリスムパターンのプログラムは、次回ということにします。

「Behringerの電子楽器をiMacからコントロールしてみる(RD-6)」

2025年12月1日月曜日

Pro VS MINIをiMacからコントロールできるのか

以前の続きです。BehringerPro VS MINIを購入して、古いMIDIキーボード(RolandのPC-300)でコントロールして音を出してみたところまでやりました。今回は、iMac(こちらもちょっと古め)につないでBehringerのDownload Center(リンク切れによる修正→リソースセンター)からダウンロードしたソフトウェアが使えるのかやってみたいと思います。

先述の公式ダウンロードサイトでmacOS用の「SYNTHTRIBE(ダウンロード時のバージョンは、ver.2.9.0でした)」をダウンロードして、iMacにインストールします。そもそも、このソフトはBehringerが製造・販売する様々な電子楽器のコントロール(エディットやファームウェアのアップデートなど)をするためのもので、以前からどんなことができるのか使って試してみたいと思っていました。今回は、比較的新しいPro VS MINIにも対応しているのかどうか、確認してみたいと思います。
#ちなみにMIDI&CV/Gateキーボードの「SWING」については、「ControlTribe」という別のソフトウェアが用意されています。いずれも、ダウンロードサイト内で条件を選択しながら探さなければならないので、ちょっと面倒な感じがました。

まず、Pro VS MINIの電源は、USB-Cで供給されるようになっているので、ここからiMacにつないでみました。すると、とりあえず電源が入ることは確認できました。次に、SYNTHTRIBEを起動すると、Behringerのシンセサイザーたちの画像が次々に表示されるだけで、何も起こりません。一瞬、このソフトは製品紹介のソフトなのではと思ってしまいましたが、使っているUSB-Cケーブルが、電源用のものだったことに気がついてUSB 3.0対応のケーブルに交換しました。再びPro VS MINIの電源を入れて、SYNTHTRIBEを起動させようとすると、直後にアプリケーションソフト自体が落ちてしまうようになりました。どうやら、USB-CでつながっているPro VS MINIを探しに行って、何らかの処理をはじめたところで落ちてしまっているようでした。これは、USB 2.0対応のケーブルでやっても変わりませんでした。USBハブをはさまないでiMacに直接つないでも挙動は変わりません。やはり、現状のSYNTHTRIBEは、Pro VS MINIには対応していないのだろうと思います。
#表示される製品写真の中にも、Pro VS MINIは入っていませんでした。

ちょっと残念な気はしましたが、何か手がかりがないかと思って調べてみることにしました。英語の口コミ情報的なものをいくつか読みましたが、以前のバージョンでは使えたことがあったような…?どうして使えなくなってしまったのか。Behringerの公式ダウンロードサイトでは、Pro VS MINIの関連ソフトウェアとしてSYNTHTRIBEがダウンロードできるようになっているので、公式の認識では使えることが前提なのかもしれません。私が使っているiMacは、古いバージョンのmacOSで動かしている(最新のものにはアップデートできない)ので、それが不具合の原因かもしれないと思って、普段使いのMacBook Proでもいろいろと試してみましたが、結果は同じでエラーを吐いて落ちてしまいました。これ以上は、私の力ではどうすることもできません。状況に変化があったら、また検証していきたいと思います。現状では、MIDI INがあることを最大限利用して、MIDIキーボードやMIDIシーケンサーなどとつないで音源として活用することを考えたいと思います。

ここまでやってみると、以前に購入していた「RD-6(Classic Analog Drum Machine with 8 Drum Sounds, 16-Step Sequencer and Distortion Effect)」と「TD-3(Analog Bass Line Synthesizer with VCO, VCF, 16-Step Sequencer, Distortion Effects and 16-Voice Poly Chain)」について、SYNTHTRIBEでどんなことができるのか気になってきます。次回以降、これらの電子楽器について、SYNTHTRIBEの使用感を検証していきたいと思います。

2025年11月24日月曜日

M5Stackを使ってみる〜UART接続のUnit-MIDIでドラムマシーンを動かす

以前の続きです。M5StackCORE BASIC V2.7にPORT.C(UART)を追加する「M5StackBasicLite@akita11さん設計・製作)」というベースボードをつないで(はさんで)「UNIT-MIDI(以下「MIDI」)」を動かすことができるか動作確認をしました。「MIDI」には、仏dream社のSAM2695が内蔵されていて、GitHubのサイト内にあった、「M5-SAM2695」のページからダウンロードした「piano.ino(使用時は、ファイル名を「piano_midi.ino」に変更)」を使って、Behringerの「Pro VS MINI」を鳴らすことに成功しました。

今回は、同じ「MIDI」を使って、ドラムマシーン(BehringerのRD-6)を鳴らすことができるかやってみたいと思います。GitHubの「M5-SAM2695」サイトから「drum.ino」をダウンロードして、名前を「durm_midi.ino」に変更しておきます。(理由は、冒頭にリンクした記事を参照してください)これをLinux Mint上のArduino IDE(2.3.6)で開いて、コードを確認します。すると、「piano_midi.ino」のときと同じように「M5_SAM2695.h」を使うようなので、前回使ったものと同じファイルを「drum_midi.ino」を入れているフォルダ内にコピーしておきました。この状態で、Core BasicをUSB-Cケーブルでつないで「ボード」と「ポート」の設定を「M5Stack-Core-ESP32」に合わせてから「→(コンパイル&書き込み)」ボタンをクリックすると、無事にプログラムが書き込まれました。
#例によってYAZAWATVR35WH(アンプ内蔵スピーカー)につないでdrumのプログラムがインストールされていることを確認しました。

この状態で、RD-6とCore BasicをMIDIケーブルでつないでドラムマシーンとして鳴るか確認します。つないだだけでCore Basicを起動すると、「MIDI」には通電するもののRD-6をコントロールすることができませんでした。MIDIのチャンネルが合っていない可能性があるので、RD-6側のMIDI設定を確認することにします。「FUNCTION」 ボタンを押しながら、「PATTERN GROUP」 ボタンを押すと、MIDIチャンネルの設定が変更できるようになります。デフォルトでは、MIDI INもMIDI OUT/THRUもチャンネル「1」になっています。「PATTERN GROUP」 の「Ⅰ」でMIDI OUT/THRUのチャンネルを、「Ⅱ」でMIDI INのチャンネルを設定することができます。「FUNCTION」 ボタンを押しながら、「PATTERN GROUP」 ボタンを2回押すと「Ⅱ(MIDI IN)」の設定ができるようになるので、「10」ボタンを押してチャンネル「10」に変更します。

再びMIDIケーブルで「MIDI」とRD-6をつないでCore Basicの電源を入れると、RD-6が鳴ってくれました。\(^o^)/注意点としては、「MIDI」の「I/O BYPASS」と「SEPARATE」のスイッチを「SEPARATE」側にしておく必要があります。続けて、TRS MIDIケーブルでも鳴るのかやってみましたが、こちらも問題なくRD-6を鳴らすことができました。「piano_midi.ino」でも同じことが言えるかもしれませんが、ループ再生するようなメロディやリズムをプログラムしたものをCore Basicに入れて、電子楽器をループで鳴らしておいて、そこに生の演奏を重ねるような使い方もできるかなと思いました。

余談ではありますが、今回使ったBehringerのRD-6やTD-3、このBlogでも度々登場しているRolandのPC-300(MIDiキーボード)など、電子楽器(中でもエフェクターが多いかな?)に使われるACアダプターが、「センターマイナス」が多いのが気になっていました。一般的には、「センタープラス」のものが多い気がしますが、同じBehringerでもSWING(CV/Gate&MIDIキーボード)は「センタープラス」ですし、KORGのvolcaシリーズも「センタープラス」です。手近なところで、RolandのSC-55mkII(←取説のPDF)とKORGのX5DR(←取説のダウンロードサイト)は「センターマイナス」で、メーカーでも統一されているとは限りません。理由を調べていて、「エフェクター電源はなぜセンターマイナス仕様なのか」という記事を見つけました。ご参考まで。

M5Stackを使ってみる

2025年11月8日土曜日

M5Stackを使ってみる〜CORE BASICでUART接続のUnit-MIDIを使ってみる

以前の続きです。前回では、M5StackのM5Stack CORE BASIC V2.7にPORT.C(UART)を追加する「M5StackBasicLite@akita11さん設計・製作)」というベースボードを使って、「UNIT-SYNTH(以下「SYNTH」)」を動かすことに成功しました。今回は、「UNIT-MIDI(以下「MIDI」)」が使えるか動作確認をしていきたいと思います。

「SYNTH」も「MIDI」も同じく仏dream社のSAM2695を内蔵したシンセサイザーユニットで、Arduino IDEのサンプルコード(「drum」と「piano」)も同じのものが使えるようです。Arduino IDEのコード(プログラム)をコンパイルして書き込むのは、いつものLinux Mintで動かしている自作PCを使います。

前回の動作確認で「drum」のプログラムを入れていたので、「MIDI」につなぎ替えて「MIDI」のAUDIO出力から音が出るか確認します。(「SYNTH」にはスピーカーが内蔵されていますが、「MIDI」には付いていません)これも定番になっていますが、YAZAWATVR35WH(アンプ内蔵スピーカー)につないで音が出ることを確認できました。少し歪んで聞こえたので、プリアンプ(ヘッドホンアンプ)をはさむと良いかもしれないと思いました。音を出すことに成功したので、この状態で何も手を加えずにBehringerRD-6(アナログドラムマシーン)にMIDIケーブルでつないで音が出るかやってみました。当然かも知れませんが、何の反応もありませんでした。

そもそも、これまで使っていた「drum」や「piano」のコードには、MIDIの設定らしき項目がなく、Unit-MIDIでMIDIをコントロールできるサンプルコードはないものかと探したところ、GitHubのサイト内に、「M5-SAM2695」のページを見つけました。この中に入っているサンプルコードを使えば、M5Stack Core Basicから「MIDI」を動かせるのではないかと考えて、ダウンロードしてみました。以下備忘を兼ねて、ダウンロードしたサンプルコードをリスト形式で記載しておきます。

※これ以外に、「M5-SAM2695/src/」内の「M5_SAM2695.h」が必要なようです。

この「drum.ino」と「piano.ino」は、「SYNTH」の動作確認で使った「drum.ino」「piano.ino」と同じ名前になっていますが、コードの中身が違います。フォルダ名も同じなので、その違いに気づきにくいかもしれませんが、コードの中身をよく見ると「MIDI」用の設定が追加されていることがわかりました。紛らわしいので、それぞれ「drum_midi.ino」「piano_midi.ino」と名前を変更して使うことにしました。

先程は、「drum.ino」のコードを使って動作確認を試みましたが、今度は「piano_midi.ino」のコードを使って動作確認をしてみることにします。「piano_midi.ino」を開いてコンパイルしようとすると、「M5_SAM2695.h」が見つからないと言われてコンパイルに失敗するので、「src」の中に入っていた「M5_SAM2695.h」をダウンロードして、「piano_midi.ino」ファイルと同じフォルダ内にコピーしてから「→(コンパイル&書き込み)」をクリックしてみました。すると、エラーを出さずにコンパイルが成功して、Core Basicへの書き込みもできました。
#Core BasicとArduino IDEとの接続の設定(「ボード」と「ポート」)は、前回までの記事を参考にしてください。

この状態で、Unit-MIDIにアンプ内蔵スピーカーをつなぐと、プログラムしたとおりに音が鳴ったので、SAM2695を動かすことに成功していることがわかりました。次は、MIDIのコントロールができるかを確認します。前回紹介した、Behringerの「Pro VS MINI」を使って、MIDI信号が正しく出てきているのか確認してみました。Unit-MIDIのMIDI OUTとPro VS MINIのMIDI INをMIDIケーブルでつないでから、Core Basicの電源を入れると、Pro VS MINIが鳴り始めました。これで、無事にMIDIのコントロールができることがわかりました。プログラミングの手間を考えると、1曲丸ごとプログラムしてシーケンサーのように使うという使い方は実用的ではないように思いますが、「本物の電子楽器(語彙不足…)を鳴らせる」ことに、様々な可能性を感じます。

M5Stackを使ってみる

2025年11月2日日曜日

BehringerのPro VS MINIを使ってみる

これまで、Behringerの楽器をいくつか購入して使用してきました。自宅にある、「SWING(32-Key USB MIDI Controller Keyboard with 64-Step Polyphonic Sequencing, Chord and Arpeggiator Modes)」「RD-6-GP(Classic Analog Drum Machine with 8 Drum Sounds, 16-Step Sequencer and Distortion Effect)」「TD-3-SR(Analog Bass Line Synthesizer with VCO, VCF, 16-Step Sequencer, Distortion Effects and 16-Voice Poly Chain)」については、このBlogでも紹介しています。

Behringerは、ドイツ発祥の電子楽器・音響機器のメーカーで、その製品ラインナップには、いわゆるビンテージ・シンセサイザーのクローンがあることでも有名です。その中で、今回は、Amazonのポイントアップで多めにいただいたポイントも使って、「Pro VS MINI」を購入してしまいました。(購入直後に更にディスカウントされてしまって、悶絶しましたが…)このシンセサイザーは、「Prophet VS」の音源を再現したもので、アナログな音を求めて購入しました。デジタルOSC(Oscillator=オシレーター)にアナログVCF(Voltage Controlled Filter)を搭載したハイブリッド・シンセサイザーで、デジタルとアナログの「いいとこ取り」を期待しています。

少しだけ「歴史」を補足しておくと、「Prophet VS」は、もともとSequential Circuits(紆余曲折があって現在はSequentialが引き継いでいる)が製造していたシンセサイザーで、現在のSequentialでは製造・販売されていません。ソフトウエア・シンセサイザーとしては、フランスのArturiaが「Prophet-VS V」をリリースしています。Prophet VSの実機は、中古市場でかなりの高値で取引されている感じです。

若かりし頃、自分のものとして初めて購入したシンセサイザーが、Rolandの「JUNO-106」だったのですが、こちらもDCO(Digital Controlled Oscillator)とVCFとの組み合わせだったので、ちょっと懐かしい音作りができるのではないかと期待して購入しました。
#現在は、Rolandから「JU-06A」というJUNO-60/106のモジュール版が出ています。

驚いたのは、筐体の小ささです。先に紹介したRD-6やTD-3と比べると半分程度の大きさしかなく、厚みも半分くらいです。KORGのvolcaシリーズよりも小さくて、正直なところ「おもちゃを買ってしまったか…」と思いましたが、落ち込んでても仕方がないので音を確かめてみることにしました。筐体に付いているタッチスイッチ(センサー)は、感度と演奏性が良くないので、今回もRolandのPC-300(MIDIキーボード)をつないで音を出してみました。volcaシリーズには、簡易ながら本体にアンプとスピーカーが内蔵されていますが、Pro VS MINIにはありません。ヘッドホン出力(ステレオミニTRS)からの信号を「Lepy LP-838」(←過去に説Blogにて紹介した)を通して視聴用の自作スピーカーサブウーファーも付けて)から音を出しました。

あえてエフェクターをかけずに音を確かめてみましたが、ゲームコントローラーのアナログスティックのようなレバーを使った音作りが特徴的で、どの向きにどのくらい傾けたらどんな音になるんだろうと、しばらくはかなり楽しむことができました。音のデータなどが表示されるLCDパネルに、リアルタイムに波形が表示されるのも音の変化を視認できて面白い工夫だと思います。プリセットの32音色も良い音が揃っているので、自分が作りたい音に近いものを選んでそこからエディットしていくという使い方が良いと思いました。
#音作りをしていく中で、音量が大きくなりすぎることがあって、MIDIキーボードから音量をコントロールできたら良いと思ったのですが、モジュレーションとベンダーは使えるものの、ボリュームのコントロールが全く効きませんでした。(もしかすると設定次第なのかもしれませんが…)

2025年1月19日日曜日

volca modularと戯れる

以前から愛用しているKORGvolcaシリーズですが、中でもvolca modularは、昔からの憧れだったアナログシンセサイザーをコンパクトに再現した入門機だと思っています。これを使いこなせたら楽しいだろうと思って購入しましたが、じっくり腰を据えてvolca modularと戯れて、アナログシンセの面白さを体験してみたいと思いつつ、時間貧乏な生活をしているのでなかなか実現させることができていませんでした。とは言え、いつまで待っても時間は生まれないので、とにかく始めてしまえと見切り発車してみます。
#余談ですが、私がシンセサイザーをいじりはじめた頃は、アナログからデジタルへの移行期で、YAMAHADX7が脚光を浴びている時期でした。
#当時の私の愛機は、RolandJUNO-106(←現在はSoftware Synthesizer)でした。

始める切っ掛けは、YouTubeで見つけたKORG EXPERIENCE LOUNGEの動画(「マシンライブへの脇道 ~君は volca modular と友達になれるか 編~【配信アーカイブ】」と「マシンライブへの脇道 ~君は volca modular と友達になれるか編~ 後編」)を観たことでした。今回はこれを参考にしながら、しばしvolca modularと戯れてみたいと思います。

使用する機材は、BehringerSWINGというCV/Gate&MIDI対応のキーボードを使ってvolca modularをコントロールします。つなぎ方は以前の記事でも紹介しているとおりです。おさらいをしておくと、SWING(キーボード)の「KB CV」出力と「Gate」出力をTRS(ステレオミニプラグ)に変換してvolca modularの「CV-IN」に接続します。ステレオミニプラグ⇔モノラルミニプラグLRケーブルを使って、「KB CV」出力をR(赤)側に、「Gate」出力をL(白)側につないで反対側のステレオミニプラグをvolca modularのCV-INにつなぎました。その信号は、すぐ左側にある2口のピンソケットから出力されて、音程を表す信号のCVは下側から、音のON/OFFを表す信号のGateは上側から出力されます。ここから何もつながないと、いくらキーボードの鍵盤を押しても音は出ません。CVを「SOURCE」の「pitch」につなぎ、Gateを「FUNCTIONS」の「gate」につないでようやくSWINGでvolca modularをコントロールして音が出せる状態になります。

準備作業はまだ続きます。コントロールできるようになったら、キャリブレーションという準備作業をする必要があります。毎度のことではありますが、「volca modular/CV入力のキャリブレーション方法」を参考にして準備作業を行いました。この後の音作りの作業のために、音量(VOLUME)以外のすべてのつまみを0にしておきます。作った音の設定などを保存しておく機能はないので、volca modularの「Supportダウンロード」のページから「ブランク・チャート」をダウンロードして、これに設定などを記録しておきます。昔、JUNO-106で作った音を保存したときも、チャートに書き込んでおくことはありました。それぞれの設定が数値として見えないので、各スイッチの位置で確認しておかないとどの設定をどの様に変更したかがわからなかったためです。
#キャリブレーションが終わった後、キーボードの「PITCH BEND」をいじると音程がずれてしまうことがあるようです。

ここから、しばし音作りに没頭しました。音の信号と制御の信号をどこにどのようにつなげるかを考えながら作業をしましたが、内部の配線とジャンプワイヤーでの配線とが頭の中で混乱してしまうことがあって、何度か「はじめからやり直し」となりました。それも含めて楽しく戯れることができました。完成したと言えるほどではないのですが、シンセブラス(低音)を作ってみたのでチャートにしておきました。

まだまだ使いこなせるようになったとは言えないので、時間を見つけて戯れてみたいと思います。それから、今回使ったキーボード(SWING)は、CV/GateとMIDIを同時に使うことができるので、手元にあるvolca modularとvolca fm2を同時にコントロールして音を出すことができることもわかりました。やってみたいことがどんどん湧いてきますね。(^^;;;

2025年1月1日水曜日

電子楽器用として使っているPC用スピーカーと自作スピーカーを聴き比べてみる

以前紹介した自作2 Wayスピーカーについて、作成したときに試聴したところ素直な音が出ている感じがしたので、最近購入している電子楽器用のモニタスピーカーとして使ってみてはどうかと思っていました。その後、自室の様々な音楽・楽器の環境をいろいろといじっている中で、そろそろこの課題にも取り組んでみようかと、重い腰を上げることにしました。

今回の音源となる電子楽器たちは、ここ数年で少しずつ購入して新しくシステムを作っている電子楽器たちで、KORGVolcaシリーズBehringerRD-6TD-3などです。元々これらの電子楽器たち用のモニタスピーカーとしては、Logicoolのスピーカー(Z150←ロゴなどが違う新モデル=展示品扱いで安売りしていたものだったような…)を使っていました。特に問題を感じるところはないのですが、そもそもこのスピーカーはPC用のもの(電子楽器との相性は悪くないと思いますが)です。これと自作2 Wayスピーカーとを聴き比べてみたらどんな違いがあるのか(それほどでもないのか)試してみたいと思います。

これらの新しく購入した電子楽器たちは、古くから所有している電子楽器たちに比べてかなり安価なものです。(昔欲しかったものと似たようなものが、今は安価に手に入るようになったと喜ぶべきなのか、昔の方が趣味にお金をかけられたのにと嘆くべきなのか…)それに合わせて、今回使う自作2 Wayスピーカーだけでなく、ミキサーやアンプも手頃な価格で購入できるもので揃えていきます。

ミキサーは、AU-401(←公式サイトは見つからず、Google先生に聞くといろいろ出てきます)という、4 in 1 outのステレオミキサーを使うことにします。このミキサーは、3.5mmのTRSソケットを4系統備えていて、それぞれのステレオ入力をMixして1系統にしてステレオ出力するものです。複数のヘッドホン(ステレオ)出力を1つにまとめて、TRSケーブルの差し替えをせずに1つのヘッドホンで聴きたいというようなときに使うためのものだと思います。本体はとても小さく、入力側の音量調節ボリュームはついていますが、出力側にメインOUTのようなボリュームはついておらず、必要最小限の簡素な作りになっています。これはAmazonで約1.9千円で購入しました。

アンプとしては、これまでもに使っていたXINYI Sini Audio(XY-C50LYouTubeの動画)が手頃で使いやすくて音も悪くないことから、もう1台購入して電子楽器用のモニタスピーカーのアンプとして使ってみることにしました。このアンプは、AUX(TRS)入力だけでなく、Bluetooth入力とUSB AUDIOにも対応しているデジタルアンプです。現在でもAmazonで約1.3千円くらいで購入することができます。いろいろなところで取り扱いがあって、中華製品あるあるで謳っている仕様がバラバラなのですが、およその仕様は以下のとおりのようです。

〈XY-C50L(AP3050DアンプIC内蔵)〉

  • 電源:DC 8〜26 V
  • オーディオ入力:Bluetooth+AUX+USBドライブ+USBサウンドカード
  • 音量調節:エンコーダ360度無制限同調(押すことで入力モードを変更できる)
  • オーディオ出力:ターミナルコネクタ(端子台)+3.5 mmTRS
  • 出力:50 W*2
  • インピーダンス:4〜8 Ω

スピーカーの聴き比べをしてみると、自作2 Wayの方が音の響きがよく感じられました。スピーカーユニットやエンクロージャーの大きさも違うし、自作2 Wayの方はツイーターも入っているし当然と言えば当然です。

問題は、高周波のノイズが乗っていて、電子楽器からの音に干渉してさらにノイズが広がることでした。接続を見直したり抜き差ししたりして確かめましたが、ミキサーを介さずに電子楽器単体でアンプに直接つなぐとノイズが発生しないため、安物のミキサー(AU-401)がダメなのかと思いました。

しかし、ミキサーに1つの電子楽器だけを接続するとノイズが消えることと、AC-DC電源アダプタからの給電を1つの電子楽器だけにしてもノイズが消えることから、1つのAC-DC電源アダプタから3つの電子楽器に給電しているDC-HUB(1入力4出力)を使っていることが原因だということがわかってきました。DC-HUBと電子楽器とミキサーの間で、いわゆるグランドループが発生していて、発振してしまっているということです。

そこで、最近購入して試用だけしていた「グランドループアイソレーター」を電子楽器とミキサーの間に入れてつないでみたところ、発振がなくなって問題なく音が出るようになりました。どこでループが発生しているかを特定して、その中にアイソレーターをいれることで劇的に変化するということを知りました。複数のループが発生している場合は特定が難しいかもしれませんが、考え方が理解できてよい勉強になりました。

2024年8月13日火曜日

Behringerのアナログドラムマシーン(RD-6)とアナログベースラインシンセサイザー(TD-3)を同期させてみた

前回の続きです。BehringerRD-6に続いてTD-3を購入し、両方とも試用するところまではやってみました。次は、他の楽器とつないで一緒に音を鳴らすことに挑戦してみたいと思います。はじめの一歩として、そもそも対で使われることが想定されているRD-6とTD-3を同期させてみます。
RD-6の基本コントロールマニュアル(なぜか「日本語版クイックガイド」という名前で保存先を聞かれますが、中身は「基本コントロールマニュアル」です)も見つけたので、今回はこれも参考にしています。

事情により、現在自室で様々な取組を同時に行っているため、かなり手狭で楽器の試用環境を広げることができません。とりあえずつなげて同期させて音が出るかだけを確認するため、Amazonで見つけたAU-401(←Google先生に聞いていただければ…)というミニステレオプラグ(TRS)対応のヘッドホン出力用ミキサーを購入し、RD-6とTD-3のそれぞれのPHONE出力からAU-401につないで、以前このBlogで紹介したXY-C50L(←YouTubeの動画)というステレオD級アンプにつないでスピーカーから音を出すという構成で動作確認をすることにしました。

同期の方法はいくつかあるようですが、今回はSYNC入出力を使うことにしました。ドラムマシーンのRD-6からの信号でTD-3を動かしたいと思います。そのためのTD-3側のセッティング方法を以下に箇条書きでまとめておきます。

  • シーケンスが止まっているか確認する(止まっていなければ止める)
  • 「Function」ボタンを押す
  • 「BACK」と「WRITE/NEXT」ボタンを同時に押す
    ※以下3秒以内に何もしないと変更モードが解除されます
  • 「4」キーボタンを押してクロックソースを「TRIG」に設定する(1=INT、2=MIDI、3=USBとなっている)
  • クロックレートを設定する(5=1PPS、6=2PPQ、7=24PPQ、8=48PPQとなっている)
    ※デフォルトが7=24PPQだったので、そのままにしました
  • RD-6のSYNC OUTとTD-3のSYNC INをTSケーブルでつなぐ

これで準備完了です。TD-3の「START/STOP」ボタンを押してから、RD-6の「START/STOP」ボタンを押すとベースとドラムが同時にスタートして同期した状態で演奏されました。なかなか面白いです。これまでは、ドラムとベースラインの演奏はMIDI音源だけでやってしまっていたので、つなげることを意識する必要がなかったのですが、今回のようにRD-6とTD-3をつないで同期させて音を鳴らすというのは、MIDIがない時代に戻ったようで不便でもあり電子楽器を動かしている楽しさもありで結構ハマりそうです。

今後やってみたいこととしては、KORGSQ-1(ステップシーケンサー)でドラムやベースにタイミングを与えつつハーモニーをつくり、BehringerのSWING(MIDI&CV/Gateキーボード)で様々な音源をコントロールしながら演奏してみたいと思っています。

2024年8月5日月曜日

Behringerのアナログベースラインシンセサイザー(TD-3)を使ってみた

以前からBehringerの電子楽器に注目して少しずつ試しているところなのですが、今回は新たにアナログベースラインシンセサイザー(TD-3)を購入しました。以前に購入したアナログドラムマシーン(RD-6)と組み合わせて使えば、RolandTR-606(←現在はSoftware Rhythm Composer)とTB-303(←こちらもSoftware Bass Line)と同じような組み合わせで使えるということになります。
#TR-606とTB-303との組み合わせにについては、公式の記事がありましたので、詳しく知りたい方はどうぞ。

そもそもTR-606(←TR-06としてアップデート販売されています)にしろTB-303(←TB-03としてアップデート販売されています)にしろ、販売されていた当時には使ったことがなく、今でも手元にあるRolandの楽器は、80年代後半から90年代のものばかり。そもそもRolandの楽器との出会いは、若かりし頃、JUNO-106(←現在はSoftware Synthesizerとして販売されている)を使っていたところから始まります。当時人気だったYAMAHADX-7には手が出せなかったこともあって、それ以降もRolandの楽器を多く使っていましたが、その後MacとMIDI音源を使ってDTMを始めてしまったので、ベースラインシンセへの需要が高まることはありませんでした。
#今では、KORGやYAMAHA、ensoniqの楽器もありますが、はじめてのJUNO-106は、早いタイミングで手放してしまいました。

歳を重ねても音や音楽、楽器への興味はもち続けていて、自室の楽器も少しずつ増えているのですが、そんなコレクション(?)の仲間入りをしたのが今回のTD-3というわけです。到着後、箱から出してクイックスタートガイドも参考にしながらいじってみました。

アナログシンセサイザーだということで15分程度の暖機運転(?)が必要とのこと。少し待ってから「START/STOP」ボタンを押して、あらかじめプログラムされているベースラインのパターンを聴いてみました。独特なベース音で機械っぽさやチープさはあるのだけれど、ベースラインを再生しながらも直感的な音作りができて飽きずに遊んでいられる感じの楽器でした。他の音源のベース音と聴き比べたり、一緒に鳴らして音を太くしたりしても面白いかもしれないと思いました。

クイックガイドだけでは使い方がはっきりしないところがあったのでGoogleで検索してみると、「基本コントロールマニュアル」というものが出てきました。Behringerの日本輸入代理店であるエレクトリのWebサイト内にあるようで、PDFファイルになっています。

これを使って、他の楽器との連携や他の楽器からのコントロールにも挑戦して、楽器いじりを楽しみたいと思います。

2024年3月2日土曜日

BehringerのSWING(MIDI&CV/Gateキーボード)でvolca modularを鳴らしてみる

以前の続きです。KORGのvolcaシリーズをBehringerSWINGというキーボードで鳴らしてみます。前回は、MIDIを使ってvolca fm2を鳴らしてみましたが、今回は、CV/Gateを使ってvolca modularを鳴らしてみます。

余談ではありますが、自宅にはいくつかの電子ピアノを含むキーボードやシンセサイザーがありますが、電子ピアノ以外で鍵盤の下が空いていないものは、ENSONIQ(←Wikipediaの記事)のTS-12(←英語です)くらいなもので、他のものは鍵盤の下が空いているものばかりを使ってきました。慣れてしまえばどうということはないのですが、個人的にはどうしても鍵盤自体の軽さが気になり、強く弾くと壊れてしまうのではないかと思ってしまいます。(鍵盤楽器はピアノから始めたので…)今回購入したSWINGは、ミニ鍵盤ながら下が空いていない作りになっていて、安心感があります。

というわけで、SWINGでvolca modularを鳴らすために、CV/Gateをケーブルでつないでいきます。これも以前にKORGのSQ-1(ステップシーケンサー)でvolca modularを鳴らしたときのことを思い出しながらつなぎました。備忘のためにつなぎ方を書いておきます。

SWING volca modular
Gate…○(◎のL側へつなぐ)□ ◎ CV-IN…ステレオミニプラグ(TRS)
KB CV…○(◎のR側へつなぐ)□
※volca modularの方は、「SOURCE」の(1)pitchをCV-INのCV側(下側)に、「FUNCTIONS」の(1)gateをCV-INのGate側(上側)につなぎました。
→「Module Reference」で確認しながら作業を行いました。

はじめにvolca modular側でキャリブレーションの設定を行います。それぞれのケーブル配線を済ませてからSWINGの電源を入れておきます。volca modularの方は、「volca modular/CV入力のキャリブレーション方法」を参考にしながら設定作業を進めます。

  1. volca modularの「PLAY」ボタンと「REC」ボタンを押しながら電源を入れる
  2. C4の「ステップ[4]」ボタンが点灯する
  3. SWINGのC4の鍵盤を押しながら、volca modularの「MEMORY」ボタンを押す
  4. C5の「ステップ[16]」ボタンが点灯する
  5. SWINGのC5の鍵盤を押しながら、volca modularの「MEMORY」ボタンを押す
  6. すべてのステップ・ボタンが点灯し、「REC」ボタンが点滅する
  7. 「REC」ボタンを押して設定を保存する
※操作の途中で「PLAY」ボタンを押すと、設定を保存せずに起動します。

この状態で、無事にSWINGからvolca modularをコントロールすることができるようになりました。最終目標は、キーボード(SWING)→Mac→SQ-1→volca modularで音を鳴らすことですが、この構成でも簡単な演奏ができることがわかりました。

2023年9月9日土曜日

Behringerのアナログドラムマシーン(RD-6)を使ってみた

前回BehringerというメーカーのSWINGというMIDI&CV/Gateに対応したミニキーボードのことを紹介しましたが、今回は同じメーカーのアナログドラムマシーン(RD-6)を入手したので、その使用感などを紹介してみようと思います。

これまで、KORGSQ-1やvolcaシリーズを使って新しい音楽環境を作ってきていたので、同じメーカーで統一するということも考えたのですが、このRD-6が様々なカラーバリエーションが用意されていて、Amazonで手頃なお値段で販売されていたので(結局は衝動買いですが…)買ってしまったのでした。

最近知ったことですが、このBehringer というメーカーは、ビンテージなアナログシンセサイザーのクローンも製造していて、RD-6はRolandTR-606のクローンです。それ以外にも、名機と言われたアナログシンセサイザーのクローンも作っていて、「ヤオヤ」の愛称で有名なTR-808のクローンも作っているようです。(手放しで喜んでいられないこともあるようですが…)
#ちょっと古い記事ですが、DTM Hackerさんの「Behringer ベリンガーのクローン・シンセの一覧」がわかりやすいと思いました。

自宅には、YAMAHADD-12(←説明書のPDF)やKORGのKR miniもあるのですが、DD-12はパッドが付いているので練習や簡単な演奏に向いていて、KR miniは手軽に遊べる良さがあります。RD-6はこれらとは違い純粋なドラムマシーンという感じ。PCやMacともつなぎやすいイマドキな仕様になっているため、今買うなら使い勝手という面でも選択肢としてありだと思います。volcaシリーズよりも倍くらい大きく筐体もしっかりした印象なので、カラーバリエーションからおもちゃな雰囲気を感じなくもないですが、volcaシリーズほどのチープさ(それはそれで魅力ではあるのですが)はありません。

手始めに、RD-6とSWINGをつないで同期させながら、SWINGにvolca fm2をつないで演奏してみました。音としては、1980年代の懐かしい感じが味わえて、音作りや音楽づくりに夢中になっていた頃を思い出し、ちょっとワクワクした気持ちになりました。操作をしながらどうなるか確認していくと、いじっていてとても楽しいしわかりやすいと思いました。

自室には、まだ古い機材もあるので、いろいろとつないでどんな雰囲気になるのかやってみたいと思います。(そろそろ新しい録音機材がほしいかな…) 

2023年8月24日木曜日

MIDI&CV/Gate対応コンパクトキーボードでKORGのvolcaシリーズを鳴らしてみる

これまでに、KORGのvolcaシリーズをSQ-1で鳴らして自動演奏をしてきましたが、自宅にあるMIDIキーボードとSQ-1をうまくつなぐことができず、どうしたものかと思案していました。SQ-1にはMIDI OUTしかなく、INはSYNCのみなので、直接つなぐことができないのは、当然と言えば当然のことです。

いろいろと情報をいただきながら手元にあるものでどうにかできないだろうかと考えていたとき、AmazonでMIDIとCV/Gateに対応した小さなキーボード(ミニ鍵盤32鍵)を見つけてしばらく悩みました。これまで自宅で使っていたMIDIキーボードは、RolandPC-300(←取扱説明書のPDF)という古いMIDIキーボードです。とっくに生産は終了しているし、Mac用のドライバは古いものしかなく、今のmacOSでは動かないのでUSB経由でつなぐことができない状況になっています。USB⇔MIDIインターフェイスを介してMIDI信号をやり取りすることはできるのですが、PC-300からのMIDI信号をSQ-1でCV/Gateに変換してvolca modularまでつなげることができないのです。(PCやMacからのMIDIデータは、SQ-1でCV/Gateに変換できるらしい)悩んだ末、やはり新しいキーボードが必要だという結論になりました。

今回購入することにしたのは、BehringerというメーカーのSWINGというキーボードで、Mac用のドライバ(リソースセンターで見つけることができる)があることと、CV/Gateでコントロールできることが決め手になりました。Amazonで購入しましたが、かなりリーズナブルなのにしっかりとした作りになっていて、人気が出そうな気がします。

このSWINGにMIDIでコントロールできるvolca fm2をつないで動作確認をしてみましたが、全く問題なく鳴らすことができました。シーケンサーも良い感じの鳴り具合でいじっていて楽しくなってくる感じ。SYNCでテンポを同期させてvolca fm2のシーケンスデータも一緒に鳴らすことができました。いろいろやっているうちにケーブルがごちゃごちゃしてきて収拾がつかなくなってしまったので一度整理してからもう1台のvolca modularをつないでみようと思います。